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西表祖納 豊年祭

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来夏世の豊作を願い、五穀の神から種子を授かる農家=27日夜、西表祖納

 【西表】西表島西部の祖納・干立の豊年祭が26、27の両日、各集落で行われた。このうち祖納では26日に各御嶽でプリヨイ(豊年祝い)、27日に「アサヨイ」の儀式があり、集落中央の十字路でツナヌミンや綱引きなどが盛大に行われた。

 クシムリ、大(ウブ)、離(パナリ)、前泊穀(まえどまりから)の各御嶽の氏子たちはトゥリムトゥ(元家)に集合し、稲わらを頭と腰に巻き、神司を先頭に、十字路に向けて「ミリク節」を歌いながら出発。十字路で若者たちが「ヨイサー、ヨイサー」という掛け声とともに迎え入れた。

 十字路では、神座台上で星光青年部長から屋重美公民館長への大綱の奉納に続き、五穀の神から農家に種子が授けられた。

 また、勇壮なツナヌミンやみこしを宙に飛ばす子どもみこしもあり、大きな歓声に包まれた。

 フィナーレは神司と氏子による大綱引きに続いて、住民らが参加して大綱を東西に分かれて引き合い、西が勝って来年も豊作が約束されると、喜びの声が上がった。

 未(ひつじ)年生まれが寄贈した十字路の掲示板も披露された。

 (曽根田容子通信員)


市立図書館 まいふなー教室始まる

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まいふなー教室で夏休みの宿題に取り組む児童ら=28日午前、市立図書館会議室

 石垣市立図書館主催の「まいふなー教室」が28日から始まった。市内の小学生53人が受講、8月21日まで元教師や高校生らが講師を務めて、児童らに夏休み中の宿題や学習を支援する。

 同教室は市教育委員会の冠鷲プロジェクト、子ども学習支援事業の一環。週3回午前中の1時間、学習支援を行っていく。

 同日午前、図書館会議室で行われた開講式では石垣朝子教育長が「違う学校の子どもたちとも友達になりながら頑張ってください」と激励。講師の森永梢さんも「一緒に頑張っていきましょう」と呼びかけた。

 児童を代表して本原香奈さん(白保小5年)は「去年も参加したが、学校とは違う勉強が楽しかった。今年は苦手な算数に力を入れたい」と意気込みを話した。

県吹奏楽コンクール

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県吹奏楽コンクールで銀賞を獲得した登野城小学校器楽クラブの部員たち=27日夕、南ぬ島石垣空港(富山華子顧問提供)

 第55回県吹奏楽コンクール(県吹奏楽連盟など主催)が21日から27日までの7日間、浦添市の沖縄コンベンションセンターで開かれ、登野城小学校器楽クラブ(前本彩花部長、部員37人)が銀賞、大浜中学校吹奏学部(大底広奈部長、部員15人)が奨励賞を獲得した。

 中学校Bパートの部に出場した大浜中は「センチュリア」、登野城小は「アルヴァマー序曲」を堂々と発表。両校とも九州大会への出場権は惜しくも逃した。

 登野城小器楽クラブの富山華子顧問は「結果は銀だったが、今までで一番いい演奏ができた。延泊で疲れていたにもかかわらず、大舞台であれだけの演奏ができたのは本当に素晴らしかった」と部員たちをたたえた。

河川・海岸愛護月間 大浜海岸をモデル清掃

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海岸線の漂着物などを回収する参加者ら=28日午前、大浜海岸

 7月の「河川・海岸愛護月間」にちなみ県八重山土木事務所と石垣市は28日午前、大浜海岸でモデル清掃を行い、県や市の職員を含む約160人が参加した。

 参加者はごみ袋を手に1時間半ほどかけ、護岸沿いの草むらに転がる空き缶や漁具、ペットボトルなどを拾い集めた。

 毎年、この時期に実施している恒例の行事で、清掃には八重山建設業団体連合会や地域住民、ボランティア団体も協力した。

 八重山土木事務所の添石清包所長は「清掃活動を通して石垣島の豊かな自然を感じ、海岸の保全を考える機会にしてほしい」と呼びかけた。

寝耳に水、戸惑いの声も

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 ▽…本土の株式会社が石垣市で認可保育園の開設を計画し、市も設置者として承認した。今年4月から子ども・子育て支援事業計画がスタートしたばかり。保育関係者には寝耳に水だったようで戸惑いの声が挙がる。市としては保護者の立場から待機児童解消を期待しているが、保育関係者の不安や疑問にもていねいな説明を。

