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「私たちが応援する」

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21世紀枠の選考から漏れた後、グランドから教室に向かう選手を優しいまなざしで見つめる父母会のメンバーら=29日午後、八重山高校

 「甲子園に一番近づいた日」「次は夏がある」−。八重山高校のグラウンドには「朗報」を待ちわびる父母会(仲山久紀会長)や野球部OB会(宮城弘会長)の役員らが詰め掛けた。選考から漏れた”落選“の報に一瞬、言葉を失ったが、気持ちを切り替えて練習を開始するナインに「私たちが応援する」と気を取り直した。

 又吉海智捕手の父・清真さん(53)は「島の子はそう簡単に気持ちが折れない」とナインを信頼。川満拓也・龍馬兄弟の母・妙子さん(46)は「保護者は応援することしかできない。これからもトレーニングを積んで」、妹の凜杏(りあん)さん(7)も「夏は甲子園に連れていって」と期待した。

 兼松宏幸の父・宏吏三(39)は「もう決まったことなので前を向くしかない。保護者も子どもたちもそう思っている」と前を見つめ、仲山会長は「気持ちを切り替え、絶対、夏は実力でとる」と決意した。

 野球部OB会の宮城会長は「甲子園はやはり厳しい。OB会として今後も支援していく」と約束した。

 1988年7月の全国高校野球沖縄大会で準優勝したときの主将でOB会副会長の下地寛正さん(45)は「きょうが甲子園に一番近づいた日。昨年10月の九州大会から長い間、わくわくどきどきさせてもらった。夏に期待したい」と感謝。

 副会長の前野尚史さん(48)は「選手はとことん落ち込み、夏にはい上がってきてほしい」とエールを送った。


石垣の未来を考えるプラットフォーム会議 「観光統合局」を強調

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「石垣観光の未来」について意見を交わした石垣の未来を考える市観光プラットフォーム会議=29日午後、市民会館展示ホール

 石垣市は29日午後、市民会館展示ホールで石垣の未来を考える市観光プラットフォーム会議を開いた。会議には観光関連事業者約10人が参加。市観光アドバイザーの谷口正和氏と「石垣観光の未来」について、「観光統合局」の必要性や観光散歩道の設定、ごみ問題、「平和の島」「安心と幸福の島」などの石垣島のキャッチコピー設定ついて意見を交わした。

 同会議は市観光基本計画(2010~20年度)の中間年度にあたる15年度内の同計画改定に向け、市観光アドバイザーからの提言を踏まえ、観光関連事業者からの意見や考え方を集約しようという取り組み。

 市観光文化課が実施した50件の観光客インタビューをもとに意見を交わし、「石垣島再学習」や「長期展望・計画」「開発と保全」などのテーマを抽出。

 中でもバス観光について、観光散歩道との組み合わせで「北部地区などでバス停を中心に散歩コースを設定することでバスを待つ時間に集落内を散策できる」「路地裏観光などを紹介している観光地もある」などと意見が相次いだ。

 「観光統合局」について谷口氏は「世界各国で観光大臣がいる中、日本は観光庁にとどまっている。観光に関することを統合し、新しい方向性を出さないとロングビジョンも出てこない」と指摘、観光に関する施策や情報を一元化する組織の必要性を強調した。

 同課では3月にも同様の会議を開き、年度内にも同計画を改定する考え。

今年も道内23業者が出店

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 冬の大北海道物産展(同実行委員会主催)が29日、ANAインターコンチネンタル石垣リゾートで始まった。31日まで。

 同展には道内各地の23業者が出店。名産の昆布やしまほっけなど新鮮な海産物をはじめ、珍味、甘露煮、ヨーグルトやスイーツ、コロッケなどの総菜に加え、海鮮丼、ステーキ弁当、初出店のラーメン店など豊富な商品を販売している。

