石垣市老人クラブ連合会(慶田城久会長)主催の第37回趣味のクラブ発表会が30日午後、市民会館大ホールで行われた。各クラブ会員らの多彩な演技に、会場は温かな雰囲気に包まれた。新型コロナの影響で昨年は中止だったため、2年ぶりの開催。改修後初のホールは大盛況となった。(後日写真特集)
舞台の部では、舞踊、三線、大正琴歌謡、カラオケ、フォークダンス、社交ダンス、ハワイアン・フラ、日本舞踊、シニア3B体操、健康体操民踊の10クラブが出演。ロビーでは、手芸、書道両クラブが作品を、ふれあい農園クラブがトウガンなどの農産物を展示した。
舞台では、三線クラブが男女のかけあいでゆんた2曲を演奏。最高齢95歳、全員が80歳以上のメンバーで活動する、大正琴歌謡クラブも、豊かな音色を奏でた。今年から活動を開始したシニア3B体操クラブは美しい体操を披露した。
会場には会員の友人や子ども、孫なども訪れ、盛んに拍手を送った。
石老連によると、趣味のクラブは20クラブで300人余りの会員が、毎週2時間ほど活動に励んでいる。
会の冒頭、慶田城会長は「趣味のクラブはフレイル(虚弱)を予防し、健康寿命を延ばし、百歳人生を生き抜く力につながる大きな役割をはたしている。あこがれの大舞台いっぱいに繰り広げられる息の合った演舞へのご声援をお願いします」とあいさつ。
中山義隆市長も「大ホール改修後の初めての舞台。一層素晴らしい演技をご覧いただけると思う。高齢者の生きがいとして市が委託した趣味のクラブの集大成として開催できてうれしく思う」と祝福した。