第29回八重山盆栽展(主催・日本盆栽協会八重山支部、八重山毎日新聞社)が10日から2日間、石垣市民会館展示ホールで開かれるのを前に、審査が9日午後、同展示ホールで行われ、21点のなかから伊志嶺吉盛さんのハマシタンが金賞に選ばれた。
同展は同支部(東大濵賢哲支部長、会員23人)の会員21人が丹精込めて育て上げた盆栽を一堂に展示し、盆栽に対する市民の関心を深めることが目的。今回はハマシタンやガジュマル、ハマゴウなど11種21点が参加。会場には昨年の銀賞と銅賞の作品など7点も展示する。
審査は審査委員長の新城弘志同支部顧問と審査委員の黒島安隆本社社長が行い、21点の枝ぶりや立ち上がり、枝の配置などを審査し、入賞作品9点を決めた。
新城審査委員長は「どの作品も盆栽展に合わせてしっかり仕上げてきており、甲乙つけがたかった。今年は4月になっても肌寒い日があったが、これまで積み重ねてきた経験と技術で対応できている」と話した。
盆栽展は10日が午前9時30分から午後6時、11日は午前9時から午後5時まで。表彰式は11日午後1時から市民会館2階会議室で行う。
審査結果は次の通り。
▽金賞=伊志嶺吉盛(ハマシタン)▽八重山毎日新聞社賞=平良博亘(ハマシタン)▽銀賞=伊佐ヤエ(小品箱飾り)▽銅賞=上間雅之(ハマシタン)、東大濵賢哲(三点飾り)▽奨励賞=嘉手川尚(三点飾り)、野原啓三(ハマシタン)、川満明孝(ハマゴウ)、上間宏明(ハマシタン)