 実行委員会広報の知念修さんは「石垣市での開催は4年目。多くの人に来ていただき、各商品のリピーターもいる」と話した。

 夫婦で訪れた60代の女性は「毎年来ている。おいしい。じゃが豚が気に入り毎回購入している」。男性は「島でなかなか購入できない物を売っているので毎回楽しみにしている」と話し、ラーメンや弁当を堪能していた。

 開催時間は午前10時~午後7時まで(最終日は午後5時まで)。

木工製作がスムーズに

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育林棟の竣工式後乾燥室を見学するみずほ会のメンバーら=29日午後、同校育林棟

 八重山農林高校(渡久山修校長)の育林実習棟の竣工(しゅんこう)式および祝賀会が29日午後、同実習棟で行われ、同校関係者や卒業生組織のみずほ会、工事関係者らが出席し、完成を祝った。

 旧実習棟は1977年に建築。2012年に行った耐力度調査で危険建物と判断され、昨年4月から改築工事を進めていた。

 新しい実習棟は、鉄筋コンクリート1階建で、延べ床面積は252平方㍍。木材を乾燥させる乾燥室や木材加工などを行う実習室、菌を培養する菌床室を完備する。総事業費は約6145万円。

 渡久山校長は「育林や樹木加工、菌床実習などの学習を通して、郷土から全国、全世界へわたる産業人に育つことを期待する」と激励。

 生徒を代表してグリーンライフ科3年の上地李輝さんが「これまでは3~5年かけ自然乾燥させ製材してきたが、時間が短縮でき、木工製作がスムーズになる」と喜んだ。

 グリーンライフ科の石川大樹教諭によると、菌床室では一定した温度管理を行うことができ、シイタケやエリンギの栽培、販売を目指すという。

県高校新人駅伝 八重高女子4位

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女子の部で4位となった八重山高校チーム=29日午後、今帰仁村総合運動公園

 【今帰仁】第23回県高校新人駅伝競走大会(県高体連など主催)が29日、今帰仁村総合運動公園を発着点に、5区間、21.0975㌔のコースで行われた。八重山勢は女子の部で八重山高校が1時間28分15秒で4位。3区(3㌔)を走った田邊陽菜(同1年)が区間1位となった。

 男子の部は八重山高校が1時間15分18秒で11位、八重山商工高校が1時間18分04秒で15位だった。

 大会は25チームが出場した男子の部をコザ高校が1時間07分08秒で制し、17チームが出場した女子の部は那覇西高校が1時間21分55秒で初優勝を飾った。

 大浜中学校出身の島袋太佑(北山1年)は1区(6㌔)を走り、18分45秒で区間2位。与那国中学校出身の三ツ岩森之(同)は5区(5㌔)で、17分00秒で区間3位となった。北山は総合3位(1時間08分41秒)だった。

 八重山勢の結果は次の通り。

 【男子の部】

 ▽1区(6㌔)=⑩大仲勝士(八重高2年)20分44秒⑬屋比久大雅(八商工2年)21分24秒

 ▽2区(4.0975㌔)=⑬久貝健太(八重高2年)14分56秒 23仲底将汰(八商工2年)15分36秒

 ▽3区(3㌔)=⑩新城秀人(八重高2年)10分27秒⑳喜屋武真勇(八商工1年)11分11秒

 ▽4区(3㌔)=⑭上地貴也(八重高1年)10分55秒 21砥板竜馬(八商工1年)11分33秒

 ▽5区(5㌔)=⑪川奈優輝(八重高2年)18分16秒⑫入口魁史(八商工1年)18分20秒

 【女子の部】

 ▽1区(6㌔)=③落合瑞歩(八重高2年)23分41秒

 ▽2区(4.0975㌔)=②識名寧音(同)16分16秒

 ▽3区(3㌔)=①田邊陽菜(同1年)12分24秒

 ▽4区(3㌔)=⑯平田清美(同)14分39秒

 ▽5区(5㌔)=④新城志保(同)21分15秒

住民独自の視点で

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 ▽…北部地域活性化に期待がかかる石垣市北部農村集落活性化協議会によるイベント。第1弾は、北部地域の有機栽培やオーガニック商品、独自の加工商品などが販売された。オープニングでは伊野田エイサー保存会が「田嘉里のエイサー」を披露。地域の良さを発信するのは地元や観光客のインバウンドにもつながる。住民独自の視点で活性化のカンフル剤をつくり、過疎化対策につなげてほしい。