 ▽…昨年に続いて新栄公園で開催することとなった第51回石垣島まつり。今回は石垣市からの補助金が減額されているため、事務局では協賛金確保に力を入れたい考え。昨年の協賛金は380万円だったが、「今年は500万円を目標にしたい」(担当者)と意気込む。まつりの成功のためにも協力を。

 ▽…友好都市スポーツ交流事業で稚内市から交流団の17人が来島。対面式で稚内市の児童が受け入れの児童にお土産を贈った際、お礼の声の小ささに関係者から「ありがとうが聞こえないよ」の指摘が。交流の舞として披露した「おかえり南ぬ島」も緊張のせいか元気がなく、稚内市の「南中ソーラン」の気迫に押され気味。暑さや緊張もあるとは思うが…石垣の子どもたちよ、もっと元気よく!!

新米ママ21人が交流 ルーキーママの集い

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軽スポーツで汗を流す母親たち=28日午後、市健康福祉センター検診ルーム

 生後4~7カ月の乳幼児の親を対象にした「第42回ルーキーママの集い」(石垣市健康福祉センター主催)が28日午後、同センターであり、母子21組42人が参加した。

 新米ママ同士が意見交換し、今後の育児に自信を持ってもらおうと年4回実施されている。市母子保健推進員や市食生活改善推進員らがサポートした。

 参加者らは、磯田やす子スポーツインストラクターの指導で軽スポーツやレクリエーションに汗を流し、おやつタイムでは、食改推進員らが用意したもずくもちに舌鼓を打ちながら交流を楽しんだ。

 昨年4月、夫の転勤で本島から移り住んだ30代の女性は「石垣市では友達が少ないので、このような集いはありがたい。同じ環境の母親たちと交流し、友達をつくりたい」と話していた。

ツンダミフェスタ今年も11月に開催 石垣島の魅力アピール

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昨年開かれた「TsunDAMI(ツンダミ) ISLAND FESTIVAL」=2014年3月8日夜、南ぬ浜町(新港地区)

 南ぬ島石垣空港の開港1周年を記念して昨年3月に開いた音楽イベント「TsunDAMI(ツンダミ) ISLAND FESTIVAL」(同実行委主催)が11月21日と23日に再び開かれることになった。同実行委は「石垣島の魅力をアピールするイベントにしたい」としている。

 同実行委によると、21日は野外でミュージックフェスティバルを行い、石垣市観光大使や著名なミュージシャンの出演を調整中。23日は市民会館大ホールでBEGINが出演するほか、姉妹都市のハワイ州カウアイ郡のミュージシャンのステージも予定している。招聘(しょうへい)については、中山義隆市長の親書を同郡に届け、すでにバーナード郡長から快諾を得ているという。

 同フェスは、三線を調律する際に用いられる「つんだみ」に掛けて、自然の中で音楽を楽しんで心と体をチューニングしてもらうことをコンセプトに観光需要の底上げを図る目的。

 昨年はBEGINや夏川りみ、きいやま商店、やなわらばーの地元ミュージシャンや東京スカパラダイスオーケストラ、かりゆし58が出演、約9000人(主催者発表)を動員した。

冨里さんら4人が受賞報告 協力員受賞は9年ぶり

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石垣海保の宮崎一巳部長(前列中央)に受賞報告した当山喜一郎さん、冨里保雄さん、上勢頭保さん、仲田吉一さん(前列右から)=29日午前、石垣港湾合同庁舎2階会議室

 7月20日の「海の日」にちなみ、海上保安庁の2015年海事関係功労者表彰を受けた4個人が29日午前、石垣海上保安部(宮崎一巳部長)で受賞報告を行った。

 同表彰は 海上保安部業務への協力や広報啓発、海洋環境の保全などに尽力した個人や団体に贈られる。表彰式典は24日に沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハで行われた。

