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花嫁化粧着付競技 県代表の新城さん4位入賞

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全日本美容技術選手権大会の花嫁化粧着付競技に挑む新城桃子さん=20日、札幌市の北海きたえーる

 第43回全日本美容技術選手権大会(全日本美容業生活衛生同業組合連合会主催)が20日、札幌市内で行われ、県代表の新城桃子さん(32)=ヘア・アトリエM=が、花嫁化粧着付競技の部で4位に入賞した。

 美容業全体の技術水準の向上を目指して毎年開催。ヘアスタイルや着付、ネイル、メイク、ブライダルなど9部門に全国から221人が参加した。花嫁化粧着付では19人が日ごろ鍛えた技術を競った。

 2013年に中振袖着付競技で日本一になった新城さんは「多くの人の協力で大会に参加でき、感謝している。今後はさらに頂点を目指し、日々鍛錬したい」と話した。


市内16事業所でお仕事見学

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出発式で「みんなでグッジョブ」とかけ声を合わせる児童たち=22日午前、石垣市中央運動公園野球場会議室

 石垣市グッジョブ連携協会主催のジョブシャドウイングが22日、石垣市内の16事業所で行われ、北部地区の4小学校の5、6年生35人が参加した。

 市中央運動公園野球場会議室で行われた出発式で、伊野田小学校6年の矢吹明斗君は「しっかり学んで充実した1日にしよう」と呼びかけた。

 市特産品販売センターを訪れた伊野田小5年の矢吹あいかさんは「商品を一つ一つきれに並べており、すごいなと思った。こんなに商品があるとは知らなかった」、野底小6年の上地貴海斗君は「忙しそうだった」とそれぞれ話した。

 同センターの島袋幹子主任補佐は「お客さまが何を求めているかを知ることが重要」とアドバイスした。

交通量多い道路で影響多大

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 ▽…八重山郵便局北側や桟橋通りで行われている下水道工事が11月にはゆいロードでも始まる。通りには多くの店舗が並んでおり、離島ターミナルからユーグレナモール、ゆいロードへつながる観光客の動線があるが、工事の影響で客足が遠のくことが懸念されている。また、交通量の多い道路だけに、車道が片側通行になることで混雑が予想され、市民の生活にも影響が出そうだ。

 ▽…約40人が参加し、書き方などを学んだエンディングノート講座。講師の島袋早苗氏によると、県内の高齢者数は25万8301人で高齢化率は18%に達し、数年後には超高齢化社会になるといわれている。高齢者の孤立や孤独死も問題になっており、死後に備えて自身の希望を書いておくことは重要。講座で使われたノートは全部で25ページでそんなに多くもない。興味のある人は書いてみては。

 ▽…今年も中学駅伝のシーズンがやってきた。台風24号の影響で通常開催が危ぶまれていたが、開会式には青空が広がった。駅伝は”生もの”と言われるほど気候や選手の体調などが勝負を左右。監督や選手も大会当日のコンディションに細心の注意を払う。優勝を懸けて今大会も激戦必至で開会式では監督同士にも緊張感があった。県や九州、その先の全国大会を目指したタスキリレーが始まる。

石垣市は東へ東へと市街化が進み、新空港完成…

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 石垣市は東へ東へと市街化が進み、新空港完成後はさらに拍車がかかりそうだが、新川など西地区住民はそれで良しとしているのだろうかと5、6年前、本紙論説でバランスを欠く街づくりに関して問題提起したことがある▼それは県の窓口である八重山支庁が現在の真栄里に移転以降、平真地区と南大浜地区で集合住宅や各種の大型商業施設が次々建ち、市主催のイベントまで新しく完成した真栄里公園で開催されるようになったからだ▼さすがに石垣島まつりやとぅばらーま大会は、東西のバランスと中心市街地の活性化も考慮して一昨年までに元の新栄公園に戻した。しかし今後市街化の“東地区偏重”が決定的になりそうなのが、八重山病院と市役所の旧空港跡地への移転だ▼市役所移転は、11年の東日本大震災後に新たに出てきたものだ。今後の街づくりが地震・津波対策重視となると、市民会館や市立図書館などその他の公共施設も、旧空港跡地などの高台移転になる▼となると東西両地区住民の利便性は、さらにバランスを欠くことになる▼しかし東日本大震災以降どの自治体も街づくりは悩ましいだろう。来るのか来ないのか、来るならいつなのか全く予測のつかない地震・津波が身近な脅威になったからだ。特に周りが海の3市町は、早急に対応を決める必要はないのだろうか。(上地義男)

