子どもと図書館講座(同実行委員会主催)が1日、市立図書館で開かれ、埼玉県立新座高校図書館の宮崎健太郎司書が「子どもの可能性を広げる図書館からの支援」のテーマで講話した。
勤務9年目の宮崎司書は当初、生徒の自分に対する信頼感や有能感を表す「自己効力感」が極端に低いことに気づいたという。
「調べ学習の積み重ねや、成功体験が自己効力感を培い、向上させる」として、疑問に対して探求を促し、気づきや自信につなげる「あなたの『?』を『!』に」をキャッチフレーズに、さまざまな取り組みを行ってきた。
宮崎司書は「生徒の日常的な『?』を『!』に変えてこそ、本当の探求活動。生徒が本音や好奇心をさらけ出せるような普段使いの自由な場を意識していきたい」と述べた。