前半は2位の西表に58秒差をつけて川平が初優勝。前回の悔しさをバネに、毎週水曜日のマラソンクラブ合同練習に参加するなど、中高生を中心に強化を図ってきた。
前回の区間記録を基準に、選手に目標を持たせるよう意識してきたという島尻勝人監督(55)は「一人一人のやる気、意識の高まりが前半優勝につながった」と振り返る。
今回は特に8区の喜屋武海周(24)が区間賞と最優秀選手賞、9区の島尻説仁(よしひと、16)が区間2位の走りで前半優勝に貢献。中学ではテニス部だった説仁は、チームの力になりたいと、高校では駅伝部に所属。「今後は区間賞を取りながら川平を総合優勝に持っていきたい」と意欲。
一方、後半12位、総合8位の結果に、島尻監督は「一般のエースがおらず、育成が課題。今の中高生を鍛えて一般につなげていければまだまだ強くなる」と先を見据える。