科学立国ニッポンの担い手に

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■文化国家日本を誇る

 ノーベル賞受賞で沸く日本。私たちは、この国を、そして、この国に生を受けたことを大いに誇ろう。これからも「知の創造」で世界に貢献する日本をつくっていきたい。

 私たち一人一人がその構成員だ。各分野で知を結集して世界の文化発展に貢献する有為な人材を育成することをさらに進めなければならない。

 ノーベル賞受賞者の話を聞けば、いわゆる神がかり的な能力を持っている人ではない。いかに興味と関心を持ち、社会貢献を念じていたかである。そして、揺るぎない信念を持ち続けることができるかどうかで成功の可否がある|と知ることができる。そのことを早くから児童生徒に知らせ督励する必要がある。

 このような人材をいかに多くつくるかで、わが国が、国際社会に冠たる国家になり得るかどうかが決まる。励まなければならない。

■科学技術で国づくり

 戦後、わが国は「科学立国ニッポン」で国づくりに励み世界有数の経済大国になった。その基となったのが「科学技術」。これからもその立国精神は変わらないだろう。だが、懸念されることが横たわる。中高生の「理科離れ」である。必然にして理科の成績も芳しいものではない。先の全国学テ結果発表で本紙は「理科離れ解消されず」|とかなり大きな見出しで、このことを取り上げた。

 ▽理科の勉強が好き(中3年・62%。この中3年が小6年時・82%)で20%の減。▽理科関連の職業に就きたい(中3年・24%)。これからの科学立国を支える児童生徒にしては気がかりな数値である。

 小学校のころは好きであったが、学年が上がるにつれて苦手で嫌いになる|「理科離れ」にどうブレーキをかけるかである。文科省は「授業内容に変化は見られるが成果が出るには至っていない」とみる。前回テスト後、同省は理科の興味を促すため、外部人材を配置し、実験・観察活動の補助活動や発展的な授業を進めてきた。また、実験機材の拡充や教員研修の強化を図ってきた。そのことがあって実験や観察を行う学校が増えた|とアンケート結果を分析する。「理科離れ」が進む現状を見たとき、施策不十分ということだろう。

 さらなる厚い展開が急務だ。

■科学作品展を生かせ

 八重山には31回を誇る児童生徒科学作品展がある。八重山地区小中学校理科教育研究会(南和秀会長)が主催するもので、これを生かしたい。「将来の科学者の卵が八重山にいるのが頼もしい。科学の目、科学の心で考えてほしい」(南会長)と激励する。

 科学には気づく力、つまり着眼する能力が求められる。これは、日常、身近な事象に興味関心を持つ中で得られる。観察・実験を継続することでひらめいてくる。この事の確証を得るためには実験が必要だ。

 教師の演示実験ではなく児童生徒自身にさせることが大切。授業改善は実験の多用から始めたい。

 理科教科書から得た「知識」も、「現実」(実験)との突き合わせがあってはじめて「認識」(理解)になり得る。

地区中学駅伝きょう号砲 男女23チーム健脚競う

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八重山中学校駅伝大会の開会式で力強い選手宣誓を行う白保中の宮城翔主将と赤嶺美矢主将(左から)=23日夕、石垣第二中学校体育館

