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豊里君(白保中2年)が最優秀賞 「児童・生徒の平和メッセージ」作文の部

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 【那覇】平和に関する図画や作文、詩を募集する第29回「児童・生徒の平和メッセージ」(県主催)の中学校作文部門で白保中学校2年の豊里亮太君、小学校低学年作文部門で真喜良小学校1年の星加倫大朗君が最優秀賞に選ばれた。豊里君の作文は23日に糸満市摩文仁の県平和祈念公園で開かれる沖縄全戦没者追悼式の冊子に掲載される。県平和祈念資料館(外間裕朋館長)が7日午後、県庁で発表した。

 豊里君は作文「青空を見せたい」で、戦争を体験した祖父母の心を癒やす唯一の手段は、戦争を起こさないように声を上げることだと強調。石垣島の自衛隊配備や辺野古新基地建設にも触れ、武器を捨て基地のない国づくりを訴えている。

 同館によると、審査員からは「中学生の揺れる気持ち、平和について素直に考えている姿が印象的で、戦争を体験した祖母へいつまでも青空を見せたいという孫の思いが伝わってきた」などの講評があった。

 今年度は図画で小学校824、中学校73、高校75、特別支援学校・学級23の計995点、作文で同34、同267、同38、同32の計371点、詩で同643、同327、同122、同5の計1097点応募があった。

 23日に追悼式で朗読される「平和の詩」には糸満市立兼城小学校6年の山内玲奈さんの「本当の幸せ」が選ばれた。各部門の優秀賞以上の受賞者は8月19日に県庁1階県民ホールで知事から表彰される。

 優良賞以上の作品は八重山平和祈念館で7月12日から21日まで展示される。

 最優秀賞を除く八重山地区の入賞者は次の通り。

 【小学校低学年】

 〈図画〉

 ▽優秀賞=星野慈勲(白保1年)▽優良賞=森田夏実(宮良1年)、豊里俊都(白保1年)▽佳作=城村凛(同)

 〈作文〉

 ▽優秀賞=玉城柚(宮良1年)▽佳作=岩本海丸(白保1年)

 〈詩〉

 ▽佳作=大泊紗彩(白保1年)

 【同高学年】

 〈作文〉

 ▽優秀賞=星加竜大朗(真喜良6年)

 〈詩〉

 ▽佳作=当銘航羽(大本5年)、大城洋輔(登野城6年)

 【中学校】

 〈図画〉

 ▽優良賞=大前夢生(石垣第二3年)


橋の上に緑陰があれば歩行者は助かると考え…

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 橋の上に緑陰があれば歩行者は助かると考えつつ、しかしそのうち木が茂りだしたら、限られた幅員ゆえ通行車両の迷惑になるだろうなとの思いも。現実的にはコンクリート橋に傘かぶりの木が育つ話は夢物語でしかない▼と思っていたら、島の古い橋の中にはコンクリート目地のパッキンの劣化で土がたまりだし、在来雑草や外来牧草、一部には樹木が芽吹きだしている箇所も▼台風常襲、高温多湿の気候のせいで草木は芽吹いたが最後、根をがっしり張り巡らせたくましく育っている。若芽に気付いたらすぐ引き抜くことで対策は可能だが、管理は毎度の道路際の植栽同様刈り込みでお茶を濁され、根は残されたまま。しばらくするとまた芽吹いて堂々巡りの様相▼先日、雨後の早朝にボランティア仲間で宮良橋をチェック、引き抜き作業を試みた。よくぞここまで育ったという根張りに脱帽、とがったへらで根をまさぐるが、完全に除去とはいかない▼アコウ、ガジュマルも生えだしている。根は水を求めてコンクリートの隙間に伸びきっている気配。素人作業ではかえって根を残しかねない。結局、手に負えない雑草ともども残しておくことに。ここからは、役所、専門家の出番▼それとも上手に育てて「橋の上の樹」と銘打ち観光名所に指定しますか。(仲間清隆)

「父を超える演奏を」 慶田花涼馬、悠矢兄弟

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第45回八重山古典民謡コンクールで新人賞に挑戦した慶田花涼馬君(左)と奨励普及賞に挑戦した弟の悠矢君=8日午前、石垣市民会館敷地内

