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ちゅらさん祭に1400人 小浜

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にぎやかにエイサーを繰り広げ祭を盛り上げた小浜小学校の児童たち

 

 【小浜】第12回かふぬ島ちゅらさん祭(同実行委員会主催)が25日、小浜島ちゅらさん広場でにぎやかに開かれた。絶好の祭り日和に恵まれたこの日は、島内外から1400人(主催者発表)が来場し、島ならではの多彩なプログラムを楽しんだ。

 勇壮な獅子舞とテープカットで幕開けした祭り第1部では、小浜保育園や小浜小中学校の児童生徒がダンス、エイサー、パフォーマンス、すっかりおなじみになった「ばあちゃん合唱団」の元気な歌声が祭りを盛り上げた。

 第2部ではゲストの成底ゆう子、佐久川和美、ミヤギマモル、古謝美佐子さんらがそれぞれの楽曲を披露し観客を魅了。フィナーレでは、出演者と来場者が一緒になって巻踊りを楽しんだ。

 物づくりコーナーでは来場者がウームス(ござ)や、横笛作りに一生懸命挑戦。飲食ブースは、近海でとれた魚介類のてんぷらや、小浜大豆(クモーマミ)を使った汁物などに舌鼓をうったり、モズクやもち米など特産品販売も好評。乗馬体験コーナーも子どもたちに大人気だった。

 

■前津さんが最優秀賞〜小浜節大会  大岳あおぎ情緒たっぷり

 【小浜】第11回小浜節大会(同実行委員会主催)が25日午後、同島のちゅらさん広場で開かれ、13人が島の民謡「小浜節」を競った結果、前津伸弥さん(石垣市大浜)が最優秀賞に選ばれた。

 参加者は、歌詞にも歌われている「大岳(うふだき)」のふもとで情緒あふれる歌声を披露した。

 石垣在小浜郷友会婦人部は舞踊「小浜節」を踊り、大会に花を添えた。

 最優秀以外の入賞者は次の各氏。

 ▽優秀賞=真栄里悟(豊見城)▽優良賞=瀬名波恵子(石垣市新川)

 

■観光大使につちだきくおさん〜竹富町  「全国でどんどん名刺配る」

 【小浜】竹富町は25日、第12回かふぬ島ちゅらさん祭で小浜島在住のミュージシャン、つちだきくおさん(57)に観光大使の認証状を交付した。

 つちださんは、リゾートホテル「はいむるぶし」での定期演奏をきっかけに、1990年に小浜島に移住。 

 現在は島での生活をベースに、全国でライブ活動を行っており、小浜島の80歳以上のメンバーで組織する「おばあちゃん合唱団」とも共演し、竹富町のPRに貢献している。

 つちださんは「月1回は全国を飛び回って歌っている。観光大使の名刺をどんどん配って宣伝し、ピカリャ〜をくまモンぐらいのレベルに引き上げることを目標に頑張っていきたい」と抱負を語った。

 川満栄長町長は「観光大使として日本最南端の竹富町を全国にPRしてほしい」と述べ、たすきとPR名刺、2升半の認証記念ボトル「泡波」を贈った。

 任期は3年。竹富町の魅力を広くアピールし、同町のイメージ向上につながるPR活動を行う。

 


晴れ舞台で堂々と熱唱 八重山古典民謡コン発表会

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合格者70人が挑んだ第40回八重山古典民謡コンクール発表会=25日夕、市民会館大ホール

 第40回八重山古典民謡コンクール発表会(八重山毎日新聞社主催)が25日午後6時30分から石垣市民会館で開かれ、難関を突破した合格者70人が日ごろの稽古の成果を堂々と熱唱した。

 年々民謡愛好家のすそ野の広がりをみせている同コンクールには今年4部門に192人が挑戦し、最優秀賞5人、優秀賞14人、新人賞39人、奨励普及賞12人の計70人が合格。斉唱の演目では華やかな舞踊が舞台を飾り、会場を訪れた観客は出演者一人一人に盛んな拍手を送った。

 同コンクールは正確な八重山の古典民謡の伝承普及を図るとともに、優れた新進唄い手を発掘し、後進を育成するのが目的。

 合格者全員による「鷲ぬ鳥節」で幕開けした発表会は、奨励普及賞に合格した小中学生が若々しい声で「繁昌節」「とぅまた節」を歌い上げ、新人賞合格者が「鶴亀節」「矼ゆば節」を斉唱。選抜者4人が「鳩間節」「夜雨節」で伸びやかな歌声を披露した。

