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「認定シール」販売増える 特産品売り上げアップで波及

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石垣市特産品振興会の通常総会に出席する会員ら=25日夕、石垣市商工会2階ホール

 石垣市特産品振興会(宮城龍二会長、64人)は25日夕、市商工会館2階ホールで通常総会を開き、特産品認定シールによる地域ブランドの確立などを盛り込んだ14年度事業計画を決めた。

 13年度は、シール販売の事業収入が39万7000円となり、前年度の30万8000円を上回った。同振興会によると、特産品の販売増に伴い、シールの販売枚数も伸びた。シールは1枚2円。19万8500枚を販売したことになる。

 宮城会長は「南ぬ島石垣空港の開港から1年半たった。開港効果で経済が活性化している。本年度も活発な事業を展開したい」とあいさつした。

 14年度は特産品の地産地消と優先使用の推進、物産展など販路拡大の推進などにも取り組む。


不発弾保管庫、市「崎枝と話し合いたい」

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不発弾保管庫の早期整備を要請する八重山建設産業団体連合会の黒嶋克史会長(左)ら=25日午前、市役所庁議室

 八重山建設産業団体連合会(黒嶋克史会長)は25日、中山義隆市長と伊良皆高信議長に対し、不発弾保管庫の早期整備を求める要請を行った。市議会には紹介議員7人の署名を添えて請願書を提出、伊良皆議長は9月定例会で委員会に付託すると伝えた。市長に代わって対応した漢那政弘副市長は「公民館に話し合いを申し入れているところ」と述べた。

 現在使用されている不発弾保管庫について建産連は「簡易フェンスで囲った施設内に、雨ざらしで野積みの状態で保管されており、火薬類取締法の基準を満たしていない」と指摘、土地改良事業や旧空港跡地の開発など予定されていることから「安全安心に保管されるためにも保管庫の整備が急がれる」とした。

 黒嶋支部長らは「不発弾保管庫事業は2013年度に造る予定だったのに14年度に繰り越しており、2年連続で繰り越すと造れなくなる」「磁気探査で不発弾が出てくれば処理するまでの間、工事ができないので工期にも影響する。現場の社員や地域住民の安全を確保するためにも一日も早く施設を造ってもらいたい」と訴えた。

 漢那副市長「安心安全なまちづくりをしていくためにも保管庫は必要。崎枝地域と話し合い、丁寧に説明していきたい」と述べた。

10月10日 4店舗同時オープン 沖縄ファミリーマート

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10月10日のオープンに向け工事が進められる八重山支庁前店

 【那覇】沖縄ファミリーマート(本社那覇市・大城健一社長)は10月10日、石垣市進出の第1弾として730記念碑前店と石垣ゆいロード店、市中央運動公園前店、八重山支庁前店の4店舗を同時オープンさせる。来年2月までに10店舗の出店を計画し、石垣島での販売網を強化する。大城社長は25日、宜野湾市で開催した同社イベントで出店について「石垣島の皆さんの生活環境の向上と、観光客にも全国どこでも変わらないサービスを提供できる」と開店の意義を強調した。

 同社は、11月には新川シード店と登野城仲道店を開店させ、さらに4店舗を来年2月までに出店する計画で準備を進めている。

 石垣島進出では、市内の八重山港運敷地内で建設中だった弁当やパンなどを製造から配送までを一元化するファミリーマート石垣総合センターがこのほど完成。29日に竣工(しゅんこう)式を行い、10月のオープンに備える。同センターの完成で全国のファミリーマート同様の品質衛生管理システムによる安全で安心な商品提供が可能となる。

 大城社長は「以前から出店要請をいただいており、やっとそれに応えることができる。石垣島でしか売っていない地元の商品なども提供していきたい」と述べ、地元に貢献する企業を強調した。

 同社は、石垣島出店を記念して石垣の塩、美崎牛、ピィパーズを使用したおにぎりや弁当などを販売。10月のオープンから12月にかけて3回、石垣の食材を使い地元に親しまれるような新商品を発表する。また、全国同様の品ぞろえ、来春には健康を意識した新たな商品の提供なども計画している。

