環境省那覇自然環境事務所は18日、石西礁湖内の黒島東海域で移植サンゴの産卵を確認した。移植サンゴの産卵は2010年5月以降5年連続。
同事務所によると、産卵したのは05年から08年に移植したサンゴ(7~8年齢)とみられ、黒島東海域の5カ所で18日午後10時30分ごろに一斉に放卵する様子が観察された。
環境省では、石西礁湖の自然再生に向け02年度から調査を開始。2年後に有性生殖法によるサンゴ群集修復実証試験(サンゴ移植)を実施、翌年からサンゴ群集修復事業を行っている。
環境省では05年度から13年度にかけ、主に黒島近海の約0・23㌶の面積に約3万4000個のサンゴ種苗を移植している。