 優秀賞14人は「上原ぬ島節」「でんさ節」を全員で歌い上げ、独唱では4人が「大浦越路節」「小浜節」を熱唱した。

 最優秀賞5人は「たらくじ節」「くいがま節」「越城節」を斉唱。また全員が独唱も披露し「仲筋ぬぬべーま節」「しょんかねー節」「月ぬまぷぃろーま節」を情感豊かに歌い上げ盛んな拍手を受けた。

 舞台では中・高校生の合格者の地謡に合わせ、黒石高子舞踊研究所が「桃里節」「川良山節」の舞踊を披露したほか、7カ所の舞踊研究所、11カ所の箏曲研究所、二つの太鼓道場、笛5人が協力し、舞台を盛り上げた。

 発表会に先立ち、同日夕方には表彰式があり、本社の黒島安隆社長が合格者に賞状と盾を手渡した。

竹富町に火葬場の整備を

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 ▽…墓地の集約化を図る竹富町墓地基本計画策定検討委員会の会議が開始された。委員からは課題や方針について意見が相次ぐ一方、「議論の前に竹富町に火葬場の整備はできないか」との要望も。これには会場の空気が一瞬凍ったが、事務局側は「建設予定はない」ときっぱり。

 ▽…10月31日は「ハロウィーン」。市内各地でイベントが行われ、いろいろなキャラクターに仮装した子どもたちが「トリック・オア・トリート」と言ってお菓子をもらっていた。ハロウィーン行事は市内でも浸透してきたが、「収穫を喜ぶ」「悪霊を追い払う」といった本来の宗教的な意味合いをどれくらい知っているだろうか。由来も忘れずに。

 ▽…伊原間中学校が「生物多様性アクション大賞2014」で優秀賞、八重山高校の生徒10人が県高校総文祭の自然科学部門で入賞を果たすなど、中高生の理科系分野の活躍が光っている。八重高の本成浩校長は「研究されているようでされていない部分も多いのが八重山。探して挑戦していってほしい」と生徒のさらなるやる気に期待。

過去最高の2位入賞 沖縄県小学生駅伝競走大会

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ヤンバルクイナカップ第10回県小学生駅伝競走大会・日清食品カップ全国小学生クロスカントリーリレー研修大会予選でチーム歴代最高の2位入賞を果たした石垣島アスリートクラブのメンバー=10月26日(同クラブ提供)

 ヤンバルクイナカップ第10回県小学生駅伝競走大会・日清食品カップ全国小学生クロスカントリーリレー研修大会予選(国頭村、沖縄陸上競技協会主催)が10月26日、国頭村くいなエコ・スポレク公園周回コースで開催され、石垣島アスリートクラブが過去最高の2位入賞を果たした。

 男女3人ずつ6区間全9㌔のコースで争われ、同クラブは1区から最終区まで2位をキープし、チーム史上最高位でゴールした。

 同クラブの新谷敦史代表は「今年も優勝をできず、全国大会出場を逃したが、頂点まであと一歩という手応えを感じた。子どもたちも『来年は絶対に全国大会へ行く』と気合十分」とコメントした。

 また、補員による友好タイムトライアル(1500㍍)が行われ、男子では唐真一樹が1位、女子では屋宜晴花が2位となった。

 結果は次の通り。

 【総合順位】

 ▽①沖縄アンテロープA(31分21秒)②石垣島アスリートクラブ(33分01秒)

 【区間順位】(各区間1・5㌔)

 ▽1区・女子=②川本莉子(5分14秒)▽2区・男子=⑧内盛玄太郎(5分25秒)▽3区・女子=③伊藝涼花(5分46秒)▽4区・男子=④内盛真音李(5分28秒)▽5区・女子=③山本彩加(5分50秒)▽6区・男子=③砂川大河(5分18秒)

 【友好タイムトライアル】(1500㍍)

 ▽男子=①唐真一樹(5分13秒)④内盛正太郎(5分39秒)

 ▽女子=②屋宜晴花(5分40秒)④井上麻琴(6分01秒)

難聴地区解消へ 石垣市

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現在設置されているスピーカー(右)と新タイプのスリムスピーカー。音がどこまで届くのか調査した=10月30日午後、市役所屋上

