午後10時までに帰宅せず夜遊びをしているところを指導された児童生徒が２０１３年度で２５９人に上り、前年度の１３７人から倍増したことが石垣市青少年センター（丸山さい子所長）のまとめで分かった。八重山署によると、同10時以降、深夜はいかいで補導されたのは13年の１年間で前年の２９７人から６４８人に増えており、夜遊びの増加に比例する格好となっている。
センターによると、街頭指導は８班で市街地から白保までをカバー、午後８時から同10時まで年間15回程度、行われている。13年度に街頭指導を受けた児童生徒は６１６人で、１回当たり41人が指導を受けていることになる。
指導時間帯に、目的もなく出歩いていた夜遊び型は２５９人もいた。文化祭のダンスの練習中や帰宅途中に指導を受けた児童生徒は３５７人だった。
夜遊び型が倍増していることについてセンターは「関係機関で分析して対策を検討したい」としている。
八重山署によると、13年の１年間に深夜はいかいで補導された児童生徒は高校生３３３人（前年３６０人）、中学生２１０人（同１３１人）、小学生11人（同12人）だった。
夜遊び型の指導が２倍になったことについてセンターの砂川栄秀副主幹は「警察、学校のデータとも突き合わせて分析し、どこを重点的に指導すべきか対策を考えていきたい」と話している。