 海上保安協力員を24年間務め、協力員として管内から9年ぶりに海上保安庁長官賞を受賞した冨里保雄さん(58)=上原=は「台風や悪天候による航路標識や灯台の監視、難破船発見時などが印象。賞に恥じないよう、今後も見配りをして監視業務に当たりたい」と抱負を語った。

 同保安部の宮崎部長は「協力員の皆さんの地域目線による気付きが私たちの初動態勢に貢献する。海保業務には不可欠な存在」と受賞を喜んだ。

 表彰されたのは次の皆さん。

 ▽海上保安庁長官表彰=冨里保雄(海上保安協力員)▽第11管区海上保安本部長表彰=上勢頭保(同)、仲田吉一(同)、当山喜一郎(海上保安協会八重山支部)


期限内納付率84.2% 前年度1.7ポイント上回る

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 八重山事務所県税課(下地克彦課長)がまとめた管内の本年度の自動車税納付状況は、6月1日の期限内の納付率は84.2%(前年比1.7%増)と、4年連続で前年度を上回った。下地課長は「納税者の納期内納付に対する意識が高まっている」と述べた。納付件数は8742件で税額は2億8824万9000円(納付率82.0%)だった。

 納付方法は金融機関が53.3%と最も多く、次いでコンビニ25%、クレジットカード11.3%、郵便局10.4%の順。

 下地課長は「離島には金融機関がないため、郵便局やクレジットカードでの納付が県全体より高い。24時間営業のコンビニなど、収納環境が整備されたことで納付率が改善したとみられる」と話す。

 同事務所では、7月27日から10月31日までを「自動車税滞納整理強化月間」と位置づけ、滞納者に対し催促書を送付する他、電話催告や戸別訪問で納付を呼びかけており、応じない場合は預貯金や給与、自動車などを差し押さえる。

 本年度の催告対象件数(7月21日現在)は759件で、未納税額は2836万5000円。昨年度は強化月間中に預金12件、自動車96件、給与5件、家賃など4件の計117件の滞納処分した。

2年連続、見学者1万人台 来年10周年記念式典も

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訪問者に人気の石垣島天文台の星空学びの部屋「4D2U」=2013年7月

 石垣島天文台の2014年度の施設見学者数は1万2519人で、昨年5月5日~6月20日まで林道通行止めと6月から年明けまでの通行制限で13年度から396人減ったものの2年連続で1万人台を記録した。本年度は6月までに2898人が訪れ、14年度を724人上回り好調に推移している。29日午後、石垣市役所庁議室で開かれた同天文台の第10回運営協議会(議長・林正彦国立天文台長)で報告された。

 同天文台は06年4月の一般公開から来年で10周年を迎えることから、同天文台では市と記念式典の開催を検討している。

 協議会ではガンマ線バーストの観測的研究や「美ら星研究探検隊」など観測的研究・教育活動の報告があったほか、今年9月には電子情報通信学会エレクトロニクスシミュレーション研究会(EST)、来年2月には新学術領域「系外惑星」国際研究会が同天文台を中心に市内で開催される予定があることが報告された。

 協議会で林台長は「石垣にある二つの望遠鏡は大いに活躍しており、さまざまな研究成果を挙げている。何らかの形で石垣市に恩返しできるように取り組みたい」とあいさつ。

 中山義隆市長は「青い海、青い空、白い砂浜の南の島に、夜の星空という観光資源が定着してきている。子どもたちへの教育面も含めて星空に対してさらに力を入れるとともに、天文台10周年も何らかの形になるような取り組みにしたい」と意気込みを話した。

本土企業が保育園参入 市が設置申請を承認

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 待機児童がいる石垣市で、全国で保育事業を展開する株式会社日本保育サービス(名古屋市)が認可保育園の新設を計画していることが分かった。市によると、真栄里で定員60人の認可園を2016年度中に開所する予定。子ども・子育て支援法により、待機児童がいる地域で設置申請があった場合は、設置主体を問わず許可するものとされており、市は5月21日の児童福祉施設設置者選定審査会(会長・漢那政弘副市長、13人)で同社の申請を承認した。

 児童家庭課によると、4月1日現在の待機児童数は206人。潜在的待機児童を含めると、約600人に上るとみられている。

 子ども・子育て支援法では、保育所の設置認可の取り扱いが改められ、保育需要が充足されていない場合は株式会社やNPO、個人など社会福祉法人以外でも、審査基準を満たせば許可するものとされている。参入を拒むと、独占禁止法に抵触する可能性があるという。