 石垣市は、防災無線用スピーカーの音達範囲が限られていることから、既存のスピーカーの性能を向上させたり、新たに情報を伝達するシステムを構築したりすることができないか、検討している。防災情報多様化システム整備基本計画を来年3月までに策定し、これをもとに順次、難聴地区を解消していく考えだ。

 防災危機管理室によると、島内には現在、51基のスピーカーが設置されており、来年3月までには2基増設する予定。ただ、スピーカーを設置しても建物の立地条件や風向きによっては聞き取れない箇所があることから、同室は市民から情報をもとに難聴地区がどれくらいあるか調査を進めている。

 これと併せ、スピーカーから音声が届く範囲も調べており、10月30日には市役所屋上に設置されているトランペット型と、新タイプのスリム型で試験放送を行って性能を比較した。

 順番に音声を流し、業者や職員が250㍍、500㍍離れた地点で聞こえるかどうか確認。これを3方向で実施した。新型は500㍍先まで達するとされており、従来タイプより音量が大きく、音声も明瞭だった。同室は「今後の検討材料にしたい」としている。

散在する墓地集約化へ 竹富町

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竹富町地区別墳墓数

 散在する墓地の集約化を図る竹富町墓地基本計画策定検討委員会(委員長・小浜義也自然環境課長、委員31人)は10月31日午後、離島ターミナル会議室で1回目の会議を開き、各地域に墓地区域を設定する作業に着手した。全世帯を対象に墓地に関するアンケートを実施、住民の意向を把握した上で集約区域設定案をつくる。全公民館で説明会などを経て来年3月までに計画案を策定し、川満栄長町長に答申する予定だ。

 委員会は全21公民館長と職員らで構成。川満栄長町長は「個人墓地が散在しているが、生活衛生や景観、土地利用の問題が生じるほか、無縁墓地の増加を招く。この計画で問題のない墓地の利用地を確保したい」とあいさつした。

 竹富町が行った墓地実態調査によると、町内には今年3月時点で970基の墳墓が点在している。委員からは「新旧の墳墓が集約対象なのか」「区域設定の選定方法はどうするのか」などの意見があった。

 事務局は「区域設定は各地域の実態に沿った案を検討する。住民説明会で地域住民の意見を反映させ、委員会で判断してほしい」と説明した。

 小浜委員長は「答申まで時間がないが、アンケートや住民説明会で町民の意見を聞き、町独自の集約化を目指したい」と話した。

伊原間中、環境学習で優秀賞

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「生物多様性アクション大賞2014」のふれよう部門で優秀賞に輝いた伊原間中の外来生物問題の環境学習。写真はオオヒキガエルの胃の内容物を調べる生徒たち=6月17日午後、同校(エコツアーふくみみ提供)

 「生物多様性アクション大賞2014」(国連生物多様性の10年日本委員会主催)の「ふれよう部門」で、伊原間中学校(仲田森和校長、生徒34人)の外来生物問題をテーマにした環境学習が優秀賞(5団体)に輝いた。30日に東京都で開かれる授賞式で5団体がプレゼンテーションを行い、大賞が決定する。同校から伊波萌那さん(1年)と多良間陽織さん(同)が出場する。

 同大賞は▽たべよう▽ふれよう▽つたえよう▽まもろう▽えらぼう−の五つのアクションに貢献する団体や個人の取り組みを表彰し、生物多様性の主流化を目指すもの。全国から124点の応募があった。

 同校は環境省とエコツアーふくみみ(大堀健司代表)の協力を得て、「知ろう伝えよう外来生物のこと」をテーマに、特定外来生物のオオヒキガエルを教材にした環境教育プログラムを過去5年間実施してきた。

 授業は1年生を対象に行い、㈰外来生物とは何か㈪オオヒキガエルの胃の内容物調査㈫外来生物会議㈬小学校への出前授業|と段階的に学びを深めていく内容。特に出前授業では、学習成果を整理してクイズや寸劇などで説明、小学校低学年にも分かるよう工夫を凝らしている。

 審査員は「子どもたちがゲーム形式で楽しみながら学び、生物多様性保全についての理解を深めており、将来性という意味でも大変有意義。生物多様性教育の良いモデルケースになるかもしれない」などと評価。

