昨年4月から今年3月までに、南ぬ島石垣空港で乗り降りした2013年度の乗降客数は、218万5791人に達していたことが、石垣空港管理事務所(上地正宏所長)のまとめで分かった。12年度の168万6501人から29.6%もの大幅増。また、旧空港で年度最高だった06年度の195万7361人を22万8430人(11.7%)上回る過去最高を記録した。
13年度の新空港開港後、最初の年間実績となる。乗降客数の大幅増は新空港開港以降、既存航空会社の路線拡充、格安航空会社の新規参入などが要因。
路線別では幹線の那覇線が133万余で前年度から2.8%の微増。一方、県外路線は71万3037人で、前年度から182.19%の大幅増。特に全日本空輸(ANA)の中型機が運航した羽田線は前年度から215.55%増と大きな伸びを示した。
航空会社別では、ANAの91万5474人(前年度比29・29%増)がトップ、日本トランスオーシャン航空(JTA)の81万1215人(同8.92%減)を上回った。ANAのトップは1989年に乗り入れて以降、初めてとみられる。東京、関西、福岡、中部など本土直行便を充実させたことで大幅に乗降客数を伸ばした。
琉球エアーコミューター(RAC)は11万7284人(同54.94%増)で、与那国路線が好調だった。
昨年6月から関西、9月から那覇の2路線で就航したピーチは11万2466人。同年7月から那覇、神戸、成田の3路線で運航を開始したスカイマークは21万4156人だった。