 漢那副市長は株式会社の参入について「国を挙げて待機児童の解消を推し進めており、市としても待機児童の解消につなげ、スピード感をもって保育の充実を図りたい」と述べた。

 ただ、地元の認可保育園からは「利益追求の株式会社が保育になじむのか」との不安も。4月からスタートした子ども・子育て支援事業計画を検討した子ども・子育て会議の小倉隆一会長は「計画では株式会社の参入は考えられていなかった。地元が努力し、それでも待機児童が解消されないならまだ分かる」と首をかしげる。

 一方、保護者からは「待機児童の解消につながり、保護者の選択肢も広がる」と歓迎する声もある。

 児童家庭課によると、株式会社が運営する認可保育園も国や県から運営費の補助を受けるため、保育の運営基準を満たさなければならず、社会福祉法人と同様に保育の質は維持されるという。

 同社広報は取材に対して「まだメディアにお出しできる段階ではない」としている。

地下ダム導入は必要不可欠

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 ▽…地下ダム事業について外間守吉与那国町長は30日、国と県に要請し、よい感触を得た。条件整備ができれば対応したいとの回答を受けたという。町は今後、農家への説明会を開催するなど準備を進めていく。島の将来を考えるとかんがい排水施設は必要不可欠。地下ダムの導入に合わせ、農業振興にも力を入れていかなければならない。

 ▽…観光客の滞在延伸や観光消費を促す竹富町の「島時間体験パスポート」。3割引きは魅力的だが、入域観光客数が落ち込むボトム期にどれだけ誘客できるかが課題。トレッキングや星空観察、カヌーなど冬場でも楽しめる観光の発信が求められる。また、冬場は船の欠航率も高くなるため、その影響も懸念されている。

 ▽…郷土の歴史や文化、自然を学び地元への愛着心を育もうと八重山博物館が企画している「こども博物館教室」は、今年で33年目。担当者によると、文化財や自然観察、地元の土を使った焼き物や和紙づくりなどを行う同教室は人気があり、毎年募集定員を超える申し込みがあるという。30日の気象台見学で、熱心にメモを取る児童の姿が印象的だった。

去る7月10日に接近した台風9号も期待した…

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 去る7月10日に接近した台風9号も期待した雨をもたらすことなく、石垣島地方は水不足の心配が続いている▼石垣島地方気象台のデータによると、石垣市登野城の7月の降水量は165㍉。去る27日のゲリラ豪雨で51㍉のまとまった雨があったことで平年値を若干上回っているが、6月が平年値の6分の1しかなかっただけに、水不足は深刻だ▼飲料水の供給不足を心配する石垣市水道部では、広報車で市民に節水への協力を呼びかけるほか、ホテルなどにチラシを配布し、観光客にも節水への協力を求めている▼これに呼応し、公立保育所などでは園児のプール遊びの回数を減らすなど、節水への協力体制を取っているようだが、一般世帯でどこまで節水への意識が高まっているのかは不明だ▼石垣市の水がめ県営真栄里ダムの30日の貯水率は約57%。潤沢な水量確保にはほど遠い数字だ。また、底原ダムの貯水率も47・2%と農業用水不足の可能性を抱えたままだ▼石垣島地方の降水量の平年値は、8月が261.6㍉、9月が257.7㍉。例年、台風接近でまとまった降雨が期待できるが、昨年は8月から一気に干ばつ傾向となり、2年ぶりの「制限給水」となっただけに予断は許さない。2年連続の断水を招かぬよう、普段からの節水への心がけが必要だろう。(下野宏一)

石垣島の夏を満喫 友好都市稚内市の小学生ら

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友好都市スポーツ交流で海水浴を楽しんだ稚内市と石垣市の児童ら=30日午後、米原ビーチ

 石垣市主催の友好都市スポーツ交流事業で市スポーツ少年団と交流するため、29日来島した北海道稚内市の小学生ら17人は30日、川平湾でグラスボート体験を楽しんだほか、名蔵アンパルでマングローブ散策、米原でキャンプを満喫した。

