第46回八重山古典民謡コンクール(八重山毎日新聞社主催)の審査順を決める抽選会が15日、本社会議室で八重山古典民謡保存会の前花雄二会長、長浜寛副会長の立ち会いのもと代理抽選で行われた。出場201人には各研究所から通知される。
新型コロナウイルス感染防止のため社外からの出席者を正副会長のみに限定。事務局が抽選した。今コンクールでは最優秀賞に67人、優秀賞に62人、新人賞に58人、奨励普及賞に14人が挑戦する。課題曲は6月17日に決まる。審査は7月2日から3日間、石垣市民会館中ホールで非公開で行われる。
垣本徳一常務取締役社長室長は抽選会で「昨年のコンクールはやむなく延期となったが、ことしは感染症対策ガイドラインを作成して進めている。審査まであと1カ月半ほどあるが、感染症が収束に向かい、審査ができるよう祈っている」とあいさつ。島外からの出場者にはPCR検査を義務付けることにしている。
抽選会終了後、前花会長は「ことしもコロナで思うような稽古ができない中、これだけ多くの人が挑戦してくれることは心強い。みんなでコロナ感染が出ないよう取り組んでいきたい」と話した。