ことし9月に創立30周年を迎えた石垣市観光交流協会青年部(請盛真実部長、部員33人)は23日、記念事業の基調講演と祝賀会を市内ホテルで開いた。集まった関係者やOBらが30年の歴史を振り返りながら、今後の八重山観光の在り方を考えた。
祝賀会で請盛部長は、青年部の礎を築いてきた歴代の部員に敬意を払い、「今後もリピーターの増える島にするため、部員それぞれの発想や青年部らしい意見を会議の場で協議して石垣島観光の魅力を発信していきたい。30年という節目を機にさらにステップアップを目指す」と力強くあいさつ。
市観光交流協会の大松宏昭会長は「環境の変化が激しい観光業界。ニーズへのマッチングを図り、青年部が親会をリードしていくような組織になってほしい」と激励した。
中山義隆石垣市長に代わって漢那政弘副市長が祝辞を述べ、歴代の部長もあいさつした。
第7・8代部長の上間喜仁氏、第10・11代部長の砂川省吾氏に感謝状が贈られた。
祝賀会に先立ち、琉球大学大学院観光科学研究科国際地域創造学部教授の下地芳郎氏が「これからの石垣観光~世界のベスト・アイランドを目指して~」をテーマに基調講演を行い、10年後を見据えた取り組みを提言した。