Quantcast
Channel: 八重山毎日新聞社
Viewing all 17280 articles
Browse latest View live

最優秀に浦崎里帆さん(石垣第二3年) 優秀は鈴木さん(西表3年)、棚橋さん(石垣3年)

$
0
0

2019年度英語ストーリーテリングコンテスト八重山地区大会で最優秀賞に輝いた浦崎里帆さん(中央)、優秀賞の鈴木虹さん(左)と棚橋響さん=15日午後、八重山合同庁舎2階大会議室

 2019年度英語ストーリーテリングコンテスト八重山地区大会(八重山地区中学校英語教育研究会主催)が15日午後、八重山合同庁舎2階大会議室で開かれ、郡内の中学2、3年生12人が語りと演技で英語の表現力を競った結果、最優秀賞に浦崎里帆さん(14)=石垣第二3年=、優秀賞に鈴木虹(さい)さん(14)=西表3年=と、棚橋響さん(15)=石垣3年=が選ばれた。3人は7月13日に那覇市の県男女参画センターてぃるるで開かれる同県大会に地区代表として出場する。

 同大会は生徒の英語に対する意識高揚、英語によるコミュニケーション能力向上を目的に開催。

 ことしは石垣市から6人、竹富町から5人、与那国町から1人が出場。生徒は1人ずつ壇上に立ち、登場人物ごとに声色を変えたり、身ぶり手ぶりを交えたりして、それぞれの物語世界を表情豊かに表現した。

 審査は地区内高校の英語科教諭やALT(外国語指導助手)など3人が担当。▽発音やイントネーションの正確性▽暗記の完成度、間の取り方▽ジェスチャーなど表現力|を基準に評価した。制限時間は5分。

 友利一史審査委員長(八重山商工高校英語科教諭)は「時間をかけてしっかり暗記すればより生き生きと表現できるので励んでほしい」と講評。

 「The Story of Ryukyu(りゅうきゅうの話)」という物語を生き生きと表現した浦崎さんは、受賞後「きょうは声が小さかったので、県大会ではもっと声量を上げられるよう練習して臨みたい」と目標を語った。

 3日前に発表練習に取り掛かったという鈴木さんは「県大会ではもっと余裕をもって演じられるようさらに練習したい」、棚橋さんは「感情はしっかり込めることができた。発音をより正確にしたい」と抱負を語った。

 このほかの出場者は優良賞を受けた。優良賞は次の皆さん。

 ▽小島南帆(久部良3年)、大城茜(白保3年)、砂川さくら(伊原間2年)、大山史帆里さん(船浦3年)、吉本輝星(小浜3年)、片岡虹桜(鳩間2年)、玉元まき葉(大原3年)、平井美羽(大浜2年)、赤嶺絢萌(名蔵3年) 


米原市道、バス通れず ヤエヤマヤシ群落

$
0
0

徒歩で移動する大勢の観光客。その間を縫うようにレンタカー(奥)が通行する=5月15日午後、米原のヤエヤマヤシ群落

 米原のヤエヤマヤシ群落へのアクセス路となっている市道に、県道79号石垣港伊原間線から観光バスなど大型車両が進入できなくなっていることが分かった。ツアー客を乗せた観光バスは、客がヤエヤマヤシ群落を観光する間、県道で路上駐車を余儀なくされ、多い時は数台が連なり、一般車両やレンタカーの通行の妨げになっている。群落は国の天然記念物に指定され、石垣島の代表的な観光地。早期の解決が求められそうだ。

 ヤエヤマヤシ群落へはこれまで西側にある市道から進入していたが、ゴールデンウイーク前ごろから、進入経路の一部にある民有地で大型車両の通行が困難となっている。観光バスの乗客は県道で下車、ヤシ群落まで徒歩での移動を強いられている。個人旅行のレンタカーなどは、市道を歩く人波を縫うように走行しているため、交通安全上の課題も浮上している。

 米原のヤエヤマヤシ群落散策路入り口近くで土産店を営む上地源開さんは「高齢者や車いすの人も長い上り坂を上がってきて大変な思いをしている」と観光客離れを懸念、「夏は個人客がメインだが、冬季は観光バスのツアー客がメイン。夏休みが終わってからのシーズンは死活問題だ」と訴えている。

 市施設管理課では「拡張工事が必要なのか隅切りで対応できるのかなどを含めて検討中」としている。

 ヤエヤマヤシは、世界でも石垣島と西表島だけに生育する大型のヤシ。自生地である石垣島の「米原のヤエヤマヤシ群落」と西表島の「ウブンドルのヤエヤマヤシ群落」が国の天然記念物に指定されている。