 8日の第45回八重山古典民謡コンクール公開審査に、石垣市宮良で研究所を主宰する慶田花定三さん(53)の次男・涼馬君(16、高校2年生)と三男・悠矢君(12、小学6年生)が兄弟で初挑戦。それぞれ新人賞の部と奨励普及賞の部に臨んだ。

 涼馬君はことし4月に八重山農林高校郷土芸能部への入部をきっかけに入門。悠矢君も兄の後を追った。

 審査後、涼馬君は「全力を出せたと思う」と達成感に浸り、悠矢君は「緊張でうまく弾けなかった。もっと集中力をつけたい」と苦笑い。

 兄弟は「いつか父を超えるような演奏をしたい」と声をそろえ、定三さんは「まずは八重山古典民謡を好きになってほしい。慶事には家族で演奏してみたい」と二人の成長に期待を寄せた。

親子で歯の健康考える 60個人1家族を表彰

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ブラッシング体験を行う親子。正しい歯磨きの方法を学んだ=8日午後、石垣市健康福祉センター

 第42回デンタルフェア(主催・八重山地区歯科医師会、石垣市)が8日、石垣市健康福祉センターで開かれた。歯科検診、虫歯予防フッ素塗布、口腔相談などのブースを設置、専門家が的確なアドバイスを行った。大勢の親子連れが来場し、正しい歯磨きの方法を学んだ。60個人1家族が「よい歯」などと認められ、表彰を受けた。(9面に表彰受賞者)

 長男の壱悟ちゃん(4)らと来場した伊良波佐也加さん(41)=石垣=は、子どもとブラッシング体験。歯に赤色の染め出し液を塗って、いつも通りの歯磨きを行った。

 息子の歯磨きを確認した伊良波さんは「汚れが取れていると思っていたが、自力では取れていなかった。大人の仕上げ磨きが大事だと思った」と感想を述べた。

 会場には同フェア初となる舌圧測定器を導入。特殊な器具を舌の力でつぶして舌の筋力を測るもの。舌圧が低いと食べこぼしたり、むせたりするほか、つばなどの異物を肺に入れて炎症を起こす誤嚥(ごえん)性肺炎を起こすリスクもあるという。

 八重山地区歯科医師会の砂川和徳会長は「普段(無料検診に)来られない世代にも歯科治療の大切さを伝えたい。口は全身の疾患につながるので、予防や治療をすることを訴えたい」と話した。

 歯と口の健康週間は6月4日から10日まで。テーマは「いつまでも 続くけんこう 歯の力」

一体いつからこの国は、お年寄りにこうも冷淡…

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 一体いつからこの国は、お年寄りにこうも冷淡になったんだろう。誰もが必ず年を取る。それを忘れたようだ▼金融庁が人生100年時代を見すえた資産形成、老後の準備を促す報告書をまとめた。長寿化によって定年退職後の人生が延びるため、95歳まで生きるには夫婦で2000万円の貯金が必要になるとの試算を示した▼つまり年金だけでは不足しますよ、その時になって国を頼りなさんなよ、と。自助努力のみならず自己責任をにおわせているから腹立たしい。小泉政権下で「年金100年安心プラン」をうたってからまだ15年。せっせと年金を払ってきた国民を不安にさせてどうする。若い世代はますます安心できない▼現在の60代の4人に1人は95歳まで生きると推計される。百寿者はもうすぐ10万人を超え、やがて高齢者の5人に1人が独り暮らしになる。ガンは治る病気になり、代わって認知症が国民病になるという▼誰だっていつかアクセルとブレーキを踏み間違える日がくる。運転免許を返納すれば買い物難民。寝たきり、老々介護。大切な家族の顔を忘れてしまう。貯金の有無にかかわらず誰もが予備軍。「明日はわが身」の自覚と、国の責任が欠落している▼幸せって何だっけ。あれこれ考えつつ、せめて今日も一日、笑って生きるとしますか。(慶田盛伸)

95人が合格果たす 受験者ら喜びに沸く

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第45回八重山古典民謡コンクールの合格発表を見て喜びに沸く受験者ら=9日夜、石垣市民会館中ホールピロティ

