ユッカヌヒー(旧暦5月4日)の6月1日に開かれる石垣市爬龍船競争大会の出漕レースを決める中・西合同チームの「分かしハーリー」が29日午前、石垣漁港で行われ、3組の熱戦の結果、中二組が勝ち、7年連続で「上がり」の出漕権を獲得した。2位の西組は「御願」、3位の中一組は「転覆」への出漕が決まった。
中二組の上原正照委員長は「こぎ手がよく頑張った。本番に向けさらに調整し、上がりを制して総合7連覇を達成したい」と決意を示した。
分かしハーリーは往復800㍍を3周する本番と同距離で行われ、後半に頭一つ抜け出した中二組と西組がゴール直前までデッドヒートを繰り広げ、中二組が僅差で制した。 会場には漁業者のほか多くの地域住民も訪れ、ドラを鳴らし「頑張れ!」と声援を送り、伝統の分かしハーリーを観戦した。