 観光客にも人気が高く、石垣市や市観光交流協会のウェブサイトでもおすすめ観光地としてPRしており、同観光文化課は「関係部局と連携して対応したい」としている。

「好きなお笑いランキング」1位、サンドイ

$
0
0

 「好きなお笑いランキング」1位、サンドイッチマンの「安倍総理ネタ」が面白いと評判だ。先日の深夜番組でやっていたからご覧の方もいるかも▼設定は記者会見。伊達みきお演じる安倍総理は、何を質問されても「先ほどアメリカのトランプ大統領と電話会談を行いました。私たちの考えは完全に一致いたしました」と答える。あるある感満載、得意満面の総理に見えるから爆笑が生まれる▼政権寄りのメディアが言うほど、総理は外交が得意なんだろうか。疑問符がつくこの頃である。「必ず終止符を打つ」と大見えを切った北方領土問題。やり手のプーチン氏に辺野古新基地問題で「日本に主権はあるのか」と切り返されて反論できない▼北朝鮮の核開発、拉致問題では「果断に行動する」「前提条件なしに日朝首脳会談を行う」と。確か、ミサイル発射に国難突破を掲げた2年前の衆院選は、「制裁」と「圧力」一辺倒じゃなかったか▼参院選に向け得点を稼ぐはずだったイラン訪問。そのタイミングで盟友のトランプ氏が追加経済制裁をぶちあげ、片やホルムズ海峡ではタンカー攻撃の痛手。米紙に「初心者」と報じられた▼万事休す。きちんと報告、説明すべきは電話会談相手のトランプ氏ではなく国民だろう。この国の主権者は誰? 教えて、総理。(慶田盛伸)

親守詩16人を表彰 小学生から一般まで775点応募

$
0
0

入賞した小学生から一般の部までのみなさん=16日午後、アートホテル石垣島

 八重山青年会議所が6年ぶりに開催した「親守詩〜子から親への愛の詩〜」の表彰式が16日、石垣市内のホテルで開かれ、小学生から社会人までの16人が表彰された。

 親守詩は、子から親へ日ごろ伝えられない感謝や親愛の気持ちを五・七・五のリズムに乗せて表現するもので、家族の絆、親子の絆を強めようと同会が2012年から行っている。

 今回は、小学生低学年から80代の高齢者まで775点の作品が寄せられた。

 小学生の部では、金城廣瀧斗君(宮良小1年)の「おかあさん かぞくみんなの じゅうでんき」、中学生の部では、西銘碧生さん(石垣中3年)の「大きらい きもい連発 実は好き」、高校生の部では、黒島千愛さん(八重高3年)の「母親と 唯一似たの 笑うツボ」、一般の部では石垣綾子さんの「古写真 自分に似てる 母の顔」がそれぞれ最優秀賞に選ばれた。

 西銘さんは「いつも親に反抗ばかりしているが、本当は感謝している気持ちを伝えたかった」、黒島さんは「テレビとか見ていると笑う場面がいつも一緒で親子なんだなと感じる。まさかこんな賞をもらえるとは」とそれぞれ受賞を喜んだ。

 講評で石垣市と竹富町の石垣安志、仲田森和両教育長は「感謝の気持ちをしっかり出し、家庭の温かさが伝わった。深い愛情が社会全体へ広まることを期待する」と述べた。

 入賞者は次の皆さん。

 【小学生の部】▽最優秀賞=金城廣瀧斗(宮良小1年)▽優秀賞=松永恵茉(小浜小4年)、照屋花楓(同)

 【中学生の部】▽最優秀賞=西銘碧生(石垣中3年)▽優秀賞=佐藤恵音(大原中1年)、名嘉杏彩希(石垣中2年)

 【高校生の部】▽最優秀賞=黒島千愛(八重高3年)▽優秀賞=仲地眞実(同)、泊琉紗(同)

 【一般の部】▽最優秀賞=石垣綾子▽優秀賞=長坂慎太郎、儀間佑美▽石垣市長賞=前盛詩乃(白保中1年)▽竹富町長賞=須貝幸京(小浜小6年)▽理事長賞=玉元まき葉(大原中3年)▽委員長賞=仲松鈴(八重山特別支援学校3年)

住民投票条例案再び否決 賛成少数で退けられる

$
0
0

平得大俣地域への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票条例案に起立して賛成する野党8人(左側)。少数で否決された=17日午後、本会議場

 野党から提出されていた平得大俣地域への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票条例案は17日、6月定例石垣市議会(平良秀之議長)の初日の本会議で、特別委員会(長山家康委員長、10人)の審査報告後に採決が行われ、賛成少数で否決された。同条例案は、1万4000筆余りの署名で直接請求のあった条例案が2月1日の本会議で否決されたことを受けて提出されたもの。議会で再び退けられる結果となった。

 野党側は、直接請求の条例案が「審議不足」などを理由に否決されたことを踏まえ、柔軟に対応しようと「賛成」を「容認」にするなどの変更を加えて提案した。議案を付託されていた特別委は3回の審議を持ったが、条例案の中身の議論には至らず、参考人の意見を聞いた直後に採決、否決していた。