 男子48回・女子30回八重山中学校駅伝競走大会(八重山中体連など主催)の開会式が23日夕、石垣第二中学校体育館で行われ、選手を代表して白保中男子の宮城翔主将(3年)と同女子の赤嶺美矢主将(同)が「仲間と共に流した汗と涙を忘れず、つないできたタスキに思いを込めて悔いの残らぬよう走ります」と力強く宣誓した。大会は市中央運動公園陸上競技場を発着点に24日午前10時に女子、同11時10分に男子がスタートする。

 今大会には男子10校13チーム、女子7校10チームから総勢197人の選手がエントリーした。

 コースは市中央運動公園陸上競技場をスタート・ゴールする男子が6区間20㌔、女子が5区間12㌔の八重山中体連駅伝コースで争われる。男女上位4チームは11月7日に宮古島市で行われる県中学駅伝大会に派遣される。

 開会式で八重山中体連の﨑山晃会長は「心配された台風の影響はなく、最高のコンディションで力を発揮してほしい。八重山勢がもう一度、県大会の優勝旗を獲得してほしい」と激励した。

嘉彌真(白保中3年)2位入賞 記録67㍍85「悔しい」

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第46回ジュニアオリンピック陸上競技大会共通男子ジャベリックスローで2位入賞を果たした嘉彌真大輔=23日、横浜市の日産スタジアム(宜野座淳司監督提供)

 第46回ジュニアオリンピック陸上競技大会(日本陸上競技連盟主催)が23日、横浜市の日産スタジアムで開幕、初日に行われた共通男子ジャベリックスローに県代表として出場した嘉彌真大輔(白保中3年)は、67㍍85で2位入賞を果たした。

 嘉彌真は「一番大きな舞台で表彰台に乗れたのはうれしいが、力を出し切っての2位ではないので悔しい。緊張で投射角度を意識できず、軌道が低くなってしまった。1投目のファウルが焦りにつながり、記録を出さないといけない重圧で悪循環になった」と複雑な胸の内を話した。

 だが、最後の投てきで67㍍85を記録し、3位から2位になり、「最後は開き直ってリラックスして投げた。順位を上げられてよかった」と語った。

 結果は次の通り。

 ◆共通男子ジャベリックスロー

 ▽②嘉彌真大輔・白保中=67㍍85(ファウル、66㍍70、66㍍93、62㍍95、67㍍59、67㍍85)

八重山特産品も多数販売 県内522企業が出展

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第39回沖縄の産業まつりの開幕でテープカットする関係者=23日、奥武山公園

 【那覇】「あ、いいね!使って納得 県産品」をテーマに、第39回沖縄の産業まつり(同実行委員会主催)が23日、雨が降るあいにくの天候の中、那覇市の奥武山公園・県立武道館で3日間の日程で開幕した。

 今年は522の企業・団体・個人が出展し、県産品の展示即売をはじめ、沖縄発の新技術や新商品の紹介などを通して、県内製造業の現状や可能性をアピールしている。

 八重山からは石垣市商工会、竹富町商工会、与那国町商工会、石垣市特産品販売センターのほかに民間企業などが出店。かまぼこや塩、もちきび、泡盛、黒米など各地域の特産品を販売している。

 県立武道館では、県推奨優良県産品展や産学官技術連携展、県発明くふう展、県内企業の海外展開を紹介する「沖縄ものづくり海外展開活動展」などが開かれ、初日は多くの人でにぎわった。


事業主ら対象に説明会 ゆいロード下水道工事

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ゆいロードの下水道工事について説明会を開いた市下水道課=23日午後、まちなか交流館ゆんたく家

 石垣市内大川の県道79号線(通称ゆいロード)の下水道工事が11月中に始まるのを前に石垣市下水道課(前濵猛志課長)は23日午後、ユーグレナモール内のまちなか交流館ゆんたく家2階で、同通り沿いに店を構える事業主らを対象に工事の説明会を開いた。