 ▽…明日から期日前投票が始まる新庁舎建設位置に関する住民投票。期日前投票所は双葉公民館となっているが、「双葉公民館ってどこ?」という市民も少なくない。石垣ろうあ者友の会の要望で開かれた特別出張説明会でも同様の質問があり、「(通称)シーサー給油所の西側」と会員間で説明する一幕もあった。

 ▽…竹富町学力向上推進委員会の実践発表で、大原小学校はサトウキビの収穫体験で得た収益金を活用して全児童が各種検定を受検。中でも漢字検定では9割以上が合格していることを報告。参加者からは「自分たちで稼いだ資金を無駄にできないという思いが学習のモチベーションを上げているのかもしれない」との声も。

いきなり指名されて困るのがあいさつ。事前

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 いきなり指名されて困るのがあいさつ。事前に依頼されていても、やはり緊張するのもあいさつ。そんなあいさつを大きな声で印象深くしゃべる名手がいる。宮良在住の東宏信さんがその人▼方言を自在に使いこなすだけなく、間の取り方や笑いを誘う言い回しが毎度お見事。よどみなくお話しなさるので、あいさつは原稿なしだと信じていた▼過日、ふらり立ち寄られ「85歳の生まれ年を迎えることができた。記念に大事に取ってあったこれまでにあちこちでしゃべったスピーチや講話の原稿をまとめてみた。進呈する」と、できたての自分史をくださった。本は、あいさつの原稿と覚書とで成り、添えられた写真や新聞切り抜きで東さんの来し方が一目で分かる体裁に仕上がっている▼内容は式辞、祝辞、謝辞、乾杯などに加えて宮良小体育館落成祝いでの新築祝い口上や新空港開港・やいまぴとぅ大会での方言あいさつが載っている他、第25回沖縄県老人の意見発表会での最優秀賞を獲得した原稿も紹介されている▼一読気付いたのは、東さんの生のあいさつと活字原稿との違い。私たちを笑わせ鼓舞した話のはずなのに、目にするのは時候文や紋切りなど定型が目立ち硬い▼同じ話がはなし家次第で変わる落語同様、あいさつも原稿をどう演じるのかが勘所らしい。難しい。(仲間清隆)

”新庁舎は旧空港跡地に” 白保公民館が決議

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住民投票の結果が新庁舎の建設位置に対してどのように反映されるのか意見が相次いだ白保地区での特別出張説明会=30日夜、白保公民館

 2月7日投開票の新庁舎建設位置に関する住民投票に向け、石垣市は30日夜、白保公民館(前盛均館長)で特別出張説明会を開いた。同公民館では25日に開いた公民館運営審議会で新庁舎を旧空港跡地に建設することを求める決議を全会一致で採択しており、週明けにも中山義隆市長に要請する。説明会では住民投票の結果がどのように反映されるのかをただす意見や旧空港跡地を推す意見が相次いだ。

 説明会には約40人の地域住民が参加。「住民投票の結果を尊重するのか。現在地で建て替えるとしている新庁舎建設計画策定委員会の答申を尊重するのか」「投票率はどのように関わってくるのか」と新庁舎の位置決定に対して住民投票の結果がどのように反映されるのかをただす意見が上がった。

 南風野哲彦企画政策課長は「自治基本条例で住民投票の結果を市長、議会は尊重しなければならないとされている。住民投票の結果を踏まえて最終的には市長が総合的に建設位置を判断する」と述べた。

 また、策定委員会が投票で建設位置を決めたことに対して、市自治公民館連絡協議会代表が総会を開かずに白紙で投票したことへの批判や同委員に美崎町自治公民館代表者が入っていることに対して、人選を疑問視する意見があがった。