 委員会報告の質疑でも野党側は「参考人に質疑ができることを与野党間で合意していたと思う。委員以外の議員は議事録もないので判断するのは困難だ」(内原英聡氏)「参考人の意見を聞いた上で議論を深めることだったはずだ」(新垣重雄氏)などと疑義を呈したが、長山氏は「委員会で話し合って決めた」との答弁に終始した。

 採決前に野党側は休憩を挟んで対応を協議したが、打開策はなく採決へ。討論の後、本会議を欠席した石川勇作氏と退席した公明石垣の石垣達也氏を除く19人で採決が行われ、賛成は野党8人、反対は与党ら11人だった。

 前回の条例案に賛成した仲間均氏と砂川利勝氏は反対に回った。仲間氏は討論で、尖閣諸島での中国の動きを念頭に「住民投票イコール反対との声が多く市民から聞こえてくる。今の状況で石垣島が平和であるとは考えにくい。必要なのは自衛隊だ」と主張、砂川氏は取材に「着工前の前回がチャンスだった。着工してからでは効果は薄い。辺野古と同じになる。私が賛成しても負けていた」と話した。

 石垣氏は取材に「公明党は中道政治。賛成、反対のどちらにもくみすることはできない。分断を深める」と述べた。

13日付本紙7面、漫画コミック「空母

$
0
0

 13日付本紙7面、漫画コミック「空母いぶき」における先島の戦争と題する上原秀政氏の投稿を、関心を持って拝読した▼上原氏は投稿で「空母いぶき」の中にリアルに描写された宮古、八重山近未来の戦場の様子を説明。中国軍が与那国島を占領、全島民150人の拘束、宮古空港を爆撃、離島の奪還に向けて「いぶき」と自衛隊が出動し、新石垣空港が臨時の基地として使用されるというあらすじを紹介している▼そして「漫画で描かれているような有事になれば、陸自基地のある島は『標的』、住民は邪魔な『足かせ』にしかならない」と強調。政府が新防衛大綱で示す護衛艦「かが」の空母化と米国製ステルス戦闘機の購入などから「漫画、空母いぶきの世界が一段と現実味を帯びてきた」と語る▼郷土が戦場になると最も犠牲をこうむるのは住民であることを、国内で唯一の地上戦を経験した県民は教訓としている。沖縄戦では県民の4人に1人が犠牲になり、米軍戦史でさえ「ありったけの地獄を一カ所にまとめたような戦闘」と表現したほどの悲惨なものであったからだ▼6月は戦争告発の季節。全戦没者を追悼する6・23「慰霊の日」が近づくと戦争への憎しみが一層わいてくる▼不戦を誓い、平和への道を追求する。それが慰霊の日の願いでもある。(鬚川修)

石西会を吸収合併 社会福祉法人で県内初

$
0
0

石西会の吸収合併を発表する社会福祉法人偕生会の轟一盛常務理事(中央)、南風見苑の山口嘉嗣施設長(左)、石西会の平良彰健氏ら=17日午前、県庁

 【那覇】特別養護老人ホームや小規模多機能型居宅介護など本島を中心に福祉サービス事業を展開する社会福祉法人偕生会(安里政晃理事長)=那覇市=は17日午前、県庁で会見を開き、西表島上原の社会福祉法人石西会(平良彰健理事長)を吸収合併し、4月1日から事業を継承していることを発表した。偕生会によると、社会福祉法人の吸収合併は県内初。

 石西会はこれまで特別養護老人ホーム南風見苑とデイサービスセンター南風見苑を運営してきたが、2015年の法改正で要介護3以上の人しか老人ホームに入れなくなったことで申し込みが減少。

 さらに夜間搬送の難しさなど医療的リスクの高さや人材不足、身元引受人が石垣島や本島で生活しているケースの増加などを背景に、空所率が目立つように。30人の定員に対して年間24~25人と、入居率は80%にとどまっている。

 2017年から18年ごろ、竹富町を通じて偕生会に相談があり、吸収合併に至った。

 石西会運営時の職員は施設長を含めて全員残留し、労働条件や給与も変えずに事業を継承。偕生会の轟一盛常務理事は「地域の福祉サービスを確保し、質の高い形で提供し続けたい。安定的な運営に向けて総力を挙げる。いい先例となるように現場と連携しながら頑張っていきたい」と意欲を語った。

 山口嘉嗣施設長は「生まれたところで最後まで過ごしたいという福祉の原点を考えると、(南風見苑は)島にはなくてはならない施設」と同施設が果たす役割を強調。平良理事長は「県内各離島はさまざまな課題を抱えている。安里理事長が離島にもしっかりと目を向けられていると聞き、安心して任せられた」と話した。

