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詩吟の魅力を講話

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児童に詩吟の魅力を紹介する譜久嶺啓二さん=5日午前、真喜良小学校(同校提供)

 真喜良小学校(仲吉永克校長、369人)は5日、地域に住む譜久嶺啓二さん(75)を講師に迎え、全児童を対象に「詩歌の豊かな心と響き」と題して講話を行った。

 譜久嶺さんと詩吟との出合いは1972年。神奈川県で仕事の合間に偶然耳にしたことがきっかけ。Uターン後はしばらく詩吟から離れていたが、18年前から本格的に学び始めた。同時に仲間を募り、琉球岳風会八重山教場を立ち上げた。

 講話で譜久嶺さんは腹式呼吸について説明した後、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を詩吟独特の節回しで紹介。児童も一節を朗読した。

 大濵善太くん(6年)は「詩吟は普通の人では出せない声を出しているのがすごい。もっと、いろんな詩を聞いてみたかった」と感想を語った。

 譜久嶺さんは11年間、真喜良小学校前交差点で交通安全のボランティア活動を継続している。いつもと違う姿に触れ、児童らは驚きながらも講話に聞き入った。


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