 仲田校長は「今後も学習を続けていきたい」と喜び、大堀代表は「生徒たちには社会に出た時に学んだことを思い出してもらい、自分のみならず周りの人にも伝えられるような大人になってほしい」と期待した。

きょうから抜き取り禁止

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 石垣市が定める資源ごみの日に、各家庭から門前など所定の場所に出された資源物からアルミ缶などを持ち去る行為は、1日から禁止される。6月定例市議会で改正された廃棄物の処理・清掃に関する条例に基づき実施されるもの。市環境課は同日から1カ月間、市内を巡回して抜き取りや持ち去りをしないよう指導していくほか、アルミ缶を収集するお年寄りたちに有償の清掃員に応募するよう働きかけていく考えだ。

 市の資源ごみ収集日は月、火、水曜日。改正条例では、この日に門前やアパートのごみ置き場からアルミ缶など資源化物を持ち去ることを禁止している。

 一方、友人や知人、近所の人にアルミ缶を取り置きしてもらい、資源ごみの日以外に回収する行為までは禁止していない。父母会などが資金造成のために行う回収も条例に抵触しない。

 持ち去り行為の禁止に伴い、環境課は11月を指導強化月間と位置づけ、ごみを出す時間帯の午前7時半ごろから午前9時半ごろにかけ、中心市街地や周辺地域で車両で巡回する。

 持ち去り行為者を発見した場合、禁止条例の趣旨を説明し、住所氏名を確認して調査票に記入することにしている。

 同時に、有償で環境美化活動を実践する「まちなか清掃員」を募集していることを伝えていく。

 同課によると、アルミ缶を業者に販売して月に3000円の収入を得るには、43㌔を集めなければならない。350㍉㍑缶で約2500缶、500㍉㍑缶で約2000缶と膨大になるため、同課は、過酷な労働環境にあるとして清掃員に応募するよう働きかける。

 清掃員は週2回、割り当てられた地区で、それぞれ1時間程度、美化活動を行い、報酬として1回につき1000円を受け、1カ月で8000~9000円の収入を得ることができる。軍手、ごみはさみ、ベスト、ごみ袋など清掃用具が支給される。

 清掃員募集に関する問い合わせは同課(82−1285)。


2月の父の法事で桃林寺の和尚が「おかげで寺も開山400年です。…

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 2月の父の法事で桃林寺の和尚が「おかげで寺も開山400年です。ついては11月ごろに同じ宗派の僧侶で老若男女に人気の作家を招いての講演会を計画しています。芥川賞作家で福島の福聚寺住職・玄侑宗久氏です」▼本土から帰省していた姉夫婦が「ほんとうに玄侑さんが見えるの。お寺は来訪者が多く県外にはめったに出られない方だと聞いていますが」「本当です。必ず案内します」「私たちも来島します」▼先日、和尚がみえて「2月にお話した講演会のチケットで、東京のお姉さん夫婦の分です」代金と引き換えで置いていかれた。姉には「和尚さんは約束を覚えていらしたよ」と連絡しておいた▼玄侑氏は、立場上ためらいつつも人は死後どうなる、成仏できるかなどを主題にして芥川賞を受けたが、如実に言えば個別的な出来事として受け止めるしかないという▼島では結婚式は神式や教会、葬式は仏式で執り行う例も多く、その場合、死後は成仏させてもらえるのかな。男の本懐・墓造りも継承問題では先行き不安だ。医者の宮良長和氏が述べていた一族の深穴式合葬墓構想は、死去順に上から散骨して土に返そうという提案。狭い島ならではの妙案でこれなら跡継ぎがなくても安心して逝ける▼玄侑氏の講演会は8日市民会館。「牛を桃林の野に放つ」(仲間清隆)

“冷や汗”の乾杯の音頭

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 ▽…ゆかりのまち・親善・交流都市交流会で、乾杯の音頭を任されていた知念辰憲議長が還暦祝いへの出席で到着が遅れ、急きょ指名された市議会総務財政委員長の平良秀之氏。石垣島まつりで補導員のパトロールがあるため、靴はスニーカー。「まさか指名されるとは思わなかったのでこれで来ました」と笑いを誘い、無事に代役を務めた。