障がい者の自立支援 「はらぺこポケット」パン工房オープン

$
0
0

オープンしたパン工房「はらぺこポケット」で運営を担う八重山育成園の職員や利用者ら=18日午前、石垣市大川の同工房

 社会福祉法人若夏会多機能型事業所八重山育成園(東金城達三施設長)が運営するパン工房「はらぺこポケット」が18日、シード線沿いの旧八重山病院近くにオープンした。昨年4月、みやぎ米屋㈱(宮城隆代表取締役)からパン製造用機器を譲り受け、開業に向けて準備を進めてきた。開店時刻の午前10時前にセレモニーを行い、工房の運営スタッフとなる同園の職員や利用者、関係者らが念願のオープンを祝った。

 パン工房は、就労継続支援B型事業所である園の利用者に支払う工賃の引き上げのほか、若者が将来自立して働ける場所をつくる狙いもある。

 店名は園の職員から募集し、「はらぺこさんのポケットにパンの数だけ笑顔があふれるように」とするテーマに決定した。

 工房運営は、パンの製造スタッフを担う園の職員3人と、店頭販売クルーとなる利用者3人でスタート。園の鶏舎で生産される新鮮な卵を使用し、将来的に30種類の販売を目指す。

 パン製造に必要な設備は、昨年1月に事業整理のため米飯弁当や米粉パン調理販売の「デリ&ベイカリーおいしょうり」を閉店したみやぎ米屋㈱が、不用となった厨房(ちゅうぼう)機器のオーブン、生地発酵機、ミキサーの計3台を無償譲渡した。

 セレモニーでみやぎ米屋の宮城智一常務取締役は、1年ぶりに譲渡したパン製造機と再会し「食べる人が笑顔になるよう一緒に頑張りたい」と感慨深げ。

 東金城施設長は「地域に支えられて、やっとこの日が来た。地域に愛される街のパン屋さんを目指したい」と喜び、チーフでパン製造技能士1級資格者の荻堂健太郎さんは「利用者に新しい可能性を与えられるだけでなく、若い子たちが目指して働きたくなるような場所にしたい」と抱負を語った。


先日、西表島上原地区で交通事故に遭い…

$
0
0

 先日、西表島上原地区で交通事故に遭い、リハビリを終えた国の特別天然記念物カンムリワシが、保護現場近くで放鳥された。放鳥はことしに入って2羽目だ。左足に目印の「0」が刻印されたリングを装着しており、見かけた人は西表野生生物保護センターに連絡を▼それにしても貴重な動物の輪禍が後を絶たない。昨年、カンムリワシは石垣島で9件、西表島で6件、交通事故に遭い、両島とも1羽ずつを除き死んでいる▼環境省によるとカンムリワシの推定個体数は約200羽(2011年調査)。その1割近い個体が死んだことになる▼一方、約100匹が西表島で生息するイリオモテヤマネコも昨年、過去最多の9件の交通事故が発生、6件で個体が死に、非常事態宣言が発令される事態になっている▼JTEF西表島支部やまねこパトロールが同島で実施した車両の速度調査で自家用車の75%、ツアー・送迎車の60%が制限速度オーバーとの結果が出ている。石垣島でも同様な結果が出る可能性がある▼観光入域客の増加でレンタカーを含めた車両が増える中、貴重動物の事故防止は車を運転するドライバーの注意にかかっている。西表や石垣島の郊外を運転する際は、道路上のカンムリワシなどを常に意識し、法定速度を守った運転が求められよう。(下野宏一)

陸自配備 有識者意見を疑問視

$
0
0

工事再開に対する市の見解と工事中止を求めて要請する石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会の共同代表(右側)ら=19日午後、市役所総務部

 平得大俣への陸上自衛隊配備計画をめぐり、カンムリワシの営巣確認後に沖縄防衛局が工事再開の根拠とした有識者の意見に対し、地元の専門家が疑問を呈していたことが分かり、石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会は19日、「なぜ工事再開を了承したのか」と市の見解を求めるとともに防衛局に工事の中止を求めるよう要請した。面談での回答を求めている。

 防衛局は、工事現場から400㍍離れた山林でカンムリワシの営巣活動が確認されたとして4月26日以降工事を一時中断していたが、本島在の有識者から意見を聴取した結果、工事エリアが営巣場所から離れているため、工事を継続しても支障ないとの助言を受け、5月25日に再開している。

 連絡会が情報公開制度で入手した資料によると、市文化課が5月8日に行った聞き取りに対し、地元専門家は「現在行っている場所での工事について、この距離では巣を放棄することはないと思うが、『支障ない』というのはどうだろうか。よろしくない」と疑問視。

