45歳未満の新規就農者を支援する事業で石垣市は28日、杉原真美さん(37)=川平=、根間信明さん(22)=新川=の2経営体に青年等就農計画認定書を交付した。今年度は3経営体目、通算では24経営体目となる。
認定を受けると、最長5年間の給付金150万円か、農業機械・施設の整備支援のいずれかを受けることができる。
杉原さんは5年後に60㌃9296㌔のパイン生産を計画。この間、講習会への参加、地域の農家との交流で知識を深めるなどして安定した農作物の収穫を目指す。農作物や動物と触れ合う農家セラピーも視野に入れている。「これから長い間、頑張っていきたい。より多くのパインをつくり、高く売っていきたい」と話した。
根間さんは5年後に紅イモで10㌃2000㌔、ゴーヤで10㌃5123㌔、マンゴーで15㌃1380㌔の生産を計画。親元で3年間学んだ知識を生かしつつ、生産部会に加入して技術向上に努める考え。「今後は親から独立し、責任と自覚をもって農業に励みたい」と意気込んだ。
市長室で認定証を交付した中山義隆市長は「若い農家のリーダーとして今後、若い人たちが農業をやりたいと思えるような先輩の姿を見せてほしい」と激励した。