 ▽…大勢の市民でにぎわいをみせた第50回石垣島まつり。夕方から人出も増え、日が暮れたころにはステージの出し物を楽しむ間もないほどの混雑となった。一方、この日は拾得物も多く、財布や携帯電話などの貴重品をはじめ、眼鏡も届けられたとか。最終日のきょうはイモを洗うような人出が予想される。落とし物にはくれぐれも要注意。

 ▽…八重山特別支援学校高等部の生徒28人が石垣島まつりの会場で作業学習の作品を販売している。同校職員によると、メーン会場から離れた場所にあるからか「人の流れが少ないように感じる」。商品は全て生徒たちが手作りした力作ぞろいで「2日目は初日より人が来てくれると良いのだが…」と期待。

八商工が団体・個人制す

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高校生簿記選手権大会で団体、個人の部で初優勝した川満、亀田、前新城、野原さんら(左より)=同校提供

 第5回高校生簿記選手権大会(沖縄大原簿記公務員専門学校主催)が1日、那覇市で県内8校の商業高校が参加して開かれ、八重山商工高校が団体(新人戦)と個人の2部門(上級・新人)で初優勝を飾った。

 新人戦は1年生対象。日商簿記3級程度の問題を解き、団体戦(5人)は上位3人の合計点で勝敗を決めた。

 団体で優勝した川満ことねさん(1年)は「来年は上級で今回より高得点を出したい」、亀田さくらさん(同)は「朝から勉強したかいがあった」、野原春香さん(同)は「さらに上を目指して頑張りたい」とそれぞれ意気込みを語った。

 また個人の部上級戦で優勝した前新城奈々さん(2年)は「2位まで名前が呼ばれなくてだめだと思っていたが、1位で名前が呼ばれたときは心の中で『やった!』と叫んだ」と喜んだ。

 同校の真栄田義功校長は「予想以上の好成績で喜んでいる。職員の熱心な指導と生徒の頑張りの成果が出た。他の生徒たちの励みにもなる」とたたえた。

 結果は次の通り。

 〈団体の部〉

 ▽新人戦優勝=川満ことね(1年)、野原春香(同)、亀田さくら(同)

 〈個人の部〉

 ▽上級戦優勝=前新城奈々(2年)

 ▽新人戦優勝=川満ことね(1年)▽同準優勝=野原春香(同)

「灯台記念日」御神埼灯台を一般公開

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御神埼灯台が一般に公開され、市民350人が訪れた=1日午前

 「灯台記念日」の1日、石垣海上保安部(赤津洋一部長)は崎枝にある石垣御神埼灯台を一般公開し、市民や観光客など350人が秋晴れの下、展望台からきれいな景色を楽しんだ。

 御神埼灯台は1983年3月11日に運用を開始。地上からの高さは17㍍。今年は灯台内部で管内の灯台の写真を展示したほか、石垣海上保安部の制服を試着できるコーナーを設け、参観者の関心を集めた。

 大宜見毅さん(27)=石垣市平得=は妻の智美さん(31)と息子の撤ちゃん(1)、航ちゃん(4カ月)と参加。「昨年に続き2回目。秋晴れで少し暑かったが、風も心地よく、景色が遠くまで見えてとてもきれいだった」と感想を語った。

 公開に合わせて第11管区海上保安本部石垣航空基地のヘリや航空機が灯台に接近して記念日をアピール、来場者を喜ばせた。

 「灯台記念日」は海上保安庁が1868(明治元)年11月1日、神奈川県横須賀市に日本初の洋式灯台の観音埼灯台が起工されたのにちなんで定めた。

テニポンで南北交流

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第2回テニポン交流沖縄県大会での師弟対決。左から2人目が菊池征児さん、その右は大城元さん=10月25日、西崎総合体育館

 【那覇】北海道の様似(さまに)町で1983年に誕生したテニポン。テニスとピンポンを合わせた新競技は、97年に県内で初めて石垣島に導入され、健康的なスポーツとして沖縄本島でも愛好者が増えている。北海道と県内への橋渡し役として、普及に尽力してきたのが北海道出身の菊池征児さん(74)である。石垣市や本島でも協会が設立され、企業や団体などが積極的に奨励。今や小学生から大人までが生涯スポーツとしてプレーを楽しんでいる。

 菊池さんらを招いた第2回テニポン交流沖縄県大会(県テニポン協会主催)が10月25日、糸満市の西崎総合体育館で行われ、県内の愛好者が北海道から参加したメンバーとプレーを楽しみながら友情の輪を広げた。