 さらに「工事区域が営巣エリアに近づいてくると、今後は営巣しなくなるだろう」「営巣木がどこにあったとしても、一帯が重要な生息地であることに変わりはない」「巣から何㍍というより、行動圏を保全してほしい。巣の周りだけでも保全しても意味がない」と指摘している。

 連絡会は要請で「防衛局が再開の根拠としているのは、地元の状況も知らない聞き取りだけの有識者の意見。これではカンムリワシの生息は守れない」と批判した。

 要請はほかに▽水道水や農業用水への影響について市独自で調査を行う▽防衛局に対して自主的な環境アセスメントの実施を求める▽防衛省に対して弾薬庫の詳細な情報を求める|ことなど4項目。

 共同代表の金城哲浩、嶺井善、上原秀政の3氏らが市役所を訪れ、「これまでの要請に対する回答は時間がかかりすぎている。速やかに面談に応じてほしい」と求め、知念永一郎総務部長兼企画部長は「市長に伝えたい。中身を精査して検討する」と述べた。

竹富町議会 シマムニ発表会初開催へ

$
0
0

 6月定例竹富町議会(新田長男議長)一般質問2日目は19日、大浜修、山下義雄、加屋本真一、宮良道子の4氏が登壇した。町はことし11月ごろ、竹富島で竹富町シマムニ発表会の初開催を計画していることが、大浜氏の質問で分かった。波照間航空路線については、ことし3月末、町を中心に発足した波照間航空路線プロジェクトチーム(PT)が再開に向け始動、民間活力を活用し早期再開を目指す。加屋本氏の質問に小濵啓由政策推進課長が答弁した。

 シマムニ発表会は、昨年10月に竹富町文化財保護審議会が、西大舛髙旬町長と仲田森和教育長に「地域の大切な伝統文化『シマムニ(島の方言)』を次世代へ継承させるため開催してほしい」と要請していた。

 大浜氏は「島々の方言や歌を冊子にまとめ教材にできないか」と質問。仲田教育長が同発表会の開催を明らかにした。

 竹教委社会文化課によると、発表会は竹富、小浜、黒島、新城、波照間、西表古見、同祖納・干立、同船浮、鳩間の10地区から代表者を選出し各地区のシマムニで発表する。優劣はつけず、地区別のシマムニや文化に興味を持たせ、世代を超えた交流発展につなげたい考え。毎年1回各島で持ち回りで開催し、10回をめどに発表してきた内容を冊子にまとめ記録として保存する計画。

 今議会の補正予算で、発表会開催にあたりチャーター船の費用44万円を計上している。

 一般質問終了後、冝間正八教育委員会社会文化課長は取材に対して「竹富町は地区ごとに方言が違う。発表会を通じて島々の言葉に誇りを持ってもらえたら」と話した。

 波照間航空路線再開に向け町は、官と民がパートナーを組んで事業を行う「PPT」を取り入れたほか、県離島航空路線確保維持協議会が示す、「新たな航空会社創設と既存機体での運航」についても引き続き協議を進める方針。

 小濵課長は「民間の新規参入会社と協議や機材購入に向け協議を進めている。プロジェクトの進展状況によっては住民への説明も必要になってくる」と述べた。

 宮良氏は、肉用牛を島外に搬出する際に使用しているJAの農協丸の新造船導入についてただした。町によると、同船は1992年に新造、老朽化が目立つことからJAから更新の相談があったという。登野盛恒雄産業振興課長は更新にむけ「関係機関に調査業務を申請した」と答えた。

琉大が5者間業務協定 情報通信技術で観光支援へ 

$
0
0

業務協力協定を結んだ琉球大学工学部付属地域創生研究センターの神谷大介准教授(左から2人目)と4社の代表ら=19日午前、同大学

 【西原】琉球大学工学部付属地域創生研究センターは19日、電気通信事業者やデータ分析コンサルティング業者などと5者間業務協力協定を締結し、IоT・ICT技術を活用した観光支援を行っていくと発表した。デジタル機器用の近距離無線通信規格「Bluetооth」を用いて車両平均速度の計算が可能となっており、世界自然遺産登録候補地の西表島ややんばるで懸念されているロードキル対策にも貢献できるとしている。

 これまでの観光振興施策の効果計測では、地元客と観光客を区別して行われていなかったが、同センターはWi|Fiを活用し、国内線・国際線・格安航空会社(LCC)・クルーズ船の利用者を対象に観光流動を計測する調査を45日間の長期にわたって実施した。

 車両に搭載されているBluetoothの信号を受け取って特定区間の平均移動時間(旅行速度)を計測する調査も行った。

 同センターの神谷大介准教授は「速度を出している人が何割程度いるというコミュニケーションツールとして課題解決が支援できる」と意義を強調する。

 同大は昨年度からデータ分析などを行う㈱コロプラと、沖縄ツーリストのコンサルティング子会社の㈱OTSサービス経営研究所と連携し、多様なデータを用いた観光流動推計と交通マネジメント事業を行っており、今回新たに沖縄セルラー電話㈱と、沖縄旅行情報サイトを運営する沖縄セルラーアグリ&マルシェ㈱を加えて協定を締結した。

