異業種の面々と交流できる社会奉仕団体と趣味の同好会に所属し、和気で盛り上がっている。和気あいあいの和気である▼その一つに国道沿いのヤラボ(テリハボク)並木の早朝新芽摘み採り散歩がある。伸びきってしまうとカマやナタが必要な大仰な作業になるので、芽吹き時に、すかさず素手で摘んでしまおうと始めたもの▼それぞれが勤務の都合で早朝参加は難しいとこぼしながらも、早起きと散歩を兼ねたこの作業は楽しいとほぼ欠かさず参加している会社会長、司法書士、お寺の住職、八重山支店長、ホテルの役員もいて多彩な顔ぶれ▼作業は一人が先行、その後から見落としを注意しながら摘み、持参のビニール袋へ集めていく単純作業。ついでにポイ捨てされた空き缶なども拾うが、灰皿に代用したのか黒ずんだ液汁と強い臭いがあり、一人がすかさず、「どうせなら貯金箱代用にしてお金を入れて投げ捨ててくれればいいのに」▼摘み取りが佳境に入ると、さらに口は滑り新芽活用のアイデアで盛り上がる。「土をかぶせていい肥料を作ろう」「煎じて飲めないか。薬効はないか」傑作は「1袋○○円で役所が買い上げる。費用対効果ではダントツでないか」▼昔は税金でネズミの尻尾やイノシシの顎も買い上げていた。土木事務所で検討の価値あり。(仲間清隆)
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