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外来生物の悲劇学ぶ 伊原間中

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外来生物について学び「皆が幸せな自然」について考え紙に書きだす伊原間中学1年生ら=13日午後、国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター

 総合的な学習として外来生物について学んでいる伊原間中学1年生7人が13日午後、国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターで座談会を行い、外来生物が引き起こす悲劇について学ぶとともに「皆が幸せな自然」について意見を交わし考えを深めた。

 同校は豊かな自然環境を生かし、毎年1年生を対象に外来生物について学ぶ環境学習を行っている。エコツアーふくみみ(大堀健司代表)が外部講師を担当し、ことしで9年目。これまでの学習でオオヒキガエルを捕獲して胃の内容物の観察などを行った。 

 外来生物による悲劇として、アライグマを拾ったが保護することもできず悲しい思いをする男性のSNS投稿や、持ち込まれたミノカサゴがカリブ海や大西洋で生態系を狂わせている例などが紹介された。

 砂川さくらさん(13)は「かわいいからという理由だけで勝手に飼って捨てるのではなく、責任を持って対処していくべきだと感じた」と感想。

 生徒らは、年内に校区内の小学校で行う予定の出前授業に備え、それぞれが考える「皆が幸せな自然」や「小学生に伝えたいこと」を紙に書きだした。

 大堀代表は「同じ尊い命だが、外来種は駆除しなければいけないし、それは大人の仕事。皆さんには将来、悲しいことが起きないように、正しい判断ができる大人になってほしい」と語りかけた。


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