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デルタ株7割か 2カ月近く高齢者ゼロ

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デルタ株の状況や今後の対応などが話し合われた八重山地域新型コロナウイルス感染症対策本部=6日午後、八重山合同庁舎

 八重山地域新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・曽根淳八重山事務所長)は6日、7月26日から同29日に同管内で採取された検体の約7割が「デルタ株」疑いのある変異株(L452R)だったと発表した。デルタ株は感染力が強く、若い人でも重症化する恐れがあることから感染対策の強化を呼び掛けている。一方、6月15日発表以降、60歳以上の新規感染者が出ていないことから「ワクチンの効果が出ている」との見方を示した。

 八重山保健所(比嘉千賀子所長)では、デルタ株の疑いのある変異株の検査を毎週実施しており、7月26日から同29日に採取された20検体のうち12検体を検査したところ67%にあたる8検体が陽性と判明した。

 県内全体のデルタ株疑いの割合は78.91%と前週の56%から大幅に上昇。沖縄本島を中心にデルタ株にほぼ置き換わっていると見られる。比嘉所長は「本島の状況を見ると(デルタ株の割合が)上がる可能性がある。八重山も本島並みに置き換わっていると想定しての対応が必要だ」と警戒感を強めている。

 石垣市内の65歳以上の高齢者を対象としたワクチン集団接種は6月27日までに2回目を完了。接種率は8月6日までに9割以上に達した。

 曽根所長は60代以上で新規陽性者が2カ月近く出ていないことについて「石垣市や竹富町などワクチン接種の割合がかなり高い。ワクチンの効果が出ていると考えられる」と述べた。


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