激動の4年間に涙

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 ▽…9月いっぱいで任期満了となり、最後の定例会となった市教委の石垣朝子委員長。あいさつでは「激動の4年間だった。今後もさらにフレキシブルな言動ができるよう視野を広げ、成長していきたい」と涙を流し、充実した表情をみせた。市教委の職員には「いつか秋田県を抜いて全国から教員が訪れるような石垣市にできるよう頑張ってほしい」とエール。

 ▽…新園舎の建設に伴い、保育園こどもの家のガジュマルの引っ越し作業が26日始まった。午前8時過ぎから作業が行われ、園庭で木陰をつくっていた大きな枝が次々と落とされていき、アフロヘアーが丸坊主のようになってしまったが、何年か後には元の姿に戻ってくれるだろう。

 ▽…普段聞き慣れない「レプトスピラ症」。動物の体内に潜み、尿など汚物の排せつと同時に排菌して、土壌や川を汚染し、人の傷口や目や鼻からウイルスが侵入する人畜共通の感染症だ。八重山獣医師会によると、愛犬から飼い主が感染するケースも少なくないとして、ワクチン接種を呼びかけている。人から人への感染はないが、住民への周知徹底が急がれる。

先週土曜の20日、「みんなで行こう辺野古…

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 先週土曜の20日、「みんなで行こう辺野古へ。止めよう新基地建設」の県民集会に参加した。最初から予定していたものではなく、いつかは出かけて反対住民の皆さんにエールを送りたいと思っていたのが偶然広島への所用と重なり、急きょ参加することにしたのだ▼さらに運が良かったのはこの日午前、八重山商工の試合があったこと。空港からさっそくセルラー球場に直行し、観戦した▼その後急いで向かった辺野古の浜への長蛇の列で、約30年前石垣で教員をしていたという宜野湾から参加の女性に「わざわざ八重山からですか。一緒に頑張りましょうね」と声をかけられた▼炎天下の浜は5500人の人々で埋め尽くされ、集まった人たちは「新基地建設阻止」の望みを11月の知事選に託し、「翁長那覇市長の勝利で政府の横暴を止めよう」と怒りのこぶしを突き上げた▼しかし、その後の集会場から駐車場に戻る坂道は、あらためて辺野古埋め立て阻止の困難さを思わせた。急な登りが延々20分~30分も続き、服は汗びっしょりで何ともきつかったこと▼一方で野球の結果は逆の結果を暗示させるようなものだった。商工が強権の政府ならぬ春夏甲子園優勝の強豪興南を相手に、延長14回劇的な逆転サヨナラ勝ちをしたのだ。商工は快進撃が続いている。(上地義男)

一喜一憂するなと言うものの

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■学テ県内2位に躍進

 2014年度全国学力調査で八重山地区の成績が大幅に改善された。それには石垣市の伸びが背景にある。小学校国語A、B問題で県平均を、算数A問題では全国平均を上回っている。その結果、県内地区別で八重山地区を2位に押し上げている。数値主義に陥っているーとの批判を恐れずにたたえたい。

 識者は一喜一憂するべきものではないと言う。だが、単年度のことであるということを差し引いても、長年の懸案事項であるだけに、ここはひとまず喜びたい。そして、次に向けて、横たわる課題を解決していけばいい。客観視することで学力対策からさまざまなことが見えてこよう。

 例えば、市長の子育て環境への高い意識、教育長の強いリーダーシップ、市議会の予算等における使命感などが、今回の躍進の根底にある。このことを評価したい。これからもその姿勢を保ち続けなければならない。また、成果をみた学校を大いにたたえねばなるまい。「道半ば」の意識を強く持って励んでほしい。

 