 意外と知られていないのが、菊池さんが実力者であることだ。石垣市で開催の「菊池杯テニポン大会」は、第1回から一昨年の第7回大会までクラス別での連覇を達成。2012年の南北交流大会、昨年の第1回沖縄県大会と今大会で優勝する活躍をみせている。

 高齢者なのに強い。菊池さんは理由を「少なからず、テニポンの神髄を理解し始めたからだと思う。無欲で謙虚に立ち向かうことに勝敗のポイントがある」と力説。試合については「ただ、がむしゃらにやればいいというものではなく、冷静に相手を見て、ボールに正対して向かう。こうした心構えを自分のものにした時に結果は生まれる」と熱く語る。

 今大会のBクラスでは注目の師弟対決があった。石垣市テニポン協会会長の大城元・増岡総也組が、北海道の菊池征児(74歳)ペアと対戦し、白熱プレーが会場を沸かせた。

 大城さんは菊池さんと25歳の年齢差がある。大先輩からテニポンを伝授された身として、決勝リーグで成長した姿をみせたいと試合前半から迫力あるプレーを展開。鋭いサーブで順調に連続5点を先制するなど完全勝利かと思われた。

 しかし、菊池さんの意外な動きで流れが変わった。菊池さんは冷静に左右に移動しながらダイナミックに打ち返す戦術をみせ、厳しいボールが次々とコースに落ちた。試合は見る見るうちに形勢逆転し、8−15で注目の師弟対決は終わった。

 大城さんは「テニポンを菊池先生から教えられて8年になる。高齢になった先生にそろそろ勝利できると思っていた。先生の不思議なパワーを思い知らされた」と完敗宣言。

 菊池さんは「対決できてほんとにうれしかった。ペアが気持ちを冷静にして対峙(たいじ)してくれ、勝利することができた。大城さんのプレーも立派でした」と試合を振り返った。

 開会式で菊池さんは「南北交流ができるようになり大変喜んでいる。人と人の巡り合いから始まり、それを結び合いに持っていくことは難しいが、それを実行している沖縄の皆さんに感謝したい」と強調した。テニポンが結ぶ北海道と沖縄の友情。今後も生涯スポーツを通した南北交流の広がりが期待されている。

末永い友好親善を

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交流の発展を願って乾杯する5市の関係者ら=1日夜、南の美ら花ホテルミヤヒラ

 石垣市は1日夜、第50回石垣島まつりで来島した北海道稚内市、岩手県北上市、愛知県岡崎市、犬山市の関係者らを市内のホテルに招き、「ゆかりのまち・親善・友好都市交流会」を開いた。石垣市と関係する4市からは首長、議長ら約45人が来場。石垣島まつりを通して5市が親交を深めた。

 中山義隆市長は「親善友好都市が一緒に集まることで、それぞれの結びつきができる。これが新しい交流につながればと思う」と合同の交流会に期待を寄せた。

 続いて、4市の代表もあいさつ。このうち北上市の高橋敏彦市長は「岩手は20年前、農業で石垣市に助けてもらった。これが交流につながり、友好都市締結に結びついた。これからも熱い交流をお願いしたい」と述べた。

 新海正春岡崎市議会議長は「1年ぶりに南ぬ島に来たが、新空港は素晴らしいと改めて感じた。開港効果で観光客が増えたと聞いている」と経済の活性化を喜んだ。

 舞台では、石垣第二中学校郷土芸能部が踊りを披露したほか、岡崎市からは岡崎武将隊が演舞を披露、交流会を盛り上げた。

 4市の関係者はこの日、まつりのオープニングセレモニーに出席。2日の市民大パレードにも参加し、舞台での50周年記念セレモニーにも同席する。

50回記念 石垣島まつりが開幕

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祭り初日のフィナーレは、郷土芸能の夕べで大盛り上がり=1日午後、新栄公園

 50周年記念石垣島まつり2014(同実行委員会主催)が1日、7年ぶりに新栄公園を会場に開幕。絶好の祭り日和に恵まれ、大勢の人出でにぎわった。今年はパレードと祭り会場の一体化を図り、周辺商店街や地域活性化につなげるため、真栄里公園から新栄公園に戻した。多数の出店や展示即売コーナーが設けられ、ステージではライブやのど自慢など多彩な催しが2日間にわたり、繰り広げられる。