 市当局は策定委の投票行動は「各委員の判断だ」とした上で、委員の選定については「市役所が美崎町にあるため、(移転でも現地建て替えでも)大きな影響を真っ先に受ける地元団体として委員に入っていただいた」と説明した。


医療の課題について意見交換 08年以来の八重山開催に

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県内8地区の医師会などが議論を交わした地区医師会連絡協議会=30日夜、ホテル日航八重山

 県内各地区の医師会が医療上の課題協議や情報を交換する「第57回地区医師会連絡協議会」(八重山地区医師会主催)が30日夜、ホテル日航八重山で、県内8地区から約70人が参加して開かれ、各地区の取り組みなどが紹介された。

 協議会は持ち回りで開催され、八重山開催は2008年以来、2度目。

 八重山地区医師会の上原秀政会長は「それぞれの置かれた地域の立場から意見を出し合い、今後の医師会活動に生かしてほしい」とあいさつした。

 八重山医療圏の医療提供体制などについて説明した県立八重山病院の玉城和光副院長は、人口の増加や高齢化に伴い、2035年の介護・医療の需要予測が総介護で82%増となり、介護士不足が深刻となる見通しを示し「現時点から病院と行政がタイアップして政策的に介護士育成と確保に取り組む必要がある」と述べた。

ロッテナイン石垣入り 石垣キャンプ9年目スタート

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9年目の石垣島キャンプに向けて総勢118人で石垣入りした千葉ロッテマリーンズを出迎えたファンやマスコミ=30日午後、南ぬ島石垣空港

 2月1日から9年目の石垣島キャンプをスタートする千葉ロッテマリーンズの選手63人と監督、スタッフら総勢118人が30日夕、空路石垣入りした。昨季、自己最多の8勝を挙げ、先発ローテーションとして活躍した大嶺祐太投手、開幕1軍で前年を大きく上回る41試合に出場した翔太選手も兄弟そろって姿をみせた。

 今回も1、2軍合同で2月1日から19日(2軍は20日)まで市中央運動公園を主会場に展開。2軍は21日から28日まで鹿児島県の薩摩川内市総合運動公園で二次キャンプを張る。

 期間中の2月13、14の両日、午後1時から同公園野球場で台湾プロ野球王者のラミゴ・モンキーズとの交流戦「アジアゲートウェイ交流戦パワーシリーズ2016」を行う。チケットは内外野一律500円で2月1日から同公園内のキャンプ総合案内所で販売を開始する。

 山室晋也球団社長は、25周年を迎えたマリーンズを人間に例え、「17歳から青春時代を石垣島で過ごし、スポーツ選手として活躍できるエネルギッシュな歳になった。必ずや日本一になって、水牛車を先頭にパレードをしたい」とあいさつ。

 石垣島協力会会長の中山義隆市長は「子どもたちの活躍で島の野球熱は盛り上がっている。温かい石垣島でチーム力を上げて、日本一奪還を」と歓迎した。

 初めて空港での出迎えに参加した少年野球チーム、真喜良サンウェーブの高良憲心(けんしん)君(真喜良小5年)は「プロ選手は体が大きくて圧倒された。鈴木大地選手のファン。台湾チームとの交流戦には応援に行きたい」と目を輝かせた。

 大嶺祐太投手のファンという与那覇百恵さん(41)=新川=は「大嶺(祐)選手を近くで見られてかっこよかった。キャンプ期間中は家族で選手を応援したい」と喜んだ。

「地域活性化の起爆剤に」 実りと食のフェス初開催

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初開催の実りと食のフェスでドラゴンフルーツの加工品を販売する比嘉由子さん(左)と買い求める来場者=30日午前、伊原間公民館

 石垣市北部農村集落活性化協議会(我喜屋隆会長)主催の「石垣島の実りと食のフェスティバルin北部」が30日午前、伊原間公民館で初めて開催され、地元や観光客約100人が会場に訪れた。同イベントは北部地域の活性化と地元住民主導による将来ビジョンづくりなどを目的に国の支援を受けて実施。我喜屋会長は「イベントを地域活性化の起爆剤にしたい。地元住民が北部地域を盛り上げる仕組みをつくりたい」と期待した。

