石垣市教育委員会(石垣安志教育長)と市福祉部子ども未来局(南風野哲彦局長)は10日夕、記者会見し、市内の新型コロナウイルス感染者が減少しつつあり人流抑制に一定の効果が出ていることを踏まえ、市内小中学校や公立幼稚園、子ども園などの臨時休校を当初予定の13日までとし、14日から再開すると発表した。ただし、今週末に感染が急拡大した場合は再開を見直す可能性もある。
学校再開後、小中学校は、給食を含む通常授業で、分散登校などは行わない。部活動やスポーツ少年団などの活動は15日までの市独自の非常事態宣言期間中は全面休止。16~20日の県緊急事態宣言期間中は条件付きで活動を認める。学校施設の外部利用は県緊急事態宣言中は不可。
市内公立幼稚園、子ども園、子どもホットステーション、放課後児童クラブは登園再開とし、私立幼稚園や子ども園にも同様の要請を行う。子どもセンターやとのすく児童館、こっこーまは、利用制限を20日まで延長する。
また、公立および認可保育園、子ども園などの園児は受け入れるが、20日までは家庭内保育をお願いする。
このほか、市内では家庭内での感染が多いことから、市内小中学校、公立幼稚園、子ども園などの園児児童生徒は、家庭内に保健所から濃厚接触者と判断された人がいる場合は登校・登園を停止。当該濃厚接触者が陰性と判定された場合は登校・登園可とする。
また、休校期間中に島外へ旅行などをした児童生徒は帰島後1週間の自宅待機とする。
児童生徒の感染状況について、前三盛敦教育課長は「陽性となった児童生徒のクラスや所属クラブなどのPCR検査は休校中に全て終えた。家庭内で感染する可能性はあるが、学校由来の感染は全て検査済み」と説明した。