大型で非常に強い台風24号は29日、宮古島の東海上を北上し、宮古島地方、沖縄本島地方などを暴風域に巻き込みながら九州方面向け遠ざかった。
八重山地方には同日午前4時ごろ最接近。風速25㍍以上の暴風域には入らなかったが、28日午後11時36分に石垣市登野城で32・6㍍の最大瞬間風速を記録。市内盛山で29日午前2時25分までの1時間に26㍉の強い雨が降った。
同日までに郡内で目立った被害は報告されていないが、農作物などへの被害が予想される。海上は30日にかけてうねりを伴い、引き続き高波に警戒が必要。
台風の影響で郡内の海と空の便はともに全便が欠航。空の便は南ぬ島石垣空港、与那国空港を発着する全66便が欠航し、少なくとも約2670人の足に影響が出た。30日は、29日午後7時までに少なくとも11便の欠航が決定している。
石垣島地方気象台は29日午前10時34分に暴風警報を解除した。