 1日は正午から会場の新栄公園で友好・親善都市などの来賓も参加してオープニングセレモニーが開かれ、登野城獅子保存会が勇壮な獅子舞で会場を清めた。実行委員長の中山義隆市長が「今年の祭りは記念の第50回目。八重山村が分村して100年、石垣市と大浜町の合併から50年という節目の年でもある。再び新栄公園で祭りが行われることにより、市街地や近隣地域の活性化が高まることを期待している」とあいさつ。

 上坂町の七條明町長と岡崎市の中安正晃副市長が祝辞を述べ、石垣市商工会の我喜屋隆会長の開会宣言で幕を開けた。

 メーン会場と周辺には、多くの出店が並び、玩具・ゲームコーナーには子どもたちの人だかりができた。市民会館展示ホールでは盆栽展、市民会館前は歩行者天国として開放され、オープンカフェも出てにぎわった。

 ステージでは、午後2時からの「ICTちびっこ・ファミリーのどじまん大会」で16組が出場。夕方からのスペシャルライブではDeLSoLe、来間高子、RYOEI、成底ゆう子、ミヤギマモルのライブで盛り上がり、郷土芸能の夕べで最高潮に達した。

 2日は午前11時から午後3時まで市役所通りで、市民大パレード。新栄公園では、午後1時半からステージパフォーマンス、午後4時10分からリカ・トゥモール、与那覇歩、宜保和也のライブ、午後6時半から50周年記念セレモニー、午後7時から大工哲弘、BAGADABANDのライブ。打ち上げ花火は午後8時40分から予定されている。


セクハラ、パワハラは知っていたが「マタハラ」が…

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 セクハラ、パワハラは知っていたが「マタハラ」が働く女性を悩ます3大ハラスメントの一つとは意外だった▼妊娠や出産を理由に退職を迫ったり、心ない言葉を浴びせる「マタニティーハラスメント」。昨年、連合が行った調査では在職中の4人に1人が経験したと回答。別の調査ではセクハラ被害の17%を大きく上回っているという▼先月、妊娠後に降格された女性が賠償などを求めた訴訟で最高裁が違法とする初の判断を示した。働く女性たちにとっては光明と言える▼だがマタハラという言葉がなかったころからいろんな実態はあったように思う。3人目を妊娠した友人が「えっ、また産休?」と言われたと聞き暗い気持ちになったのを思い出す▼働きながら子育てをしたいと望む女性は8割以上だという。安心して子どもを産み育てて元の職場へ戻ることができるのが理想だが、働く女性の2人に1人が出産を機に退職している現実も。内閣府の調査では「夫は外で働き妻は家庭を守るべきだ」との考え方に反対が49%と前回より増えている▼石垣市は「生りどぅ宝、ふぁーまー元気、結で子育て」を理念に子育て支援新制度を充実するという。待機児童解消や管理職登用も必要だが、妊娠した女性をいたわる当たり前のことを地域全体で共有していかなければと思う。(辻本順子)

「まるで雨乞い」

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 ▽…石垣島まつりの市民大パレードは午前11時にスタート。30分もしないうちに強い雨がアスファルトに打ちつけ、出演者は雨にぬれながら最終地点の市役所前を目指した。雨のなか、沿道で傘の花を咲かせた観客からは「まるで雨乞いの踊りのよう」との声も。少雨傾向の八重山地方につかの間の潤い。

 ▽…若田光一宇宙飛行士が西原町で国際宇宙ステーションに滞在していたときの様子を報告し、石垣島にも配信された。若田さんは、宇宙飛行士の尿を飲料水に再生する装置を取り上げ、「昨日のコーヒーが明日のコーヒーになる感じ。誰のか分からないけどおいしくいただいていました」と語り、会場の笑いを誘った。

 ▽…今年の石垣島まつり市民大パレードは、コースが短くなった。モーヤーコンテストに時間を要すると予測して、終点を730交差点から市役所前にしたもの。パレードを楽しみにしている市民からは「730交差点まで行かなかったので物足りなかった」との声も。

「宇宙人はいるの?」

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インターネットを通じて、西原町で開かれた「若田光一宇宙飛行士のミッション報告会」に参加した市民=2日午後、石垣市立図書館