 出展ブースには、北部地域で生産されたヘリコニアやジンジャーなどの花きや熱帯果樹などが販売されたほか、伊野田小学校PTA父母会が飲食物を販売し、訪れた人々が地域の商品を買い求めていた。

 公民館内では、オーガニックヴィレッジジャパン(OVJ)の高野なる理事によるセミナーや映画「100年ごはん」(大林千茱萸監督)の上映会、マクロビオティック・コーチとして世界で活躍する西邨(にしむら)マユミシェフが石垣島の食材を使ったマクロビランチを披露した。

 農産物や花き栽培技術の向上、伝統野菜の普及啓発に関する品評会も行われた。

 花き類を販売した太陽の花石垣支部の山元理恵さん(36)は「先日の寒波で思うような商品をそろえられなかったが、市の拠点産地のヘリコニアやジンジャーを島内外に広めるきっかけになった」と喜んだ。

 ドラゴンフルーツの加工品を製造する比嘉由子さん(67)=明石=は「商品販売を通して地元の人々が北部に来たくなるイベントを継続してほしい」と求めた。

 イベントは31日まで開催され、各ブースは午前9時からオープンする。

 同協議会は、農水省が本年度から5年間支援する農村集落活性化支援事業を活用。イベントやワークショップなどを開催して北部地域の振興につなげる方針。

 品評会の入賞者は次の皆さん。

 ▽石垣市北部農村集落活性化協議会長賞=比嘉由子(農産物加工技術の向上)▽石垣市長賞=宮城順一(花き拠点産地の栽培技術の向上)▽大林千茱萸賞=上地朝子(持続的農業の推進の啓発)▽西邨マユミ賞=真榮城玄三(伝統野菜の普及啓発)

石垣市新庁舎建設位置 住民投票まで1週間

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石垣市の新庁舎建設位置に関する住民投票の期日前投票を呼びかける横断幕=30日午後、市役所前

 2月7日投開票の石垣市の新庁舎建設位置に関する住民投票まで残り1週間に迫った。期日前投票は2月1日から始まる。市で初めての住民投票に向けて市選挙管理委員会(辻野ヒロ子委員長、委員4人)では市内数カ所に横断幕や垂れ幕を設置し、周知を図っている。辻野委員長は「初めての事なので不安もあるが、市民には庁舎建設位置に関心を持って投票に行ってほしい」と呼びかけている。

 市選管によると、期日前投票は2月1~6日、午前8時30分から午後8時まで双葉公民館で行われる。

 2月7日の投票はいずれも午前7時から。市内18カ所の投票所で午後6時までと午後7時までの会場がある。開票は同日午後8時30分から、市総合体育館メーンアリーナで行われる。

 投票は新庁舎の建設位置について「現庁舎敷地」か「旧空港跡地」かを選択する方式で実施する。辻野委員長は「初めての住民投票で、候補者の名前を書く通常の選挙と異なるため戸惑う面もあると思うが、せっかくの住民投票なので関心を持ってほしい」と話す。

 また、「住民投票に対して盛り上がりに欠けているように感じており、住民投票が浸透しているのか不安もある。投票率を上げるため市当局と連携して周知を図っていきたい」と述べ、広報車などでも投票を呼びかけていく考え。

 選挙人名簿登録者数は昨年12月2日現在、男1万8745人、女1万8871人の計3万7616人。

 投票所は次の通り。(○数字は投票区)

 ▽午前7時~午後7時=①登野城公民館②登野城小学校③大川公民館④石垣小⑤石垣中⑥新川小⑩平真小⑪大浜小⑬白保小⑲真喜良小⑳真栄里公民館21宮良小

 ▽午前7時~午後6時=⑦名蔵公民館⑧川平小中学校⑨富野小中学校⑫川原小⑭伊野田集落センター⑮伊原間中⑯兼城公民館⑰明石公民館⑱平久保小

ビールがあれば最高なのに…

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 ▽…八重山漁協荷さばき施設で1月31日に行われた「第14回お魚まつり」。開始時刻の午前10時から大勢の人たちが集まった。提供される海産物は通常価格より安く設定されているため、我先にと多くの人が列をつくった。天ぷらやかき揚げなどの飲食コーナーもあり、来場者からは「ビールがあれば最高」との声も。