 第45回八重山古典民謡コンクール(八重山毎日新聞社主催)最終日は9日夜、合格者が石垣市民会館中ホールピロティで発表され、最優秀賞9人(合格率13%)、優秀賞22人(同34%)、新人賞47人(同74%)、奨励普及賞17人(同100%)の計95人が合格を果たした。合格者が一堂に会し日頃の成果を発表する晴れ舞台「第45回八重山古典民謡コンクール発表会」は10月19日午後6時30分、石垣市民会館大ホールで行われる。

 優秀賞の部審査終了後、午後7時40分ごろに合格者一覧が中ホールピロティに掲示され、結果を目にした受験生や師匠らが一喜一憂。合格者は喜びに沸き立ち、歓声を上げたり肩を抱き合ったりした。

 仲大底博也審査委員長など各審査委員らは「ことしの課題曲、特に優秀賞の部は比較的難易度が高かったが、昨年と同程度の合格率であり、よく頑張った証し。奨励普及賞、新人賞で若手の伸びが見られ喜ばしい」と評価。一方「たたきつけるような弾き方が多く見られた。歌声と三線の抑揚、調和をより意識してほしい」「八重山古典民謡の生命線である中舌音ができていない受験者が多い」などの指摘もあった。

 合格者は次の皆さん。

 【最優秀賞】

 糸滿文花、兼盛正雄、東政太朗、西山光明、西原和希、黒島新、大濵安史、島仲亜希、佐藤あゆみ

 【優秀賞】

 世持愛菜、佐々木恵理子、高野由美、山口貴史、中村亜衣子、塩冶和弘、才田泰宏、長谷川斉、藤﨑梨花、島袋芙実子、井形繁雄、長嶺安三、石田光明、宮城光平、平地正人、迎里美音、飯島かほる、大屋八十二、馬渡彩、伊良部愛、中川和洋、田本浩巳

 【新人賞】

 林育徳、黒島竹子、小林久美、吉村知子、谷口るみ子、立花美奈、岩谷美也子、山田健太、ゲスリング・マイヤ、蔡緯中、眞榮城玄俊、丸尾李成、大島美海、藤田友美、岩井信幸、片桐登喜夫、宇野美奈子、慶田花涼馬、前川圭介、今中菜々、深澤繁、官岩碩、市橋誠、井上優哉、上原結愛、大蔵伸朗、平賀尚美、小林紀子、藤原倫、藤川喜晴、野原裕太、稲福真優、稲村博子、田場裕子、中澤雄太、山本賀一、松島恵美、尾高保、松村恵子、江上千沙、比嘉良成、藤田行生、吉田慶子、花谷まゆ、多宇諒馬、石垣長秀、宇根底寿馬

 【奨励普及賞】

 藤原礼、世持沙菜、東盛真佑季、慶田花悠矢、細井崇仁、下地心音、宮城心花、石垣暖菜、北井ひまり、玉代勢元人、一島里咲、細井李華、梶畠尚寛、平安山小雪、新里晃一郎、宮根朔来、仲盛美咲 

島外向け新米初出荷 品質一番良いと太鼓判

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万歳三唱で超早場米の初出荷を見送る関係者ら=10日午後、JAおきなわ八重山地区ライスセンター

 JAおきなわ八重山地区ライスセンターは10日、2019年産水稲一期米(ひとめぼれ)の島外向け出荷を開始した。初荷は全量1等米108㌧。本島に海上輸送され、各地のファーマーズマーケットで15日から販売される。

 5月15日から始まった収穫ですでに600㌧余りが同センターに運び込まれており、約209㌧が精米された。うち1等米が石垣島産で約188㌧、西表島産で約7㌧、2等米が石垣島産で約13㌧となっており、最終的には平年並みの850㌧が収穫される見込み。

 出荷開始を前に初荷式が同センターで行われ、水稲生産部会の黒島良雄部会長は「天候にも恵まれ、適時刈り取りができているので品質が一番良い時期に収穫できている。安心安全な米を消費者に届けてほしい」と初出荷を喜んだ。

