【与那国】8月3日告示、同8日投開票の町長選で初当選を目指す前西原武三氏(67)の総決起大会(後援会主催)が30日夜、祖納の後援会事務所で行われた。支持者を前に前西原氏は、人口減少対策として「東京から与那国までの直行便をなんとかしたい。大きなパイプを持つ県議団に要請し、国に強く要望して実現したい」と決意した。
会場には青色のはちまきをした支持者が結集。弁士たちは前西原氏と町議選補欠選挙に出馬予定の市成寿次氏(31)への支持を呼び掛けた。
後援会長の外間守吉町長は「この16年間で町の予算が倍になった。5年前に自衛隊を誕生させた。その先頭となったのが予定候補者だ」と前西原氏をPR。対立候補には「改革会議と一緒に行動しているのは矛盾。統制、秩序もない」と指摘した。
自民党沖縄県支部連合会幹事長代理の花城大輔県議は「一部の自衛官が投票先を決めかねていると聞く。自民公認、公明に推薦されているのは誰か」と強調、大浜一郎県議も必勝を呼び掛けた。
中山義隆市長は激励メッセージを寄せ「外間町長の人脈を継承し自民(公認)、公明推薦という国政与党とのパイプを生かせる新しい町長を」と伝えた。
前西原氏に公明党の推薦状を手渡した同党八重山支部連合幹事長の石垣達也市議は「与那国の地場産業、子育て福祉を解決できるのは前西原予定候補しかいない」と訴え。自民党石垣市支部幹事長の我喜屋隆次市議もマイクを握った。
選対本部長を予定する嵩西茂則氏は「650票の目標に到達できる準備が整った。狂いはない」と宣言。県選出の国会議員、西銘恒三郎氏らの電報も紹介。補欠選の市成氏も決意表明した。