 稚内市の志田司君(中央小6年)は「石垣島の海はきれいで、カラフルな魚が見られて楽しかった」と大喜び。山田太朗君(平真小5年)は「疑問に思ったことをすぐに質問してくる。植物のことなどを教えてあげた」と話した。

 両スポーツ少年団の交流は8月2日まで行われ、八重山の自然や文化を学びながら、親睦を深める。(研修生・八重山高校教諭、宮國祥二)

海底の動きを調査 静岡大講師の生田氏ら

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海底の地殻変動調査を行う生田領野氏=27日午後、波照間島南方60㌔の海上(生田氏提供)

 1771年の明和大津波の波源と考えられている波照間島南方60㌔の琉球海溝で地殻変動があるかどうか、静岡大学理学部講師で地震学が専門の生田領野氏らが観測を行っている。昨年10月、3100㍍の海底に音響装置を投下、衛星利用測位システム(GPS)や音波の送受信を通して海底の動きを調べている。

 この海域での地殻変動観測は初めて。海底は、ユーラシアプレートにフィリピンプレートが入り込むプレート境界部分で、上板側となっているユーラシアプレートに音響装置3基を設置、上板側が縮んでいるかどうかを確認するという。

 観測は、生田氏や静岡大学防災総合センター客員教授の安藤雅孝氏、琉球大学理学部教授の中村衛氏が実施。生田氏らは27日から2泊3日、船上で第2回の観測を行った。今後、データは解析する。

 生田氏は「巨大なプレート境界地震が起こりえるかどうか、明和大津波がプレート境界地震だったかどうか調査したい。来年の調査が終われば分かるようになると思う」と話している。


「現状は厳しい」と回答 農業開発組合など関係4団体

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市が導入の検討を予定している小型ハーベスター(資料写真、2015年2月)

 ハーベスターの刈り取り料金や、集中脱葉施設の使用料金の軽減など石垣市さとうきび生産組合(次呂久栄重組合長)が要望していた事項について、石垣市農業開発組合など関係4団体は29日、JAおきなわ八重山地区本部会議室で次呂久組合長らに「現状は厳しい」と回答した。小型ハーベスターの導入については必要性を認め、検討する考えを伝えた。

 開発組合はハーベスター19台を保有しているが、6割が老朽化しているため、2013―16年度までのリース事業で5台の導入を計画、稼働率のアップを図るとしている。

 ハーベスターの刈り取り料金は1トン当たり4000円。老朽化機材にかかる費用とリース事業による更新経費などにより、刈り取り料の軽減は難しいという。

 トン当たり1300円の集中脱葉施設の使用料の軽減についても、減価償却引当金の積み立てや老朽化機材の保守管理などの理由から難しいとした。

 小型ハーベスターについては「株出し面積が増加傾向にあり、導入についても検討が必要」とした。

ふるさと旅行券9月発売へ 竹富町

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島時間体験パスポートの利用開始で船賃3割引き=30日午後、石垣港離島ターミナル

 竹富町は、町内への観光客誘致に向け町内までの往復船賃と町内での2泊分の宿泊費を30%程度割り引く「島時間体験パスポート(ふるさと旅行券)」を9月発売、10月利用開始で計画している。総額約900万円分を予定し、現在、同町と委託業者で、利用できる宿泊施設や店舗などを含め、検討している。

 同事業は国の経済対策の「地域住民生活等緊急支援のための交付金」の一環。

 町内を訪れる観光客の滞在時間の延伸を図ることで、地元消費の向上や滞在型観光客が減少するボトム期の観光消費喚起を促すことを目的に、主に観光客向けの旅行券とした。

 町内での宿泊施設のほか、お土産の購入、カヌーなどアクティビティーにも利用できないか地元業者と協議を進める方針。同パスポートの購入はインターネットでの予約を予定し、委託業者と調整している。

 同町商工観光課の通事太一郎係長は「外貨獲得に重きを置いているため、観光客をターゲットとしている。ボトム期の観光の活性化にもつなげたい」と話した。

地下ダム建設に本腰 与那国町

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かんがい施設がなく、干ばつ被害を受けやすくなっているサトウキビ。町が地下ダム事業の導入に向けて作業を本格化させている=30日午後、浦野地区(田頭政英通信員撮影)