 JAおきなわ八重山地区営農振興センターの石垣信治センター長は「新米は香りもよく格段においしいと高く評価されている。各地の消費者に届き、笑顔あふれる食卓になるものと楽しみにしている。自信を持って提供できる」と品質に太鼓判を押した。

 新米を積み込んだトレーラーを酒と塩で清めた後、関係者が万歳三唱をして送り出した。

 式後には先月、ファーマーズマーケットゆらてぃく市場で行われた新米販売フェアで米購入者を対象に行った抽選会の当選者を決めた。

鈴木龍雄がプロ契約 八重山初のBリーガー誕生

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Bリーグのライジングゼファーフクオカと選手契約を締結した鈴木龍雄=Ⓒ佐々木啓次

 プロバスケットボールBリーグのライジングゼファーフクオカは9日、同チーム特別指定選手の鈴木龍雄(23)=福岡=と2019~20シーズンの選手契約したことを発表した。鈴木は石垣市宮良出身。八重山出身者のプロバスケ選手誕生は初。

 鈴木は同チームのホームページでコメントを発表。「来シーズン、大好きな福岡で皆さまと戦える事に本当に感謝しています。応援してくれるブースターの皆さまに最高のプレーをお見せし、たくさんの人に笑顔とパワーを与えられるよう頑張ります」と抱負を述べた。

 仲西淳GMは「昨シーズン特別指定選手としてチームに貢献してくれた鈴木選手が、今回は選手契約という形で加入してくれた事は本当に大きな意味があります」と評価。「彼が使命感をしっかり持ち、ライジングゼファーフクオカ、そして福岡のために活躍してくれる姿をぜひ応援してください」とコメントを発表した。

 鈴木は宮良小学校でバスケットボールを始めた。その後、大浜中学校で本格的な練習を開始。前原高校、九州産業大学卒。大学4年時には、第68回西日本学生バスケットボール選手権大会で優秀選手賞に選ばれた。1996年4月17日生まれ。身長183㌢、体重85㌔。ポジションSG。


気付いた時にはもう手遅れ…

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 気付いた時にはもう手遅れ、そうはしたくない。八重山地方「もう始まっています!地球温暖化」▼石垣島地方気象台が、八重山地方の21世紀末(2076〜95年)の気温と降水の予測を示したリーフレットを作成し、地球温暖化へ警鐘を発した▼温暖化の傾向は今冬(2018年12月〜19年2月)の八重山地方各地の気温上昇からも判明。平均気温が石垣島で21・3度、西表島20・8度、与那国島20・7度と平年値をそれぞれ2・1度、1・9度、1・7度上回り、統計開始以降で最高値となった▼気象台はこのまま温暖化が進行した場合、これまでほとんどなかった猛暑日が頻発し、大雨の回数も倍増すると予測。農林水産業への影響、熱中症の拡大、災害の増加、渇水などが心配されると指摘している▼温暖化の最大の原因は、石油や石炭などの化石燃料の燃焼などによって排出される二酸化炭素である。対策として暮らしの中の省エネが重要。使っていない部屋の明かりや、見ていないテレビをつけっぱなしにしてはいないか。買い物にマイバッグを持っていけばレジ袋を使う必要がない▼何事にも言えると思うのだがその時代、時代に足元を見つめることの大切さ。今、行動を起こせば間に合う。地球は救えるとの気持ちにさせる。地球に優しく暮らす方法を考えよう。(鬚川修)

環境・遊び通した指導を

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円滑な幼小接続の必要性などを学ぶ石垣市立幼児教育施設の施設長ら=11日午後、石垣市役所第2会議室

 石垣市立幼児教育施設の施設長を対象とする研修会(市こども未来局子育て支援課主催)が11日午後、市役所第2会議室であり、園長ら18人が講話やグループ協議を通し幼児教育の課題や円滑な幼小接続の必要性などを再確認した。

 講話では、同課の新垣由子指導主事が、幼児教育の目的を「人格形成の基礎を培うこと」と説明、「環境と遊びを通して総合的な指導を展開してほしい」と呼び掛けた。

 幼小接続アドバイザーの迎里裕美子氏は、幼児教育と小学校教育の円滑な接続のために教育委員会と福祉部の連携体制構築が求められると指摘した。

 講話後、4班に分かれ、円滑な組織運営のための施設長の役割について話し合った。

八重農が酒造免許取得  焼酎など6次産業化へ

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雨の降る中、酒造りに使うこうじ用の米を脱穀する生徒たち=11日午前、名蔵地区の水田