 工事は、八重山郵便局北西側の交差点からファミリーマート石垣ゆいロード店前の交差点まで約264㍍区間で雨水工事と汚水工事を実施。11月中に着工し雨水工事、汚水工事の順に工事を行い終了は2018年度末を予定している。期間中は車道が片側通行となる。

 説明会では工事期間中、車や人の動線が変わることへの懸念が示され、参加した近隣の店舗関係者からは「客足が遠のき、営業が続けられなくなる」「シャッター商店街になる可能性がある」などの意見があった。

 また、工事で売り上げが下がった場合、固定資産税などの優遇措置を求める要望があり、同課の島仲雄市補佐は「税務担当から調整できないとの回答を得ている」と述べた。

 また、他の参加者からは「商売をしている人にとっては死活問題。意見を聞いてもらえないなら、この集まりは無意味だ」と語気を強める場面もあり、島仲補佐は「(今回は)あくまでも工事の説明会。意見交換会を開くなら、各店舗の意見を集約し、希望日時を教えてほしい」と述べるにとどめた。

八重高、きょう初戦 九州地区高校野球

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ダッシュで公開練習に向かう八重高ナイン=23日午後、鹿児島市鴨池公園野球場(添石雅邦野球部部長提供)

 【鹿児島で比嘉盛友記者】来春のセンバツ甲子園の出場権をかけた第137回九州地区高校野球大会(九州地区高野連主催)は24日、鹿児島県立鴨池野球場など2会場で、各県代表の18チームが出場して開幕する。八重高(沖縄県1位)は同球場の第2試合目に登場、午後1時から鹿児島城西(鹿児島県2位)と対戦する。同大会で2勝すれば、センバツ出場はほぼ確実。八重高初の甲子園出場を目指し、初戦に全力投球する。

 八重高は21日、鹿児島入り。仕上げの調整を続けており、この日は鹿児島市立鴨池公園野球場で最後の公開練習を行った。仲里真澄監督によると、チーム状態はいつも通り。平常心で臨む準備ができあがった。

 城西は、速球派右腕の平将太を中心とするチーム。県大会で平は5試合37回を投げ、自責点2と安定。打線は四死球34、犠打28。選球眼が良く、着実に走者を進めて得点につなげる攻撃が特徴だ。

 仲里監督は23日夜、電話取材に「相手の分析もだいぶできた。ポイントは先発仲山がしっかり投げて打たせて取るピッチングをすればリズムをつくれる。泥臭く、粘り強く自分たちの野球をやること一点につきる。しっかり準備して試合に臨む」と話した。

 友利有也主将は「チームは良い雰囲気になっている。気持ちも入ってきた。これを試合で体現したい。相手のレベルは完全には分からないが、自分たちの野球がどこまで通用するか楽しみ。島の人たちの応援に応えられるよう、最後に1点多くとれば勝ちという八重高らしい泥臭い野球をしたい」と決意を語った。

【速報】堂々と入場行進 九州地区高校野球

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堂々と入場行進する八重高ナイン=24日午前9時6分、鹿児島県立鴨池野球場

 【鹿児島】来春のセンバツ大会出場をかねた第137回九州地区高校野球大会(九州地区高野連主催)が24日、九州地区の代表18校が出場して開幕。初の甲子園出場を目指す八重高は、秋晴れの下、堂々と入場行進した。

 試合はこの後、午後1時から鹿児島城西(鹿児島県2位)と対戦。同大会で2勝すれば、センバツ出場はほぼ確実となる。

 午前9時現在の気温は22度。日中は27度まで上がる予想。

【速報】八重高初戦突破 九州地区高校野球大会

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初回に1点先制された八重高は二回表、2死二塁から7番仲山の適時打で黒島が生還。同点に追いついた=24日午後、鹿児島県立鴨池野球場

 来春のセンバツ大会出場をかけた第137回九州地区高校野球大会(九州地区高野連主催)が24日開幕。県代表の八重山高校は初戦の相手、鹿児島城西を5ー1で下し、初戦突破した。