 ▽…平得大俣地区への陸上自衛隊配備計画に反対する看板が設置されている開南、嵩田地区。於茂登公民館も地区内に設置する考えで、3地域が合同で「自衛隊反対」を内外に訴えていく。一方、反対多数とはいえ、賛成意見もある開南公民館は若干状況が違う。今後の公民館運営を考えると、強硬に反対するのは難しいのかも。

 ▽…いしがき教育の日で講演した福井県教育庁の戸羽嘉和氏は、同県の高学力の秘密を追った映像も紹介。宿題を共働きの両親に代わって祖父母が見る様子や、授業の休み時間を利用した業間運動などの取り組み、無言清掃などの映像が流れると、会場からは「おお~」と感嘆の声が上がった。市の実態に合わせてできる部分を今後に生かしてみては。

いまではすっかり定着しているが沖縄で出版

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 いまではすっかり定着しているが沖縄で出版された本を県産品ならぬ”県産本”と呼ぶようになったのはいつごろからだろうか▼県内に出版社は多々あるが、八重山には日本最南端の出版社として地元に根ざした”島産本”を創り続けて30年目を迎えた「南山舎」(上江洲儀正代表)がある。ことしはこれまでの活動が評価され、琉球新報活動賞、5度目の沖縄タイムス出版文化賞を受賞▼とことん八重山にこだわり、地元の要望に応えた八重山でしか生まれなかった数々の書籍、固有の文化を強調した上江洲代表の発想とアイデア、ひたむきな努力が評価されたのでは▼一家に一冊でおなじみの『八重山手帳』発刊を機に1987年創立。24年発刊を続け親しまれている『月刊やいま』、また市立図書館の新聞検索システムを確立し、八重山関係の新聞記事データベース化は他の地域にない独特のもの▼最近はスマホで読む「ケータイ小説」など書籍の存在が危ぶまれている中で沖縄関連本は毎年数百冊が生まれている。歴史物、沖縄戦、食文化、写真集と多彩で書店や図書館の郷土コーナーを充実させている▼県産本の多くは県内で売られるが、県外に住む出身者や沖縄ファンにも人気のよう。だがもっと地元の人たちに触れてほしいし、島唯一の出版社を地域でもり立てていかなければと思う。(辻本順子)

情報伝達がスピードアップ 県消防指令センター運用

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 県内36市町村の119番通報を受け付ける県消防指令センター(嘉手納町ニライ消防本部内)の運用は竹富町で昨年11月5日から、与那国町で翌6日からそれぞれ始まっており、石垣市でも2月16日からスタートする予定だ。

 市消防本部では現在、職員が交代で24時間体制の通信指令業務を行っており、センター運用開始で業務の軽減、現場の体制強化が期待されるという。

 同本部担当者によると、同センター運用によるメリットは▽デジタル化により、通報場所の特定が瞬時にできる▽携帯電話の通報でも衛星利用測位システム(GPS)機能をONにしていれば特定できる▽火災などの際にAVM(車両動態管理システム)により、建物の構造などの支援情報を隊員に伝えることができる−ことなどがあり、情報伝達のスピードがアップする。

 同センターでは県内各地区の消防隊員が交代で対応するため、地元の方言や地名が分からない場合も。このため、センターと通報者、市消防本部の三者間通話で対応することにしている。

 同本部の担当者は「システムに大きな看板や目立つ建物を目標物として登録していくので、携帯電話にGPS機能がない場合でも場所の特定ができる」としている。


竹富町テレワーカー5人が誕生 在宅オペレーターとして就労

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「竹富町移住プロジェクトICT人材育成講座」を修了した受講生たち=1月28日午後、町離島振興総合センター(町企画財政課提供写真)

