平得大俣への陸上自衛隊駐屯地建設に伴う造成工事で沖縄防衛局が8、9、12の3日間、伐採樹木の調査を石垣市と合同で行ったことが市への取材で分かった。市によると、カンムリワシの営巣が確認された場所の周辺は調査しておらず、営巣状況を確認した上で行う。
防衛局から環境コンサルタント、有識者、市からは都市建設課、環境課、農政経済課、教育委員会文化財課の職員らが参加。1班5、6人単位で2班に分かれて調査した。
伐採樹木を巡り、防衛局は存在しないとされるサキシマスオウノキ約284本、アマミアラカシ約8812本を伐採すると通知したが、その後の調査で確認されなかったことが判明。これを受け、市と合同で全体調査を行うとしていた。