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生き残りのカギは「消費者」 コンビニ競争

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今月末にオープンを予定し、21店舗目となるココストア=23日午後、市内登野城

 コンビニエンスストアの「ココストア」が今月末に石垣市内で21店舗目のオープンを控えるなか、沖縄ファミリーマートは10月にも石垣島での1号店をオープンさせる考えだ。子どもからお年寄りまで幅広い層が利用するコンビニのフランチャイズチェーン2社時代が到来するのを前に、消費者や関係者の反応を探った。(砂川孫優記者)

 

■水面下で調整

 

 沖縄ファミマは4月30日現在、県内で236店舗を展開し、県内トップのシェアを誇る。

 石垣市内では本年度中に10店舗を展開する予定で、10月にも島内第1号店がオープンし、同時期に6店舗が相次いで開店する見通し。専用倉庫と配送を兼ねた物流センターも市内浜崎町に整備する計画だ。

 ファミマのオーナーになることを検討している会社代表の男性は「企業としての経営にかかわるのでコメントはできないが、いろいろな条件がある。ファミマ側との調整で今後、決定する」と話した。

 別の予定者は「出店準備を進めており、店舗予定地も問題ない。無事に契約を結びたい」と意欲。

 沖縄ファミマの担当者は「契約オーナーの事情があり、出店予定地の地主や家主との調整がまだ残っている。出店場所は話せない」としている。

 

■「資本勝負」

 

 ココストア協同組合の東宇弘理事長は「コンビニが多くなると人や物の流れが変わり、地域の街並みも変化する。どの店舗が最終的に残り、コンビニの数がどうなるかは消費者の判断」と語った。

 ココストアを経営するオーナーの男性は「(ファミマ)参入でどの店舗が生き残れるかだ。最終的にはどの店舗も本社直営で運営され、互いの資本勝負になるとみている。本社も相手の進出を見込んで増店させ、空いている土地や場所の穴をふさいでいるという状況」と語る。

 

■市民は関心

 

 コンビニ競争が激化する兆しについて、44歳の男性は「ココストアには地元産の刺し身や加工商品があるのでよく利用する。年中空いているスーパー感覚で便利。通い慣れた店がいい」と話す。

 29歳の男性は「自分は『ファミマ派』なので出店はうれしい。友人同士では何処に出店するか予想している」と喜ぶ。

 33歳の女性は「八重山の雇用にコンビニが今後、どれだけ貢献できるか注目」と意見はさまざまだ。


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