 【西表】パソコンなどの情報通信機器を活用し、場所の制約を受けずに仕事ができるテレワークの就業環境の構築に取り組んでいる竹富町は、1月28日でICT講座「竹富町移住プロジェクトICT人材育成講座」を終えた。受講生5人は今後、個人事業主としてNTTコムチェオと業務委託契約を締結し、電話でインターネットの接続などをサポートする在宅オペレーターとして働く予定だ。

 国の地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金(地方創生先行型)などを活用した補助事業は2月末で終了するが、町は2016年度以降、単費でテレワーカーの育成を継続し、離島での雇用拡大と移住促進につなげていく考え。

 講座は総務省の「ふるさとテレワーク推進のための地域実証事業」の一環。昨年10月5日から町とプロジェクト事務局のブルー・オーシャン沖縄、NTTコムチェオが共同で在宅テレワーカーの育成を行い、西表島を中心に5人が講習を受けた。

 東京から西表古見に移住した高松俊介さん(48)は「もともとIT系の仕事をしていたのでスキル面では心配がなかったが、コール対応にとても高いコミュニケーション能力が必要とされ大変だった。仕事の幅が広がり仲間が増えていくといい」と話した。

 町企画財政課の小濵啓由課長補佐は今後の取り組みについて「今回は事業採択が7月になったため取り組みが遅く西表島中心となったが、他の島々にも広げていきたい」と話している。

 一方、町内の通信基盤は、ADSL(非対称デジタル加入者線)となっているため、データ送受信の容量が少なく、データ量の大きい業務を請けることが難しいという。光通信など超高速ブロードバンド環境の整備が求められそうだ。

お魚まつりに大勢の人出 近海魚の地産地消を

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大勢の人たちでにぎわう第14回お魚まつり=1月31日午前、八重山漁協荷さばき施設

 第14回お魚まつり(石垣市登野城・新栄町・新川・八島町漁業集落協定主催)が1月31日、八重山漁協荷さばき施設で開かれ、親子連れなど大勢の人たちでにぎわった。

 近海で漁獲される海産物の展示・即売などを通して地産地消を推進するのが狙い。今回は、近海魚のレシピ集「おさかな女子レシピ」(県水産課作成)を500部印刷して配布、魚食の普及を図った。

 鮮魚などを通常より安く提供したほか、もずくのつかみ取り、マグロの解体ショー&無料配布、セーイカ(ソデイカ)の無料配布、おさかなタッチプールなどを設け、各コーナーには長い列ができた。

 長男の凛太郎ちゃん(2)と訪れた加藤勇樹さん(38)=登野城=は「マグロを買いたかったので来た。地元の魚は種類がいっぱい。そのままの形で売られているので子どもも喜ぶ。もっと頻繁に開催してほしい」と話した。

 同まつりは、国の離島漁業再生支援交付金を活用して年1回、八重山漁協の青年部(池田福剛部長)、女性部(徳久山州子部長)が中心となって開催している。

学力向上へ認識新た4団体が実践報告 教育功労で9個人1団体表彰

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教育功労で9個人1団体が表彰された「いしがき教育の日」行事=1月31日午後、市民会館大ホール

 市民全体で教育について再考する「いしがき教育の日」の行事(主催・同推進委員会、市学力向上推進委員会、市教育委員会)が1月31日午後、石垣市民会館大ホールであり、教育に功労のあった9個人1団体を表彰したほか、学力向上推進校などの実践報告を通して成果を確認した。会場には学校関係者や保護者らが多数訪れ、学力向上に向けたそれぞれの役割について認識を新たにした。

 開会式で市教委の仲山久紀教育委員長は「子どもたちの成長には家庭や地域の教育力、学校教育との連携が不可欠。『いしがき教育の日』が市民に定着し、全体で教育への取り組みが推進されることを心から願う」とあいさつ。

