地域のグリーンツーリズムを体験し、自然環境や地域産業を守ろうと八重山農林高校(渡久山修校長)グリーンライフ科の2年生30人が23日、宮良川でカヌーを体験した。
生徒たちは石垣島観光の上平友希事業部長からパドルの使い方やこぎ方などを教わった後、午前11時すぎにカヌーに乗り込み、上流に向けてスタートした。
途中、以前はなかったという赤土が堆積している場所でカヌーを降り、赤土が堆積した理由やごみの漂着などについて話を聞いたり、実際に赤土を触ったりした。
カヌーは初めてという譜久島蓮君(17)は「赤土が流れてきていることを知ることができ、いい体験ができた。ごみを捨てないようにしようと思った」、嵩原翼君(16)は「カヌーは楽しかったが、赤土がたまって汚くなっているのを見て悲しかった。海岸清掃などに参加していければと思う」とそれぞれ感想。
上平事業部長は「こういう機会がなければなかなか行けない場所。実際に見て何かを感じ、忘れないようにしてほしい」と話した。