 八重山農林高校(山城聡校長)のアグリフード科が、6次産業化と地域産業の担い手育成の新たな取り組みとして酒造免許を取得した。自ら育て収穫した米から醸造する技術を生徒たちに学んでもらおうと昨年12月に申請、5月17日付で石垣税務署から免許通知を受けた。取得したのは泡盛や焼酎を製造できる「単式蒸留焼酎製造免許」。将来的には、地元酒造会社に協力を求めるなどして製品化も視野に入れている。

 同科では現在、栽培した米を使ったみそや紅芋を加工したチップスなど農業の6次産業化を学んでおり、酒造りもその一環。

 酒造免許は、同科の大嶺隆教諭が中心となり、国へ提出する書類の作成や那覇税務署担当者の現地視察などを経て取得した。試験のために製造する酒類に限られ、製造数量は年間15㍑未満。

 こうじやもろみを作る技術は多くの経験を積み重ねないと身に付かない職人技。大嶺教諭は「酒造りを経験して酒造会社への就職も一つの選択肢にし、地域産業を担う人材になってほしい」と期待する。

 酒造りに挑戦するのは、発酵化学に興味を持つ同科作物・加工コース3年の下地奏太君と川奈誠君。図書館やインターネットで酒造りに関する資料を収集するなど準備を進めている。

 みそなどの発酵食品を作ったことはあるが、酒造りはもちろん初めて。「自分で仕込んだ酒は成人するまで取って置いて味わいたい」と2年後を楽しみにする。

 校内で栽培する「ひとめぼれ」と紅芋・沖夢紫を原料に使い、7月ごろからこうじの仕込み作業を開始し、8月上旬には試作品の第1弾を完成させる予定だ。

 大嶺教諭は「学校の利点は実験の小回りが利き、試行錯誤の実験回数が重ねられること」と強調する。経費のかかる実験を企業に代わって行うことで、これまでにない酒を造りたい考え。「スピリッツ製造免許も取得し、サトウキビを使ったラム酒の醸造にも取り組みたい」と話している。

先日、車の運転免許を更新した。約5年前に

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 先日、車の運転免許を更新した。約5年前に尾灯切れに気付かずに運転していて違反切符を切られていたので1時間の講習▼その中で交通事故の現状や最近の改正交通法令などの説明を受けた。強調されたのが「だろう運転」と「かもしれない運転」。前者の「だろう運転」は、「大丈夫だろう」「車はこないだろう」という運転者の勝手な思い込みでの運転。これが事故を引き起こす大きな要因の一つだという▼これに対し「かもしれない運転」は、「危険かもしれない」「車が来るかもしれない」という、危険予知からくる安全運転だ。当然、後者が求められている▼だろう運転は、自身の運転を振り返ってみても思い当たる節は多々ある。これまで「ヒヤリハット」はあるものの、事故を起こさずにこれたのは運が良かっただけかもしれない▼八重山署管内の交通事故は昨年1年間で人身事故が100件、物件事故が1853件発生。1日5件以上、何らかの事故が発生している。入域観光客の増加によるレンタカー事故も増えている▼交通ルールの順守は当然として、ドライバー一人一人が「だろう運転」を改め「かもしれない運転」を心がけることで、事故の発生を抑えることにつながる。筆者も免許更新を機に運転を見直し、無事故を継続したい。(下野宏一)

日本最西端が移動 「トゥイシ」新たに記載

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「トゥイシ」が記載された地形図(右)と更新前の地形図(国土地理院提供)

 国土地理院は、与那国島西崎にある岩「トゥイシ」を、国土を示す基本的な地図とされる「2万5千分の1地形図」に新たに記載、6月1日に刊行した。満潮時も海面上にあることを確認した。これにより、日本最西端は北北西に約260㍍先になった。