 2回戦は、25日に行われる明豊(大分2位)対秀岳館(熊本1位)の勝者と、26日午前10時から対戦する。

八重山高校022 010 000|5

鹿児島城西100 000 000|1

八重山:仲山ー又吉

鹿児島:平ー戸川

【八重高二回表攻撃】

 先頭の4番黒島が右前打。けん制悪送球で2進。2死後、7番仲山のタイムリーで1点(同点)、8番又吉四球、9番伊志嶺の左前打で満塁。1番川満が四球を選び押し出し逆点。2-1。

【八重高三回表攻撃】

 先頭の3番東盛が右安打で出塁。4番黒島が左前打、5番新里が送り、1死2、3塁。6番与那嶺が中堅への犠飛で1点追加(3点目)、7番仲山が三塁エラーで出塁し、2死1、3塁。8番又吉の時に相手のワイルドピッチでさらに1点(4点目)を追加した。

【八重高五回表攻撃】

 1死から4番黒島が左前打で出塁。5番新里が三遊間を抜き1死1、3塁、6番与那嶺が四球で無死満塁。7番仲山が中前打で1点(5点目)、なお1死満塁と攻めたが8番又吉、9番伊志嶺が投手ゴロに倒れ追加点ならず。

 

八重山高校郷土芸能部が創部50周年を迎えた。

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 八重山高校郷土芸能部が創部50周年を迎えた。高嶺方祐先生が踊りを習っている女生徒たちに働きかけたのが創部のきっかけ。1964年。以来見守ってきた▼創部時3年生だった親盛真弓(旧姓玉盛)さんもその一人で山川舞踊研究所で習った思い出を持つ。一年目は1、2年の女生徒が多く舞踊習得を楽しんでいた。文化祭では三線の協力を宮良長久さんたちに得ていた▼翌年、部長を務めた新垣重雄さんが高校生色、郷土色を強く打ち出そうと八重山民謡の三線、笛、太鼓のできる男生徒を募って奔走した▼石中時代に部活動として鳩間昇先生に八重山民謡を教わったという1年生の宮城行雄さんと彼の影響を受けたという東嵩西美寛さん、祖父から習っているという2年生宮里英完さんたちが応じた▼彼らを中心に励んだ稽古が実を結び文館や公民館で成果を披露できるまでになった。華麗な琉舞に清楚な郷土色たっぷりの鷲ぬ鳥節、あがろーざ節、古見ぬ浦節、黒島口説などの斉唱、独唱、舞踊は世間を驚かせ評判を呼んだ▼今や全国高文祭の常連になった八重山高校郷土芸能部。来る11月15日に50周年の大同窓会と記念式典を催す。事務局では、名簿充足のためクラブ草創期の部員たちに連絡を呼びかけている。090-3628-2647(屋比久)。(仲間清隆)

”外国人コンビ“に拍手喝采

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 ▽…合格者74人が晴れの舞台でこれまでの稽古の成果を披露した第41回八重山古典民謡コンクールの発表会。新人賞の部の独唱では、米国出身のクリストファー・デイビスさんとポーランド出身のマテウシュ・バナシュキェビッチさんの”外国人コンビ“が堂々と「夜雨節」を歌い上げ、喝采を浴びた。八重山古典民謡の裾野は今や国内だけでなく世界に広がっている。

 ▽…琉球民族独立総合研究学会の国際オープンシンポジウムで基調講演した前竹富町教育長の慶田盛安三氏。最終的に国は違法確認訴訟を取り下げたが、訴訟への対応について慶田盛氏は「『ちゃんとやっている』と当時は言っていた。準備はするようにしていたが、実はやっていなかった」と後日談で会場を沸かせる場面も。

