石垣市立八重山博物館(宮良芳和館長)は、平成25年度博物館体験講座「民具アンツク作り」の受講生の作品展を11月29日から同館で開いている。8日まで。
作品を懐かしそうに見入っていた美里ハルさん(90)は「昔はどの家にもあって玄関に飾ったりしていた。バショウで包んだ豆や麦、豆腐やイモなどを入れて農作業に出掛けた」と話した。
アンツクは石垣実佳さん(67)を講師に11月16、17の2日間開かれた講座で受講生24人がつくった作品。
昔は一般的だったアザナシ(アダンの気根の繊維)を使って作った故・小浜蒲戸さん=白保=のアンツクも展示されている。
時間は午前9時から午後5時まで。