日本一早い米どころで知られる石垣島で24日から、1期米が収穫の時期を迎える。
約17㌶の水田が広がる石垣市新川の平田原では、出穂期の稲がたわわに実っている。
市農政経済課によると、今年は3~4月の低温続きで稲の成長が遅れ、収穫が平年より3週間遅れているという。
すでに登熟期に入っている水田では、黄色くなった稲穂の香りが辺り一面に漂っている。ちなみに21日は24節気の一つ「小満」。6月6日の「芒種(ぼうしゅ)」までを沖縄では小満芒種(スーマンボースー)といって、梅雨が最盛期を迎え、雨の多い時期とされている。
石垣島地方気象台によると、梅雨入りした5日から21日午後6時までに石垣島で301㍉、西表島159・5㍉、与那国島で162㍉の雨量を観測。記録的大雨となった石垣島では、梅雨期間中の総雨量の73%の雨が降っている。