スマムニ(方言)継承、保存について、いろんな示唆を頂戴している新川在住の読者から18日の1面見出し「ぷしんちゅ(星の人)になろう」は沖縄本島の方言ウミンチュをもじった造語だとは思うがスマムニに妥当な言葉が無い時は共通語で表すべきではないかとのご指摘▼その通りだが、言葉は時代と共に変容してきたという考え方もあり難しい。事実、地域独自のスマムニも外来語、新語(造語を含む)を取り入れない事には会話が成り立たない現実がある▼そもそも事の起こりは石垣市発祥のTシャツ会社が海人というデザイン文字をウミンチュ(漁師を意味するならウミアッチャーが多数派)と読ませたものが大人気を博したため▼以後、○人(本来なら○ピィトゥ)を○チュと読ませる造語が多く出てきた。今回のぷしんちゅ(星の人)もその類だろうが理解してもらうには説明が必要だ▼その後、八重山発信でウミンチュに続くスマムニ新造語が全国を席巻。中でもビギン作「島人の宝」はスマムニを日本中に広めた。島人はスマムニでは内地人(ナイチャー)同様、シマーである。しかし、ビギン作「シマーの宝」では音として弱い。やはり「シマンチュの宝」だろう。響きが違う▼カミンチュ(神人)いわく、作る神あり、捨てる神あり、拾う神あり。(仲間清隆)
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