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4年で荒れた島を改善 保革共闘で町長に

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勝利に向けて「頑張ろう」を三唱する糸数陣営の支持者ら=27日夜、祖納の特設ステージ

 【与那国】8月3日告示、同8日投開票の町長選で初当選を目指す糸数健一氏(67)の総決起大会(後援会主催)が27日夜、祖納の特設ステージで行われた。集まった支持者を前に糸数氏は「与那国小唄に歌われた田原水田に満田原水田、山も荒れ放題。人心まで荒れている。限られたこの4年間で、必ず島を改善する」と町政奪還へ決意表明した。

 会場には緑色のはちまきをした支持者が集結。後援会の崎原孫吉会長は「4年前の雪辱を果たし、正義感あふれる糸数君を町政に送り出そう。保革一緒になって健一君を応援している」と呼び掛けた。

 告示後の選対本部長を予定している与那原繁氏は「4年前、このような立派なステージはなく、応援議員も與那覇英作さん1人で寂しい総決起だった」と振り返り、「今回は5人の議員がそろった。ここにきて情勢が良くなっている。最後は一人一人の団結力が勝利を呼ぶ」と力を込めた。

 與那覇氏は「今回は“反外間”ではないが、同じ系列を引く人が立候補する。4~5人のための政治では島に人が集まらない」と対立候補を批判。

 崎元俊男氏は「私は革新系町議として3期目で一部批判はあるが、それを乗り越えてでもこの町を変えないといけない」、杉本英貴氏は「糸数さんは町民と共に行政を創っていける」など保革共闘を強調した。

 与党から糸数支持に回っ金城信利氏は「この選挙は今まで方向性の違った議員が一緒になり、大きい矢印のもとで進行方向を決める選挙だ。糸数健一を町長に送り込もう」と声を張り上げた。

 竹富町の西大舛高旬町長は「どぅなんちまの心を一つに、勝利に向け力いっぱい汗をかいていこう」とメッセージを寄せた。


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