 地理院によると、陸上自衛隊与那国駐屯地の整備など更新事項があったため、与那国島の地図を全面的に見直した結果、トゥイシも加えることに。ほかにナーマ浜、ダンヌ浜、カタブル花、比川浜、ウブドゥマイ浜など8カ所の名前も追加した。

 地理院は2017年7月、大潮の干潮時と満潮時に小型無人機で撮影するなど現地調査を行い、満潮時でも海面上にあることを確認、地形図に反映した。与那国町もことし3月、地形図への追加を申請していた。地形図は地理院のホームページでも閲覧できる。

 トゥイシの名前の由来には「とがった石」「砥石(といし)」などの説があるという。

石垣支所用地問題にめど 現庁舎隣接地に仮庁舎

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竹富町役場仮庁舎が設置される市有地。現在は更地となっている=12日午後

 竹富町役場移転計画で、町が石垣支所建設に向けた仮庁舎の用地として、現庁舎向かいの市有地(約1379平方㍍)を借地する方向で調整を進めていることが分かった。現庁舎を解体した跡地に石垣支所を建設するため、行政機能を一時的に移す仮施設整備が急務だった。用地のめどが立ったことで、大原への役場移転計画が本格化しそうだ。

 町はボーリング調査を終えており、庁舎内の配線やシステム移設に向けての準備を進めている。市道にある電柱を市有地に移設して面積が確定次第、市と契約を結ぶ予定。借地期間は原則2年。この間に石垣出張所を建設し、2021年度の供用開始を目指す。

 仮庁舎は1階建てユニットハウス型のプレハブ。狭量なため、現庁舎1階フロアの11課などが入居、2階の産業振興課や選挙管理委員会、議会事務局、議場は仮庁舎の周辺施設に移転する。

 町は行政サービスを低下させないよう5月末に町役場新庁舎整備に関する検討委員会を開き、各課の懸念事項をすり合わせしており、今後、適切な配置を確定させる。子連れの来庁に対応できるスペースや授乳室の確保などを検討していく。

 西大舛髙旬町長は12日、取材に対し「危険家屋から仮庁舎に移転できれば、石垣支所建設、大原への本庁舎移転も大きく動きだす」と述べ、今年度内に大原で測量調査や磁気探査などを行う意向を明らかにした。

沖縄総合事務局 旧西海区水産研、市に売却

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石垣市北西部活性化センター整備事業計画図

 【那覇】沖縄総合事務局(能登靖局長)は13日、旧西海区水産研究所石垣庁舎で石垣市北西部活性化センターの整備を予定している石垣市に対し、財務省所管の普通財産として引き受け予定の土地2万2・88平方㍍と建物計15棟、給排水施設など工作物を、時価で売り払いすることを決めた。国有財産沖縄地方審議会(當真良明会長、委員12人)が同日午前、那覇第2地方合同庁舎で同局長に答申した。

 同局財務部管財総括課によると、売り払い価格は不動産鑑定士の評価を基に予定価格を定め、市の購入額が予定価格と同額以上だった場合、売却決定の流れになる。

 同庁舎は2017年4月に国立研究開発法人水産研究・教育機構西海区水産研究所亜熱帯研究センター八重山庁舎に機能を移転、組織を整理した。

 石垣市は現存する敷地と建物、工作物を有効利用する方針で▽地域交流▽学術研究▽水産資源陸上養殖▽エコツーリズム―の4つのエリアを設定し、公設民営を計画。民間事業者の技術やアイデアを活用したい考えだ。

 このうち地域交流エリアは特産物の販売など観光客の呼び込みを想定。標本展示棟として使われていた建物には小さな水族館を設置する計画。

 同課によると、過去10年間で国有財産を売却して公設民営で利活用を図っている事案はない。審議会では「過疎対策に有効」「地域活性化に役立つことを期待したい」などの意見があった。


住民投票 条例案17日採決へ

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住民投票条例案の審査報告について意見を交わす委員。与党の多数で17日の本会議で取り扱うことを決めた=13日午前、議員協議会室

 石垣市議会(平良秀之議長)に野党が提出している平得大俣への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票条例案は17日、6月定例初日の本会議で、特別委員会(長山家康委員長、10人)の否決報告の後、採決される見通しとなった。長山委員長が初日での審査報告を平良議長に申し入れ、13日の議会運営委員会(仲間均委員長)で5対4の与党多数で決まった。野党側は7月1日の最終本会議での採決を求めており、特別委の審査や一般質問の内容を確認した後の採決を主張するとみられる。

