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両陣営、気勢上げ必勝誓う 県知事選

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「頑張ろう」三唱で必勝を誓う支持者ら=13日午前、真栄里の事務所前

 30日投開票の県知事選が告示された13日午前、石垣市内でも佐喜真淳氏、玉城デニー氏の両陣営が出陣式、出発式を行い、17日間の戦いを開始した。支持者らが「翁長県政4年間で国との対立が明確になった。国との信頼関係を取り戻そう」「玉城デニー氏を当選させて名護市辺野古、石垣島での新基地建設を阻止しよう」と気勢を上げ、必勝に向けて拳を突き上げた。

 

 【佐喜真淳氏陣営】 経済振興で離島の発展を

 「国と協力の県政取り戻そう」

 沖縄の未来をひらく県民の会石垣市支部(支部長・中山義隆石垣市長)は午前8時、真栄里の事務所前で出陣式を行った。経済振興による離島の発展を前面に打ち出して票の獲得を狙う。

 中山市長は「翁長県政4年間で国との対立が明確に出た。そのおかげで、県の一括交付金等の減額や見直しが行われ、建設土木業の公共工事は目減りしているのが現実。県政を取り戻し国との信頼関係の中で基地、経済、子どもの貧困問題を解決していく。市議選で勝利の勢いそのままに県知事選、県議選補選も勝たせていただきたい」と協力を呼び掛けた。

 連帯のあいさつで公明党八重山支部連合の平良秀之支部長はことし行われた県内の選挙戦を振り返り、「相手はイメージ先行の戦いをしている。私たちの力で八重山から反転攻勢ののろしを上げたい」と訴えた。

 西大舛髙旬竹富町長、自民党石垣市支部長の石垣亨市議、日本維新の会の箕底用一市議、東内原とも子市議、県議補欠選候補者の大浜一郎氏も「離島を元気にできる地域づくりを」などとあいさつした。

 最後は「頑張ろう」で必勝を誓った。

 

 【玉城デニー氏陣営】 辺野古と石垣陸自阻止を

 「翁長氏の遺志を引き継ごう」

 ひやみかちうまんちゅの会石垣・竹富支部(支部長・次呂久成崇県議)は午前9時から登野城の事務所で出発式。辺野古への新基地移設と石垣島への陸自配備の阻止を前面に打ち出して支持拡大を狙う。

 次呂久県議は「最期まで辺野古新基地建設阻止の決意、覚悟を貫いた翁長氏の姿は県民に勇気と感動を与えた」と感謝、「翁長氏の遺志を引き継ぎ、基地問題を脱却して新しい沖縄を築いていけるかが問われる大切な選挙」と意義を強調した。

 その上で「国防は国の専権事項だから自治体には限界があると辺野古新基地に反対しない相手は、憲法の地方自治の理念を否定している。自衛隊配備をめぐって石垣島でも同じことが起きている。デニー氏は新時代沖縄を目指し、翁長知事の遺志を引き継いで戦っていく。知事に押し上げていこう」と呼び掛けた。

 9日の市議選で当選した野党議員のうち花谷史郎、宮良操、内原英聡、大濱明彦、井上美智子、長浜信夫の6氏も駆けつけ、「玉城デニー氏の当選が辺野古と石垣島の新基地建設を止める手段になる」と訴えた。


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