 五者協定で携帯電話やレンタカーの位置情報、センサーによる取得情報などのビッグデータを融合し、観光客の流動を継続的にモニタリングすることが可能に。観光地混雑などに対し旅の前後あるいは最中に情報を提供し、時空間分散にも取り組む。自治体や観光協会、観光団体などの求めに応じて分析結果を提供できる体制を整えている。

 神谷准教授によると、島々からなる沖縄県は境界領域がはっきりしているため調査がしやすいという利点があり、沖縄をモデル地区として今後、本土への展開も視野に入れている。

 同大の牛窪潔副学長は「連携先を5者間に拡大したことで今後の事業展開の可能性が大きく広がる」と期待している。

「フードバンクやいま」開始 HOPEが食品ロス解消へ

$
0
0

「フードバンクやいま」への理解と協力を呼び掛ける山里世紀子代表(右)と、事務局の岡崎文代さん=20日午後、市健康福祉センター

 一般社団法人サポートセンターHOPE(山里世紀子代表理事)は20日、新たな独自事業として「フードバンクやいま」をスタートさせた。企業や一般家庭から集めた廃棄食品を保管し、行政や福祉団体を通じて必要とする世帯に無償で提供する。民間が行うのは郡内初。「もったいないからありがとう」をテーマに「食品ロスを減らしながら感謝を広げたい」と理解と協力を求めている。

 センターは、市内に食品保管用の事務局を設置。食品の寄贈あるいは提供を希望する場合は、行政や福祉関係機関の窓口で申請する必要がある。

 米、賞味期限切れの1カ月未満のレトルト食品、缶詰などを中心に、生鮮食品以外の寄贈を受け付ける。

 活動時間は毎週木・土曜日の午後1時~5時。すべてボランティアで実施する。3人からスタートし、スタッフを増やしたい考え。 事務局を担う岡崎文代さん(54)は、実家が水稲農家。大量に出る廃棄食品のニュースに心を痛め、那覇市を拠点に沖縄本島全域で活動するフードバンクセカンドハーベスト沖縄に見学ボランティアとして参加、設立の参考にした。

 「消費者に届くまでに生産者や流通業者、販売する人などたくさんの人の手を通る。おなかがいっぱいになると人はうれしい。環境にも人にも優しい活動を広げたい」と意欲を語る。

 山里代表は「ひとり親家庭や高齢世帯など、食料品を必要とする人は多い。行政や関係機関、企業と連携を図りながら、食料長期保管用の冷蔵庫や冷凍庫などの設備も整えていきたい」と話している。

 問い合わせは、同バンク事務局(87ー0732)。

与那国ー台湾、高速船就航目指す

$
0
0

 【与那国】町は、与那国ー台湾間の高速船就航に向けた実証実験を来年度に計画している。高速船で与那国島と台湾を結ぶ計画は、2005年3月策定の「与那国・自立へのビジョン」に盛り込まれた国境交流特区構想で目指したが、実現には至っていない。今回の実験には一括交付金を活用する。町企画財政課によると、現在、内閣府に計画を申請しており、来年度に実施にこぎつけたい、としている。

 実証実験では、町と姉妹都市を提携する花蓮との航路が候補に挙がっており、片道約150㌔を2~3時間で運航することを見込む。船舶会社については台湾や本土を含め選定中。

 八重山観光は、石垣市にけん引されて活況を呈しているが、入域観光客数137万人のうち与那国島への入域客数はわずか4万人にとどまっている。

 町は、持続可能な観光地の実現に向けて主要観光施設の整備やキャッシュレス化、公衆無線LANの設置など受け入れ態勢の整備を進めており、台湾との交流でさらなる観光振興につなげる考えだ。

 町は平成大合併の際、住民投票で自立を選択。これを受け、05年3月に自立へのビジョンを策定、目玉の国境交流特区構想案を06年10月に構造改革特区提案として内閣府に提出した。構想案には花蓮間の直行便就航、団体旅行客のノービザ入国の実現、物流の自由化拡大などを盛り込んだが、認められなかった経緯がある。

 今回の実証実験について小嶺長典企画財政課長は「特区申請の時は物流を含めて計画したが、国から許可が下りなかった。今回の実証実験の実現性は非常に高い」と手応えを感じている。