■学力向上対策における課題

 学力対策を批判的にとらえる意見に「授業を削って充てている」「授業がおろそかになり教科書を終えることができない」がある。これが学校の日常であれば、何のための、誰のためのものか分からない。本末転倒である。

 学力対策は学校教育の付属的なものではないはずだ。あるいは、学校教育と学力対策は別個に存在するものではない。両者はともに融合し合うものである。

 それではなぜ、そういう批判的意見が出るのか。学力向上対策に水を差すようで良としないが、地区間、学校間の数値による競争意識が潜在しているからではないか。それは、調査前の「過去問」の徹底に出ている。これまでの調査問題を反復練習させることで問題慣れさせている。そこには訓練的要素がある。調査のためのドリル学習と言っていいだろう。本来、練習問題はこういうものではない。指導の結果、理解度を試すためにある。

 順位付けされ、叱咤(しった)激励されている現状ではおのずとそういうことが起こる。学校を責めることはできない。文科省や教育委員会は、いま一度、学力調査の目的や理念に立ち返らなくてはいけない。毎年50億円も費やして行う学力調査を真に価値あるものにしなければならない。対策の在り方を振り返ってみる必要がある。「学力を県内第何位にする」|このことを治政の約束にすること自体、教育にふさわしくない。付け焼き刃的な学力であってはならない。 

 

■特筆される竹富町

 調査の標本数が少なく話題を集めにくいが竹富町の成績は特筆されてよい。小中全科目全国平均を上回っているからだ。中でも活用力、つまり持っている知識を使って解く力を見るB問題がいいということだ。全国平均を大幅に上回っている。これは児童生徒に考える力が培われているということである。獲得した知識を溶かし、応用し、使いこなす力だ。学力の終着駅と言っていい。充実した日々の授業があってかなうものである。順位付けに拘泥する学力対策ではこのことがおろそかになる。

宮良のヤラブ並木9本 文化財に追加指定

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新たに追加指定された宮良浜川原のヤラブ(テリハボク)並木=7月17日(市教委文化財課提供)

 石垣市教育委員会(石垣朝子委員長、委員5人)は26日午後、第7回定例会を開き、石垣市指定文化財の宮良浜川原のヤラブ(テリハボク)並木の追加指定や、八重山博物館協議会委員委嘱の承認など5議案について協議し、原案通り承認した。

 ヤラブ並木は2010年3月26日に市の文化財(天然記念物)に指定。今回、隣接している私有地内にある9本を新たに追加した。29日に所有者への指定書交付式を行う計画となっている。

 八重山博物館協議会委員は6人が再任、4人が新任。専門的な立場から年間計画や事業などについて指導、助言を行っていく。

 委員は次の各氏。

 ▽再任=石垣博孝、石垣久雄、石垣繁、島袋憲一、石垣実佳、平野秋一郎▽新任=平良佳子、徳松節子、石垣進、玉吉秀庸

感染者、最多の18件 レプトスピラ症

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レプトスピラ症について注意を呼びかける八重山獣医師会の平田勝男会長(右)と関係者ら=26日午後、平田家畜病院

 人間や犬、家畜など主に哺乳類に感染するレプトスピラ症の発生が八重山管内で過去最多の18件(26日現在)に上ることを受け、八重山獣医師会(平田勝男会長)と八重山保健所(崎山八郎所長)は26日午後会見し、感染への注意と、犬からの感染を防ぐためワクチン接種を呼びかけた。

 同獣医師会の土城勝彦獣医師によると、石垣島や西表島で犬への感染が毎年数件確認されており、今年は同会が把握している中で犬3頭が発症。土城獣医師は「ペットから人への感染はごくまれで、(ペットに)型の一致するワクチンを接種すれば予防できる」と話した。

 同保健所健康推進班の宮城雄一主任は「今年は少雨で川や滝の水が滞留し、循環されていないのが原因ではないか」と分析。「皮膚に傷がある場合は河川でのレジャーを控え、症状が出たら、すぐに医療機関を受診してほしい」と呼びかけた。