 中山義隆市長は「教育環境が整っても何より重要なのは教師。自己研さんに励み、子どもたちの頭や心、体をしっかり鍛えてほしい」と激励した。

 報告会では、市教委学校指導課、学力向上推進校の八島小と伊原間中、道徳教育推進校の大浜小、冠鷲プロジェクト実践団体の平真小マーチングバンドレインボーがそれぞれ発表。

 伊原間中の上原徹哉教諭は基礎力テストや補習指導、1分間スピーチなどの取り組みを報告、成果として▽意欲的に学習に取り組む姿勢が身に付き、向上心を確認できた|ことなどを挙げる一方、▽個に応じたきめ細かな指導の充実▽職員間の連携を図る時間の確保|などを課題とした。

 放課後のすきまの時間を活用して学習を支援するマーチングバンドレインボーの前津秀一郎父母会長は「勉学と部活の両立ができたこと、家庭内で子どもとの会話が増えたこと、経済的負担が軽減されたことなど、すべてに効率のいい学力向上推進事業と認識している」と述べた。

 受賞者は次の皆さん。

 【個人】尾崎まさ江、浦山秀二、浦崎泰弘、池田元、宮里秀子、太田義彦、山根清美、島仲玲子、浦内桜【団体】地域の子みまもりたい石垣字会

大嶺祐太投手12日に入籍予定

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 ▽…9年目を迎えた千葉ロッテマリーンズの石垣島キャンプで精力的に体を動かした大嶺祐太投手。昨年は契約更改後の記者会見で、歌手で女優の琴菜さん(27)=宮古島出身=との結婚について語っており、キャンプ初日には記者団からキャンプ中に婚姻届を出すのか質問された。「2月14日を予定していたが、知り合いのユタに『12日の方がいい』と言われたので、その日の入籍を予定している」とのこと。

 ▽…1日から双葉公民館で始まった石垣市役所の建設位置を選択する住民投票の期日前投票。会場に駐車場がない上、あいにくの小雨模様。悪条件が重なり、出足がどうなるか心配されたが、関係者の予想以上の人が投票に訪れた。住民投票は、選挙と違って表面的には盛り上がりに欠けているが、住民の関心は高そう。

 ▽…葉タバコの苗の植え付けが行われている。昨年は台風の影響で収穫が大幅に減少。昨年末から雨や曇りの日が続いているものの、最高気温が20度を超える暖かい日が多く、品質の良さや収穫量に期待が高まる。栽培農家の男性は「昨年の分まで取り返したい」と話し、台風が襲来しないことを願っていた。

以前この欄で書いた地区軟式野球大会の出場…

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 以前この欄で書いた地区軟式野球大会の出場チームの中で、最も弱いのではないか? と自他共に認める筆者が所属する「みつばち組」と、とんねるクラブのいわゆる「最弱決定戦?」が1月31日、初めて実現した▼十数年前に40歳の壮年入りを機にチームを結成して以来、対戦を切望しながら、くじ運に恵まれず、これまで一度も当たることが無かった一戦だ▼結果は、みつばち組が最終回の五回、7対6でとんねるクラブに逆転勝ち。栄えある?「最弱」の称号はとんねるクラブの頭上に輝いた▼だが、試合内容は、予想に反して両チームとも比較的エラーも少なく、打撃も好調。数多くの長短打が飛び出す打撃戦となり、逆転に次ぐ逆転で適度な緊張感もある、なかなか楽しい試合となった▼みつばち組は昭和38年生の大浜地域在住の同級生、とんねるクラブは同39年生の八商工の同級生チーム。年齢も近く、野球未経験者も多いというチーム事情も似た境遇。これからも良きライバルとして対戦を重ねたい相手だ▼会場となったバンナ公園のお祭り広場は両翼70㍍。市営野球場などより約30㍍狭く、打球が外野を抜けても十分対応できる広さ。走力、持久力、遠投力に衰えがみえ、本球場の広さを持て余す実年にとっては、周囲の緑とともに絶好の環境だ。(下野宏一)

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