 近年の干ばつ傾向で農作物に被害が出ている状況を受け、与那国町は本年度から国営土地改良事業による地下ダムの導入に向けた取り組みを本格化させており、外間守吉町長が30日、内閣府沖縄総合事務局と県を訪ね、要請を行った。外間町長によると、総合事務局から「条件が整えば、対応したい」と前向きな回答があったという。

 町まちづくり課によると、町内のかんがい施設は、貢馬(くんま)地区の農地23.5㌶にスプリンクラーが設置されているのみ。町が2014年度に整備し、本年度から稼働しているが、多くの農地は雨水に頼っているのが現状だ。

 地下ダムは過去にも計画されたが、土地改良事業の申請に必要な三条資格者(耕作者)の設定が困難となったため、2003年に断念した経緯があり、近年の干ばつ傾向で農家から地下ダムを要望する声を受け、町が本年度から本腰を入れて取り組むことになった。

 同課によると、地下ダムを導入する条件として500㌶の整備面積が必要という。水源は割目地区の地下水を予定。

 外間町長は要請後、「いい感触だった。説明会を持ちながら三条資格者の設定、地下ダムの必要性、費用対効果などについて農家と話し合っていきたい。来年度の採択、再来年度の事業導入を目指したい」と述べた。

 要請では「自然条件に左右されない農業経営を行うためには、国営かんがい施設の整備による安定した水源の確保が必要不可欠。国営かんがい施設の整備により、干ばつ被害が軽減され、作物の安定生産や高収益作物の導入により生産農家の所得向上が図られる」と訴えた。

遅すぎる「パインの日」

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 ▽…きょうは「パインの日」だが、特にイベントはない。八重山では出荷のピークが過ぎているためで、以前は7月にパイン祭りなどが行われていた。八重山産パインはどこよりも早く6月から収穫が始まり、どこよりも早くパインを味わうことができる。もっともっと、おいしいパインをPRしよう。

 ▽…自身の経歴を振り返りながら「夢」や「名前」の重要性を強調した茅原南龍氏の書道の文化講演会。茅原氏は「学校の書写の授業は子どもたちの集中力を養う。集中力がなければささいなことからケガすることもある」と自身が骨折した失敗談も紹介。聴衆はうなずきながら納得した面持ちで茅原氏の講演に聞き入っていた。

 ▽…小学生時代に全国大会のシングルスで9位などの成績を残してきた吉川小百合(大浜中1年)と、県中学校体育大会1回戦敗退など過去2年間で結果を出せていなかった東田莉枝(同3年)。ペア結成4カ月で県大会3位まで上り詰め、県代表の座を勝ち取り、九州大会へ挑む。角正治監督も「サクセスストーリーを」と楽しみにしている。初舞台での2人のパフォーマンスに期待。

先日、与那国援農隊の世話を40年間も続け…

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 先日、与那国援農隊の世話を40年間も続けてきた東京の藤野雅之さん(73)から封書が届いた。中にはオペラ(歌劇)「カルメン」のチラシと手紙が入っており、読んで見ると石垣出身の森山京子さんと宮古島出身の砂川涼子さんが出演して今月6日宮古、9日は石垣で公演が開かれる。ついては周囲に声をかけてほしいとのこと▼その中で主役のカルメンを演じる森山京子さんは、登野城で文化食堂を営む善子さんの長女。援農が縁で善子さん姉妹らと親交ができ、京子さんのオペラを何度も見るようになったという▼共同通信元文化部記者の藤野さんは、「京子さんは藤原歌劇団のメゾソプラノ歌手だが、彼女は歌唱力に抜群の演技力も兼ね備えた日本を代表するオペラ歌手」と絶賛▼劇団も国立音大卒業後イタリアに留学しドイツの歌劇団にも所属。帰国後は国内の舞台で活躍する彼女を「華やかな存在感と確立されたテクニックを持つ魅惑のメゾソプラノ歌手」と高く評価する▼ただオペラは、一般になじみが薄く近寄りがたい存在。しかし一度見るとその華やかな迫力ある舞台に魅了される人が多いという▼森山京子さんの古里公演を機に音楽、美術、演劇、舞踊などすべてを網羅した「総合芸術」と言われるオペラの世界を味わってみてはいかがだろうか。(上地義男)

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