 外間守吉町長は18日、与那原繁氏の一般質問で「まだ入り口の前の段階だが、入国管理局からも事務所をつくれないかと打診がある」と明かした。

相棒は土曜日になると、お気に入りのパン…

$
0
0

 相棒は土曜日になると、お気に入りのパン工房でまとめ買いをする。通い始めて8年になるとか。店舗移転で少し遠くなっても付いていく。その間、好みは変わったが、それも新たな味の発見だったそう。クリームチーズたっぷりの品にはまっている▼家に持ち帰ると、まずその日にがぶり、残りは冷蔵庫に保管。次の金曜日まで毎朝1個、オーブンで焼く。入れたてのコーヒーとともにささやかな幸せ。きょうも一日、頑張るぞ、という気持ちになるらしい▼市販と何が違うのか。いわく、市販は大量生産のため万人受けの味。片や手作りの少量生産には、味と素材と固さに個性があるとか。筆者は、もちもちとして、かみ応えのあるパンがいい▼市内では今月に入って小さなパン屋が2カ所できた。一つは野底のイシガキラボ。石垣市の「命草を活用した健康食品開発事業」の一環で、石垣島の素材を生かした新しい健康的な食品の提供と、地域を巻き込んだ北部活性化を目指す▼もうひとつはシードー線沿いで社会福祉法人若夏会多機能型事業所八重山育成園が運営するパン工房「はらぺこポケット」。利用者の工賃アップと雇用場創出という狙いもある▼いずれも応援したい気持ちになるが、まだ行ってもいない。どんなこだわりのパンが待っているのかな。(比嘉盛友)


各地で平和学習 慰霊の日前に当時の様子学ぶ

$
0
0

「暁之塔」を磨き戦没者の御霊を慰める川原小学校の児童ら=21日午前、石垣市たい肥センター北

 23日の慰霊の日を前に、川原小学校(仲皿涼子校長、児童23人)は21日午前、第二十八師団第三野戦病院跡地に建てられた「暁之塔」で慰霊集会を行った。児童21人が塔や周辺を掃除し、折り鶴や歌をささげて戦争犠牲者の御霊を慰め、不戦の誓いを立てた。

 暁之塔は1975年、同病院の生存者など有志が、現在の石垣市たい肥センター北に建立。将兵や准看護婦など戦没者11人の名が記されており、川原小は慰霊の日前の塔の清掃を伝統としている。

 児童会長の當銘凛さん(6年、11)は「これから先は戦争や悲しいことがなくて、明るく平和な世界になるように、と願いながら掃除した。自分自身が人を傷つけない人になりたい」と語った。

 仲皿校長と當銘さんが花束と折り鶴を塔に供え、全員で詩「永遠に」と歌「月桃」を朗読、合唱した。

 仲皿校長は「泣いたり笑ったり怒ったりできる当たり前の毎日が戦争になると全てなくなってしまう。平和な世界をつくる大人になってほしい」と伝えた。

石垣島の夏の味 全国へ パイン、マンゴー出荷式

$
0
0

出荷式でパインとマンゴーを運ぶ関係者。今年度の出荷目標は6万個=21日午前、八重山郵便局駐車場前

 日本郵便㈱八重山郵便局(西里博務局長)は21日午前、局駐車場前で2019年度「パイン・マンゴー出荷式」を行った。式には行政や関係企業・団体の代表らが出席し、石垣島夏の味覚の全国出荷を祝った。関係者によるとパインは豊作でマンゴーは例年並み。今年度は6万個の出荷を目指している。

 主催者あいさつで西里局長は、「今年のパインはよくできている。玉が大きいので喜ばれると思う」と特徴を述べ、「八重山の夏は厳しい。パイン、マンゴーと共に元気に過ごしてほしい」と述べた。

 中山義隆市長は来賓あいさつで「他の産地とは違う独特の風味をアピールしたい」と意気込む。「観光滞在中の人も手にとってご賞味を。パイン、マンゴーが島を代表する地位を確立できたのは、関係者の努力のたまもの」と話した。

 生産農家代表であいさつした「ゆうパックの会」の上間昇会長は、今年の生育状況を説明。パインは例年にないという豊作のようで、「去年、台風がなかったおかげ。パインが傷むようなことがなかった」と傾向を述べた。一方のマンゴーは例年並み。「知人や友人、子どもや孫に、おいしいパイン、マンゴーを送ってほしい」とPRした。

 出荷式の冒頭、地域の子ども会からなる子どもエイサーが「パイン音頭」などを演舞。関係者はテープカットを行い、配達車両にゆうパックを運び込んで、初荷車両を拍手で送り出した。試食会も行われた。

 今年度の出荷目標はパイン4万7000個、マンゴー1万3000個。18年度はパイン、マンゴー合わせて約5万3000個を出荷した。八重山郵便局はパインとマンゴーのゆうパック出荷申し込みを6月3日に開始。8月8日まで受け付ける。

