【那覇】ちゅらうちなー安全なまちづくり推進会議(会長・仲井真弘多知事)は16日、「ちゅらさん運動10周年記念式典」を浦添市で開き、安全な地域づくりに貢献した石垣市の八島小学校(吉剛校長)と「きいやま商店」を表彰した。
「ちゅらさん運動」は、2004年度の「ちゅらうちなー安全なまちづくり条例」の施行を機に、犯罪のない社会の実現を目指して県主導で始まった。
県内では現在、700を超える自主防犯団体が結成され、27000人余がボランティアとして活動し、刑法犯の認知件数が減少するなど、治安向上にも効果を上げている。式典では15個人13団体が表彰された。
八島小は、明るい学校、うるおいのある家庭、住みよい地域に取り組む当たり前の十か条の活動、きいやま商店は万引防止PR大使などの活動がそれぞれ評価された。
吉校長は「受賞をありがたく思う。今後も明るく当たり前の十か条の輪を、地域に広げていきたい」と述べた。仲井真知事(代読)は「皆さんの素晴らしい取り組みに感謝したい。この取り組みが多くの県民に広がっていくことを期待する」と述べ、引き続き、ちゅらさん運動への協力を求めた。