 ▽…大浜中男子7連覇、船浦中女子2連覇で閉幕した地区中学駅伝。大会関係者によると、会場運営は大会役員や学校職員約60人以上が動員。車両誘導を行いながら選手にエールを送る教諭、会場とは遠い場所に配置され、選手を応援できない教諭とさまざま。来年は県中学陸上が八重山開催。約600人規模の来島が予想される。縁の下の力持ちの活躍があってこその大会運営。選手は尽力に感謝だ。

「地域と連携した発達支援を」

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石垣市保育士研修会で講話した勝連啓介医師=23日夕、石垣市健康福祉センター集団検診ホール

 保育士や保育関係者を対象にした「石垣市保育士研修会」(市福祉部児童家庭課主催)が23日夕、石垣市健康福祉センターで開かれ、約150人が参加した。

 研修会では、社会福祉法人五和会名護療育園小児科の勝連啓介医師が「気になる子への対応~理解と支援」と題し講演した。

 勝連医師は食育に関して、沖縄県の1~6歳までの子どもの朝ご飯欠食率が全国(7.2%)の倍以上の16.4%と指摘。親任せだけの改善策ではなく、子育て支援団体などを紹介していくことを勧めた。

 さらに具体的な事例を挙げながら、運動発達と感覚過敏、言葉の発達の関連などについても解説した。

 その上で「多様な価値観の中、子どもと家族を幸せにするという福祉の視点で接する。地域と顔の見える連携をし、子どもの発達を保障して家族を支援していくことが肝要」とアドバイスした。


「八重山の平和」で体験語る

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「八重山の平和について」をテーマに基調講演した慶田盛安三氏

 琉球民族独立総合研究学会の国際オープンシンポジウムでは前竹富町教育長の慶田盛安三氏が「八重山の平和について」をテーマに基調講演し、自身の戦争体験から八重山地区教科書採択に関する経緯を紹介した。

 波照間島出身の慶田盛氏は西表島南風見田の浜への集団疎開にも同行。運良く由布島に疎開して当時は難を逃れたが、波照間島に戻った後にはマラリアに罹患(りかん)したという。

 戦時中の体験について慶田盛氏は「4歳のころ、夜中に南風見田の浜へ渡ったことだけは鮮明に覚えている。(夜中の船出に)それほどの怖さがあったのかと思う」と述べた。

 平和教育については「子どもに平和という言葉を教えることは難しいが、子どもやお年寄り、障がい者が安心して安全に楽しく暮らせる世の中をつくるために、協力していかなければならない」と強調した。

 また、教科書問題の経緯を説明した後、「いろいろあったが、深く皆さんに感謝している。感謝に勝る才能はなく、(応援してくれた人に感謝することで)人間として磨くことができた」と関係者に礼を述べた。

グアムの事例など紹介

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石垣島への自衛隊配備を懸念した石垣金星氏と新垣重雄氏(左から)=24日午後、市民会館中ホール

 琉球民族独立総合研究学会(ACSILs)主催の国際オープンシンポジウムが24日午後、石垣市民会館中ホールで開かれ、前竹富町教育長の慶田盛安三氏が基調講演した後、同会員のエドワード・アルバレス(グアム政府脱植民地化委員会事務局長)、マイケル・ベバクア(グアム大学教養社会科学部准教授)、石垣金星(西表をほりおこす会代表)、新垣重雄(島の未来を考える島民会議共同代表)の4氏がパネルディスカッションを行い、グアムの事例などを紹介した。

 同学会は「人民の自己決定権」に基づき、琉球独立の政治的地位を実現することを目指し、学術的な観点から独立に関する研究を行おうと2013年に設立。年数回のシンポジウムを行ってきた。

 同会によると、グアムは46年に国連の非自治地域リストに登録され、97年にグアム政府に脱植民地化委員会を設立、将来の政治的地位として「独立国」「自由連合国」「州」を検討することを決め、議論を進めているという。