 2日午後、西原町で開かれた若田光一宇宙飛行士のミッション報告会(琉球大学、西原町、西原町商工会主催)がインターネットを通じて石垣市立図書館内のサテライトキャンパスにも配信され、市民約60人が参加した=写真。

 真喜良小学校5年の増田龍紀君(11)は「宇宙人はいるの」と質問し、若田さんは「多数の銀河系が存在し、知的生命体もいると思うが、見付けることは難しい。そのうち会えるのではないか」と答えた。

 若田さんは昨年11月から5月までの188日間、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在。この日はその様子を映像を交えて紹介しながら、「宇宙では運動しないと骨がもろくなったり、筋肉が衰えたりするので定期的に運動している」などと述べた。

 同ステーションに設置されている日本の宇宙実験棟「きぼう」で、キュウリを使った発芽実験を行ったことなどを説明した。

 宮良小学校6年の西原夕稀さん(12)は「ステーションの中で楽しかったことは何か」と尋ね、若田さんは「仲間と一緒にリラックスして食事をすること」と答えた。

県畜産共進会へお見送り 久部良

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県畜産共進会に向けて出発する2頭の牛を見送った町内の生産者ら=1日午前、久部良漁港

 【与那国】9月28日に石垣市内で行われた第17回八重山郡畜産共進会に与那国から出品し、成雌2類で最優秀賞となった牛(飼い主・米城裕)と(同)優秀賞の牛(同・田島政和)の2頭が1日、本島で開かれる県畜産共進会に向けて「フェリーよなくに」に積み込まれ、久部良漁港を出発した。

 県共進会で与那国から同類の出品が行われるのは17年ぶりだという。

 長い海上輸送になることから、関係者は「ハンディ、リスクが伴う」として、不利にならないよう万全を期す。最優秀の牛を送り出した米城裕さんは「県大会へ出品がかなった。決まってからはこの1カ月不利にならないよう牛につきっきりだった」と、体調管理の苦労を語った。

 同漁港では畜産仲間や関係者がセレモニーを開き、上位入賞を期して気勢を上げた。

 与那国和牛生産部会の鳩間正八部長は「2頭の飼い主の努力はすごい。上位を期待して朗報を待ちたい」とあいさつした。

 「フェリーよなくに」が出港すると、JAおきなわ与那国支店の職員や町職員、畜産農家らが見送った。

圧巻!市民大パレード 42団体1600人が参加

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1600人余が参加し、沿道の人々を楽しませた市民大パレード=2日、市役所通り

 第50回石垣島まつりのハイライト、市民大パレードは2日午前11時から3時間半余にわたって行われた。42団体約1600人余が新川小学校から市役所までのコースを練り歩き、踊りなどパフォーマンスを繰り広げた。3カ所にモーヤー地点が設けられ、このうち市役所前で2分間のコンテストも。「六調節」が流れると、観客が飛び入りで踊りの輪に加わるなど、パレードと沿道が一体となった。コンテストの審査委員長を務めた石垣久雄石垣市文化協会長は「モーヤー文化を継承するためにも意義深い」と継続を望んだ。

 パレードは前半、小雨に見舞われたが、参加者はぬれながら行進を続け、沿道の住民も傘を差すなどして声援を送り続けた。小学校の鼓笛隊・器楽クラブの行進が中止となった。

 今年は地域枠が設けられ、11公民館が参加、旗頭に踊りと多彩な芸能を披露した。

 モーヤーポイントでは、息の合った団体演技や観客を巻き込んだ乱舞など、工夫を凝らしたモーヤーを競った。

 三線の音に「じっとしておれない」として沿道から飛び出していく市民も多く、パレードの最初から最後まで踊り続けた宇根底貞子さん(61)=磯辺=は「踊らないと眠れないくらい、民踊が大好き。きょうは楽しかった」と満面の笑み。コンテストでも、ベストパフォーマンス賞(アトム通過1万馬力)として表彰された。

 コンテストは総合力、独創性、演技力を基準に審査が行われ、初代のベストオブモーヤー賞(4万馬力)には白保公民館(前盛均館長)が輝いた。担当の内原和彦総務部長は「芸能が盛んな地域を証明できてうれしい。モーヤーはみんなの気持ちを一つにするので素晴らしい」と喜んだ。

 このほか、ユーモア賞(2万5000馬力)に八重山高校、ウーマンパワー賞(同)に石垣市婦人連合会(金城綾子会長)が選ばれた。

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