 平田会長は「感染者はレジャー従事者が多いほか、観光客も含まれている。10月末まで注意が必要なので、観光業界や団体に周知したい」と述べた。

 レプトスピラ症は病原性レプトスピラを保有している保菌動物の尿などで汚染された土壌や水を飲んだり、皮膚の傷や鼻、目の粘膜を通して体内にウイルスが侵入して感染。感染すると、頭痛や38度以上の発熱、重症になると腎機能障害や黄疸(おうだん)などの症状が現れ、死亡する事例もある。潜伏期間は3~14日間。

 【訂正とお詫び】27日付け11面の同記事中で、土城勝彦獣医師のコメントに誤りがありました。ホームページにて訂正し、お詫びいたします。


ガジュマルがお引っ越し 新園舎建設で一時移転

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ガジュマルの引っ越しを前に記念写真に収まる園児ら(こどもの家提供)

 保育園こどもの家(仲本敦子園長)=平得40の1=のシンボルとなっている大木のガジュマルが園舎新築に伴って引っ越すことになり、26日から作業が始まった。当初は園庭から姿を消すことになっていたが、卒園者や保護者から「たくさんの思い出が詰まっている」と惜しむ声が相次ぎ、工事期間中は別の場所で過ごし、新園舎完成時に再び戻ってくることになった。

 ガジュマルは仲本園長の夫・孝さん(55)が開園翌年の1987年5月に植えたもの。農地の土地改良事業で撤去されたものを移植した。当時は樹高約2㍍だったが、今では10㍍以上に成長。枝ぶりがよく、直径15㍍以上に及ぶ円形の木陰をつくり、子どもたちの格好の遊び場所となっていた。

 この日は移植に備えて枝打ちされ、根元から掘り出された。これで引っ越しの準備が完了し、27日に八重山支庁近くの土地に移される。

 仲本園長ら家族が作業を見守った。仲本園長は「ガジュマルの下で子どもたちがいっぱい遊んできた。ガジュマルには力を蓄えて待っていてほしい。再び戻ってきたら、子どもと一緒に成長し、また元の姿に戻ってほしい」と話した。

ミルクや福禄寿を披露 国指定重文の結願祭

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子どもたちを引き連れて踊る北集落のミルク=26日午前、嘉保根御嶽

 【小浜】国の重要無形民俗文化財に指定されている竹富町小浜島の結願祭が26日、嘉保根御嶽で行われた。北集落のミルク、南集落の福禄寿をはじめ、両集落が棒術や伝統の踊り、狂言など多彩な奉納芸能を交互に披露。 会場には地域住民のほか、郷友や観光客も多数詰めかけ、島の伝統行事を楽しんだ。結願祭は今年の豊作に感謝し、来年の五穀豊穣(ほうじょう)や住民の無病息災を祈願する島の三大行事の一つ。2007年3月に国の重文に指定された。

 結願祭は午前9時ごろから同御嶽で行われ、北集落がミルク、南集落が福禄寿を先頭に静かに入場。勇壮な棒や獅子舞を奉納した。

 棒では、ヤリやなぎなたなどに加え、クワや赤フンドシ姿のこっけいな「3人棒」もあり、観客の笑いを誘った。

 奉納後には境内中央に舞台が設置され、「ザーマワリ(座回り)」と称して北のミルク、南の福禄寿がそれぞれ子どもや出演者を引き連れて舞台をゆっくりと一周。その後、北が「御前風」や「マミドーマ」「小浜節」、南が「赤馬節」や「目出度節」「馬武者」などの踊りや狂言を披露した。

 小浜公民館の浦底透館長は「地域の芸能文化に誇りを持ち、後世に引き継いでいくとともに、今年の豊作に感謝し、五穀豊穣、無病息災、子孫繁栄を祈願したい」とあいさつした。

古式ゆかしく節祭 厳かにアンガー行列

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全身黒ずくめのアンガー行列が厳かに入場した西表島の節祭=26日午後、前泊海岸

