本年産1期米の収穫が、23日に西表島で始まったのに続き、石垣島でも24日、石垣市新川平田原で始まった。市内石垣の山根政人さん(40)が2月4日に植えたひとめぼれを水田15㌃でコンバインを使って収穫し、JAおきなわ八重山地区ライスセンターに560㌔を搬入した。
JAおきなわ八重山地区営農振興センターによると、今年の生産見込みは石垣島で720㌧、西表島で150㌧。今年の新米は6月6日から、ゆらてぃく市場など店頭に並ぶ。
山根さんは平田原と名蔵の水田12㌶で稲を栽培。ひとめぼれを中心に苗床も自家生産している。この日の収穫に「刈り始めに雨が降らなくてホッとしている」と安堵(あんど)した様子。
作柄については「日照不足と3、4月の寒さで例年より成育が遅い。6月ごろから収穫できる米の出来栄えに期待している」と話した。