 パネルディスカッションでエドワード氏は「グアムも沖縄も植民地だと感じる。私たち自身の島で何が行われていくのか、島に住んでいない政府が決めるのではなく、私たち自身が議論のテーブルに就かなければならない」と自治権の強化、確立の必要性を強調。

 マイケル氏は「日米安全保障条約で苦しい思いをしている島々に道を示すことが重要だ。独立も一つの方向性だと思う」と述べ、独立の必要性を訴えた。

 また、石垣氏と新垣氏は石垣島への自衛隊配備を懸念、「力を合わせて独立についても頑張ろうと考えている」(石垣氏)、「政府に対してモノを言うには頭数。選挙、地域の声を一つにすることが大事だ。右傾化に対抗する強固な組織をつくらないといけない」(新垣氏)と意気込みを話した。

堂々と斉唱や独唱披露 八重山古典民謡コンクール発表会

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4部門総勢74人の合格者が堂々と斉唱や独唱を披露した第41回八重山古典民謡コンクール発表会=24日夜、市民会館大ホール

 第41回八重山古典民謡コンクール発表会(八重山毎日新聞社主催)が24日夜、石垣市民会館大ホールで開かれ、奨励普及賞11人、新人賞32人、優秀賞25人、最優秀賞6人の計74人の合格者が部門ごとに堂々と斉唱や独唱を披露した。舞台では華麗な舞踊が花を添え、会場を訪れた観客は演目ごとに惜しみない拍手を送った。

 同コンクールは正確な八重山古典民謡の伝承普及を図り、卓越した新進歌い手の発掘、後進を育成するのが目的。

 発表会は2部構成で行われ、奨励普及賞を除く合格者全員による「鷲ぬ鳥節」で幕開け。奨励普及賞合格者の「黒島節」が続き、選抜された2人は初々しい声で「月ぬ美しゃ節」を歌い上げた。

 新人賞合格者は「鳩間節」を斉唱したほか、選抜者6人が「千鳥節」「夜雨節」「安里屋節」を堂々と披露。中高校生は若々しい声で「桃里節」「繁昌節」を歌った。

 優秀賞合格者は「月夜浜節」「舟越節」を伸びやかな歌声で聞かせ、選抜者4人が「大浦越路節」「小浜節」を熱唱した。

 最優秀賞合格者は全員で「仲良田節」「石ぬ屏風節」「祖納嵩節」「越城節」を斉唱。全員が独唱を任され、「仲筋ぬぬべーま節」「しょんかねー節」「月ぬまぷぃろーま節」「とぅばらーま」を情感たっぷりに貫禄のある歌声で聞かせ、ひときわ大きな拍手が送られた。

 発表会には8カ所の舞踊研究所と11カ所の箏曲研究所、2カ所の太鼓道場、笛5人が協力し、舞台を盛り上げた。

 夕方の表彰式では本社の黒島安隆社長が合格者一人一人に賞状と盾を手渡し、「今後も研さんを積まれ、皆さんの目標が達成されることを願っている」と激励した。

八重高快勝、8強進出 九州高校野球

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試合終了後、笑顔でベンチに戻るナイン=24日午後、鹿児島県立鴨池野球場

 【鹿児島で比嘉盛友記者】第137回九州地区高校野球大会(九州地区高野連主催)は24日、鹿児島県立鴨池野球場を主会場に開幕。同球場の第2試合に登場した八重山(沖縄1位)は初戦の2回戦で鹿児島城西(鹿児島2位)と対戦、5-1で快勝し、8強に進出した。来春の選抜大会出場をほぼ確実にするまであと1勝。八重山は鹿児島市鴨池公園野球場で26日午前10時から行われる3回戦で、秀岳館(熊本1位)―明豊(大分2位)の勝者と対戦する。一方、沖縄第2代表の興南は海星(長崎1位)に3―10で七回コールド負けを喫した。