 この日の議会運営委で野党側は「特別委の中間報告が決議事項になるのはどうか。中間報告の採決のあり方について調査研究することが必要。本会議まで延ばせないか」(宮良操氏)、「特別委員会の1案件に過ぎない。急に日程に入れられても困る」(長浜信夫氏)などと初日での取り扱いに反対した。 

 これに与党側は「この案件は特別委員会で結論が出ているので報告されるべきだ」(砥板芳行氏)と主張、仲間委員長から「本会議前の委員会を招集して話し合いをしたらどうか」と妥協を促されたが、「招集すると差し戻すことになる。議運で決めるべきだ」(砥板氏)、「どっちみち結論はいっしょ。採決を」(我喜屋隆次氏)と応じなかった。

 市住民投票を求める会(金城龍太郎代表)が1万4000筆余りの署名を集めて直接請求した条例案は2月1日の本会議で可否同数となり、審議不足を理由に議長裁決で否決された経緯がある。これを受け野党側は「反対」を「容認」に変更して条例案を提出、特別委員会に付託され、5月14日の第3回審議で参考人から意見を聴取した直後に否決されている。

 2月1日の本会議では仲間均氏は賛成、公明の石垣達也氏が退席して同数となっており、今定例会での対応が注目される。

日本最西端の地点が北北西に約260㍍先に

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 日本最西端の地点が北北西に約260㍍先に延びたことがニュースになった。与那国島西崎にある「トゥイシ」という岩が、国土を示す最も基本的な地図とされている「2万5千分の1地形図」に新たに記載されたためだ▼実は陸上自衛隊与那国駐屯地が整備されるなど変更事項があったことが見直しのきっかけだった。国土地理院は定期的に調査を行っており、与那国では2017年7月に調査した結果、駐屯地以外にトゥイシを新たに記載したほか、海岸など8カ所にも地元で呼ばれている名前を加えた。より実態を反映した分かりやすい地図になっている▼久部良集落東方の駐屯地は比川集落に匹敵する規模である。建物の総面積は比川より大きいだろう。島内に四つ目の集落ができた印象だ▼陸自駐屯地はことし3月に奄美大島と宮古島にも開設され、いずれこちらも地図に反映されることだろう▼一方、石垣島の地図をズームアップしてみると、一部で造成工事が進んでいる平得大俣付近はまだ「ゴルフ場」と記されている。すでに防衛省に売られ、あるいは賃貸されているため、実態を反映していないが、はたして数年後には…▼「陸上自衛隊石垣島駐屯地」に変更されているか、それとも「ゴルフ場」の文字のみ消去されているか。(比嘉盛友)

下地(八重高3年)男子100優勝 金城(八重高3年)女子400で3位 インターハイ出場へ

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男子100㍍で優勝した八重山高校の下地駿麻=14日、鹿児島市の白波スタジアム(同校提供)

 夏のインターハイ出場を懸けた第72回全国高校陸上競技対校選手権大会南九州地区予選大会(九州高校体育連盟など主催)が13日、鹿児島県の白波スタジアムで開幕。八重山勢は14日までに、男子100㍍で下地駿麻(八重山高校3年)が10秒60の自己ベストで優勝、女子400㍍で金城あいら(同)が56秒85と自己ベストを1.5秒更新して3位に入り、それぞれ初のインターハイ出場を決めた。

 陸上競技のインターハイは8月4日から沖縄市の県総合運動公園陸上競技場で開催される。

 下地は「プレッシャーはあったが予選を軽く走り、調子が上がった」とリラックスできた自分の走りを振り返り、「県より高いレベルの選手と走ることができて楽しかった。全国では沖縄の応援を味方に、決勝で上位を目指したい」と意欲を語った。

 自己ベストを大幅に塗り替えた金城。立ち上がりから突っ込めず7位と出遅れたが、「あせらずに自分の走りを意識」。「その分、ねばれた」という後半で大きく伸ばし3位に食い込んだ。

