八重山市町会(会長・中山義隆市長)は15日夜、先島視察のため就任後初めて来島した宮腰光寛内閣府特命担当相に、宮古・八重山での地震・津波観測システムの設置など7項目を要請した。
中山市長、西大舛髙旬竹富町長、外間守吉与那国町長が市内で行われた夕食懇談会に先立ち、「地域の発展のために協力をお願いしたい」と要請書を手渡した。
項目はほかに▽石垣空港の検疫飛行場指定(市)▽新港地区整備事業の推進(同)▽海洋基本法に基づく施策を整備するために必要な財源の確保に関する特別措置法の創設(竹富町)▽波照間空港路線の再開(同)▽地下ダムの整備(与那国町)▽田原川の整備促進(同)。
共通項目の地震・津波観測システムでは、「南西諸島地域は観測体制の空白地帯となっている」として要望した。海底活断層を直接観測し、大地震の発生確率を可能な限り明らかにし、発生時の被害を最小限にするため、同システムの早期構築を求めている。
宮腰担当相は16日、島内各所を視察する。