 先行の八重山は初回、先発・仲山琉斗の立ち上がりを攻められ、安打と失策で1点先制されたが、直後の二回、4番黒島投真の安打を足がかりに7番仲山の適時打で同点。8番又吉海智の四球、9番伊志嶺瑠希の安打で2死満塁となり、1番川満が四球を選んで逆転した。

 八重山は続く三回、3番東盛隼己、4番黒島の連打に5番新里光平の犠打でチャンスを拡大すると、6番与那嶺匡の中犠飛で1点追加、さらに2失策で加点した。五回には4番黒島、5番新里の連打、6番与那嶺の四球に7番仲山の中前打で突き放した。

 先発仲山は初回こそ浮足だったが、二回以降は自分のペースを取り戻し、打たせて取るピッチングで要所を締めた。奪三振はなく、被安打5と凡打の山を築いた。

 スタンドには石垣島から駆けつけた保護者、本島や関東、関西から駆けつけたOB、郷友らが声援を送った。

 〈2回戦〉

八重山

022 010 000|5

100 000 000|1

鹿児島城西

(八)仲山―又吉 (鹿)平、井上―戸川

 

 【歴史に残る一勝】 仲里真澄監督の話

 初めての九州大会だったが、思っていた以上に普段通りの野球をしてくれた。一回はプレッシャーがあったのか八重山らしくないプレーがあったが、その後は良くなった。県大会での泥臭い野球が九州でもできた。八重高の歴史にとって大きな一勝となる。

 【堂々と戦った】 友利有也主将の話

 チームとして成長できたと思う。相手は強かったが、チームは堂々としていた。バットを短く持って食らいついたのがよかった。ただ、フライや犠打失敗があったので、オフ日に修正して次に臨みたい。

大浜Aが10度目のV 中学駅伝

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地区大会7連覇を達成し、トップでゴールする大浜Aアンカーの森田大翔=23日午後、市中央運動公園陸上競技場

 男子48回・女子30回八重山中学校駅伝競走大会(八重山中体連など主催)が23日午前、石垣市中央運動公園陸上競技場を発着点に男子が6区間20㌔、女子が5区間12㌔の八重山中体連駅伝コースで行われ、男子は大浜中学校Aが7年連続10度目の優勝、女子は船浦中学校が2連覇を達成した。今大会には郡内から男子10校13チーム、女子7校10チームが出場。男女上位4チームは11月7日に宮古島市で開かれる県中学駅伝大会に派遣される。同日午前10時時点の天候は曇りで気温27・3度、北北東の風4・5㍍、湿度は80%。

 大会は午前10時に女子がスタート。1区(3㌔)はスローペースで船浦の真謝永愛(えな)(3年)、石垣Aの島津秀林(しゅり)(3年)、大浜中Aの田本萌(2年)を中心に集団を形成。1・5㌔の折り返し地点で船浦の真謝が抜け出し、区間賞の走りで2区甲斐文優女(あやめ)(3年)にタスキをつないだ。

 船浦は2区甲斐、3区平良雅(3年)が区間1位、4区仲里桜(同)が区間2位、最終5区井本留奈(同)が区間1位の走りで首位を独走。46分31秒のトップでゴールテープを切った。

 男子は同日午前11時10分にスタート。1区は互いにけん制しながら石垣第二Aの上地永祐(すけは示偏に右・3年)、伊原間の髙橋孝生(こうき)(2年)、大浜Bの仲大盛宜彦(同)が続き、絶対王者の大浜Aは請盛光(同)がトップと17秒差の4位で2区井戸天馬(3年)へつないだ。

 井戸は序盤の100㍍で伊原間と大浜Bをかわすと、1㌔付近で石垣第二Aの波照間永駿(3年)をとらえて3人抜きでトップに浮上。続く3区田福英刀(3年)が区間賞の走りで後続を引き離すと、4区里盛佑樹(同)と5区伊舎堂裕也(同)が力走。盤石のレース展開で最終6区の森田大翔(同)が1時間9分08秒でフィニッシュした。

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