民間委託された国県の道路管理の動きが

$
0
0

 民間へ委託された国県の道路管理の動きが見えずボランテイァ仲間は不安視している▼そんな中、宮良の風致地区ヤラブ古木周辺のホテル、民宿、食事処、カヌー体験業者、保育園、住民らが協働で宮良橋から山崎お嶽までの国道と交差する市、県道沿いの美化清掃に努めている▼各自が古木並木の下草刈り、落葉、ごみ拾い、植栽の除草に精だし、住民も犬の散歩ついでにポイ捨てごみを拾い持ち帰るまでに。市街地から宮良橋を渡って左折する幹線は、道路両側の視界を遮る草木を隣接する農家と海洋レジャー業者がまめに刈り込んでいる▼国道沿い植栽マスも緑の帯を目標に既存の月見草やつる性の植物を主体に他は除去。飛来してきたギンネムや桑など根張りの強い木は早期発見で抜くなど(早朝の見回り作業)▼これらのマスを見て言えることは、大浜から空港までのヤラブ並木の植栽は外来の被覆草花もいいが、在来雑草の選別と活用で通年緑化は可能だということ。地道に続ければ、これまで雑草の勢いに負け、やり直しを強いられてきた事業を見直せるかも▼先日、名蔵から元名蔵へ至る道路で走行トラックの荷台から道路わきへ散水しているのを見た。除草剤散布ではないだろうね。これが民間委託の除草事業でヤラブ並木でも行われるなら用心。(仲間清隆)

地域挙げデンサー祭り 五穀豊穣、繁栄を祈願

$
0
0

西表上原単独の行事、デンサー祭りで道路を練り歩くミルク行列=22日午後、上原公民館前

 【西表】上原公民館(義元得光館長)主催の「デンサー祭り」が22日、同公民館前道路で開かれ、地域を挙げて五穀豊穣(ほうじょう)と繁栄を祈願した。

 午後1時ごろ、ミルク行列からスタート。ミルクは「天下泰平」と書かれた扇子を持って練り歩いた。

 会場には上原小学校、船浦中学校、上原公民館の「慈雨」「和協」の計4本の旗頭が並べられ、祭りムードを盛り上げた。

 その後、上原婦人会がデンサ音頭を披露し、会場は手拍子で沸いた。上原地区青年会はマミドーマ、上原小児童は力強いエイサーを演舞。旗頭ガーリーでは地域の児童生徒が旗頭に挑戦。「サーサーサー」の掛け声のもと、来場者から盛んな拍手を受けた。

 このほか上原子供会の棒術、全員での綱引きがあった。五穀豊穣などを祈願するツナヌミンもあった。

 デンサー広場に会場を移して祝賀会が行われ、義元館長は「万人に愛されるデンサ節の発祥の地として、ますます多くの人に慕われる、住みよい地域となることを確信している」とあいさつ、「地域の絆を強くし、デンサ祭りを継承していこう」とさらなる結束を呼び掛けた。

ハサップ年度内導入へ 香港見据え施設も整備

$
0
0

今年度内にハサップ導入の見通しとなっている八重山食肉センター=21日午後

 ㈱八重山食肉センター(代表取締役社長・中山義隆石垣市長)で進められている、食の安全性を確保するための衛生管理方式ハサップ(HACCP)の導入に向けた取り組みが最終段階を迎えている。昨年夏から作業を開始、これまでに導入に必要な7原則12手順を80%クリアしており、今年度内にはすべて達成する見通し。香港向け出荷に向けても、年度内での病畜棟建設を予定するなど準備を進めていく。

 ハサップは原材料の受け入れから最終製品までの各工程ごとに、微生物による汚染、異物の混入などの危害を予測した上で、危害の防止につながる特に重要な工程を継続的に監視・記録する工程管理の手法。

 センターは担当者1人を配置し、チームの編成から安全管理上の特徴を示す説明書の作成、製造工程一覧図の作成と現場確認を経て▽危害要因の分析▽管理基準▽モニタリング方法▽改善措置▽検証方法▽記録と保存方法一の設定などに取り組んでいる。年度内にはこれらの手順に沿った衛生管理手法が確立され、衛生管理の最適化、見える化が可能となる。

 一方、香港への出荷に向けては、これとは別に健康上、異常が疑われた成体を処理する病畜棟が必要となっており、センターは市の補助を受けて敷地内に整備する。香港はアメリカ、カナダと同様、世界で厳しい基準を持っている。香港が求める条件を満たすと畜施設として厚生労働省が認可した施設で処理された牛肉のみ輸出が可能となっている。

 認可されると、県内では唯一、牛肉の海外出荷が可能な施設となるため、センターでは「県内から香港などに出荷される牛を処理加工できるため、と畜頭数の増頭につながり、経営を安定させることができる」と期待する。

 センターは病畜棟完成後に、条件クリアに向け準備を進めていくが、ハードルが高いことから申請時期のめどは立っていないという。

Viewing all 17280 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>