 「本当に調子がよく、自分でもびっくり。インターハイでは予選突破を目標に、全国のレベルに少しでも付いていけるよう頑張りたい」と抱負を語った。結果は次の通り。

 【男子】

 ▽100㍍=①下地駿麻(八重高)10秒60 ▽砲丸投=⑨宮城涼(八重農)13㍍24㌢▽棒高跳=⑧大田守真(八重高)4㍍00㌢

 【女子】

 ▽400㍍=③金城あいら(八重高)56秒85▽400㍍H=⑧下地美桜(八重高)1分8秒41

公害防止協定見直しへ 廃プラ類焼却で意見交換

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ごみ焼却施設の延命化と廃プラスチック焼却処分実現に向けた地域住民への説明会。市は理解を得られたとして今後、協定書の見直し作業に入る=13日夜、嵩田地区集会所

 老朽化が進むクリーンセンター(ごみ焼却施設)の延命化に伴い、廃プラスチック焼却処分を計画している石垣市は13日までに、現施設の建設時に周辺3地区と交わした公害防止協定の変更に向け、名蔵とバラビドー、嵩田で相次いで説明会・意見交換会を行った。協定には「廃プラスチック類は焼却しない」などの項目が盛り込まれているが、市は住民の理解は得られたとしており、今後、各地区代表と協定の見直し作業に入る。2023年度中の設備更新を目指している。

 現施設は1997年に完成。公害の発生防止について市は3地区とそれぞれ協定を結んだ。ダイオキシン発生の原因となるプラスチック類を焼却しない、施設の増設・新設を行わないなどとする内容。

 現施設の老朽化対策として市は、建物自体に20年以上の耐用年数があることから、焼却炉をダイオキシンが排出されない施設に改良して廃プラスチックを燃やすことで38年度までの延命化を図る方針。

 計画では、現施設を継続させながら20年度中に調査・設計を終え、基幹整備事業を21年度から実施。2炉あるうちの1炉を22年度内に、もう1炉を23年度中には完了させる予定だ。

 説明を受けた3地区の住民からは「施設改良は地域住民が安心できるようなものにしてほしい」「ダイオキシンの原因になるので塩素が入っているものは燃やさないでほしい」と安全性の確保を求める声があった。

 ほかに「現在の焼却炉は15年で建て替えると聞いていたが、既に22年目を迎えている」「協定書の中に、次の新しい焼却炉建設のスケジュールまで入れてほしい」など今後の見通しを明示することへの要望や、「子や孫のことを考えるとあいまいなままの協定書では了承できない」などと協定内容の明確化を求める意見もあった。

 説明会を終え、前浜孝始環境課長は「3地区とも理解を得られた。今後は各地区の代表を交えて協定書の見直しに入りたい」と述べた。

40代から始まった老眼。年齢に応じて度数…

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 40代から始まった老眼。年齢に応じて度数が進み入門用の1から若い人がかけたら目が回るほど強い3まですべて世話になった▼当初は、かつて流行した「メガネは身体の一部です」という昔のCMに影響されてデザインやレンズの質も考慮、メガネ専門店で似合うメガネを選んでもらっていた。ところが出先で忘れてきたり、家の中で探し回ること再再で、とどのつまり新しく買う羽目に▼しかし、紛失がこうも度重なると不便で出費もバカにならない。友人に「老眼鏡をよく無くすが、諸君はどうか」と尋ねてみた。「よくある、だから高額なメガネは買わない」との返事▼脇からもう一人が「自分の老眼鏡はすべて100円ショップ。壊れても無くしてもあきらめがつくし、数多く購入し、家のあちこちに置いてある」▼その手があったのか。さっそく100円ショップへ。あるある、デザイン、材質、重さ、容器も多彩。まとめ買いをして友人の助言に従いパソコン台、作業台、食卓、応接間、トイレの棚、靴箱の上などに置いてみた▼でもこれで一切解決とはいかなかった。今度は「ここに置いてあったメガネ」騒ぎ。家人「あちこちにポンと投げ置かれていては掃除の迷惑、踏まれてもしまい込まれても仕方なし。安物買いの銭失い」本日は、老を省みる日。(仲間清隆)

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