9月の市議会議員選挙の立候補予定者が見えてきた。再選を狙う現職、初挑戦の若者、元議員、当選するまでは何度でもと挑む新人など多彩な顔ぶれ▼島では中山市長誕生以降、政治を志す若者の台頭が顕著になってきた。その市長選後に行われた議員選挙でも新人若手候補者が大健闘し多数当選、議会は一気に若返った▼しかし有権者が期待し、若さの特権である既成概念にとらわれない柔軟さで市政刷新を目指してほしいと強く願った思いとは違う動きをする者もいて、それには首をかしげざるを得ない▼勉強不足も目立つ。今後、経験を重ねることでその点は克服できるだろう。ただ大成してもらうには再選は必須。選挙ごとに新人が入れ代わり立ち代わり当選するのでは育つ暇がない。自分は期待されていると思う1回生議員はぜひとも鬼の立ちはだかる2期目を開く努力をしていただきたい▼議会を元気にするには若さも大事な点だが、現実には久しく高齢化社会、福祉社会、男女共同参画社会が叫ばれているので、多様な考え意見を反映させるためには団塊世代以上の高齢者、障がい者、女性の代弁者が少なからずいてもいい。いや必ずいた方がいい▼とはいえ、当初は有権者様様だった議員がいつのまにか自己の利欲に熱心になる傾向もあり見極めは大事。(仲間清隆)
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