8年半ぶりに容疑者が逮捕された栃木県今市市(現日光市)の小1女児連れ去り殺害事件は、連日テレビに取り上げられ、あらためて全国の女児を持つ親たちに衝撃を与えている。八重山もこの事件を人ごととせず、気を引き締める必要がある▼というのも先日、孫が通う小学校から不審者情報が届き、さらに過去には50代以上の方々には今なお記憶に鮮明なせい惨な同種事件があったからだ▼不審者情報は先月中旬夕、真栄里のゲームショップ付近で30代の男が買い物帰りの女子児童を追いかけ、服を脱がそうとした事件があり、各家庭に「いかのおすし」徹底などで安全対策を促したものだ▼以前は市内でも立て看板などでよく見かけた「いかのおすし」とは、知らない人について行かない、知らない人の車に乗らない、大きな声で叫ぶ、すぐ逃げる、知らせるの頭文字をとった警視庁考案の防犯標語▼さらに過去の事件とは、28年前の1986年12月、平得公民館で遊んでいた小学2年女児が、39歳の男に乱暴目的で連れ去られ殺害された一審は死刑判決、郡民に衝撃を与えた残忍な事件だ▼今も絶えず不審者情報があるように八重山は、ごく普通の顔をしておかしな人が潜在、子どもたちは常に危険にさらされている。地域の見守り体制は大丈夫でしょうか。(上地義男)
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