 【西表】国指定の重要無形民俗文化財に指定されている西表島祖納と干立の節祭(シチ)が26日、両地区で行われ、こっけいなしぐさをみせる干立の「オホホ」、黒い装束に身を包んだ祖納の「アンガー」などが登場し、島独特の多彩な奉納舞踊が繰り広げられた。両会場には石垣から駆けつけた郷友会員やカメラやビデオを手にした大勢の観光客が詰めかけ、古式ゆかしい節祭を堪能していた。(28日に写真特集)

 節祭は今年の豊作を感謝し、来年の五穀豊穣(ほうじょう)と地域住民の無病息災を祈願する行事。1991年に国の重要無形民俗文化財に指定された。

 干立公民館(石垣長健館長)の節祭は同日早朝、干立御嶽前の「前の浜」でヤフヌティ(櫂の手)や船こぎが行われた後、御嶽の境内では狂言や巻踊り、棒術、ミリク行列、獅子舞などが次々と奉納された。

 中でも、大風呂敷に大金を詰めた干立独特の「オホホ」はひょうきんな面をかぶり、「オホホー オホホー」と奇妙な声を上げ、ユニークなしぐさで観客を盛り上げていた。

 祖納公民館(古見代志人館長)の節祭は、正午から公民館で「スリズの儀式」を行った後、前泊海岸で舟浮かべの儀式や大勢の子孫を引き連れたミリク、全身黒ずくめのアンガー行列が厳かに入場。ミリクが船元の御座に着席し、奉納舞踊が次々と繰り広げられた。

 潮が満ちた午後4時すぎからはユークイ儀式(舟こぎ)があり、舟子たちが2槽の舟で威勢よく海にこぎ出し、浜辺では婦人たちがドラと太鼓を打ち鳴らして舟を招き寄せた。

 この日は、潮の影響で干立地区の節祭が同日早朝、祖納地区の節祭が同日午後から行われたこともあり、両地区の住民がお互いの祭りの見学が可能となった。

 初めて干立地区の節祭を見たという前祖納公民館長で西表民俗芸能保存会のメンバーでもある那根操さん(62)=祖納=は「満潮に合わせて最初に舟こぎを行う伝統を守り続けている干立の節祭も素晴らしい。同じ歌でも節回しが違っている点もあって興味深い」と驚いた様子だった。

大浜から新空港入り口まで延べ2里弱もある…

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 大浜から新空港入り口まで延べ2里弱もあるヤラブ並木の側枝採り作業を始めて1年がたった▼隔週で早朝1時間をめどにスタートしたが八重山ライオンズクラブ(岡部厚志会長)の有志だけでは手不足で、都度ボーイスカウトの親子や会員の友人知人へ協力を求めた▼おかげで1年目にして完遂した。でも油断は禁物。見通しがよくなったヤラブ並木の樹幹には、次々側枝の新芽が出ている。引き続き作業には精出すつもりでいるが国道を散策される方も、新芽に気づいた際はぜひとも率先し摘んでほしい▼昨年土木事務所から許可を得て始めたころは、側枝も茂りに茂って切った枝を回収するのに苦労した。多い時は事務所へ連絡して回収してもらっていたが、その後の観察で若枝や新芽のうちに摘むと量もそうそう出ないので風化を当てにして通り沿いに集めて置くか国道沿いの草むらへ混ぜ込むことにした▼畑や牧場には、地主へ声かけることで協力を求めた。「いいよいいよ、そのうち朽ちるだろうから」と快諾なさる方と「誰が自分の土地にごみを捨てさせるバカがいるか」と断る方も。挙句に「ただでさえ緑の多い島に並木などを作るから管理で苦労するのだ」と嫌みも▼南国では、放っておけば、庭だってやぶになるし豊かな緑も密林化すると思うのだが。(仲間清隆)

気温差

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 ▽…石垣市中学生体験学習助成事業のオリエンテーションでは、引率する市教委学校指導課の池田幸作係長が11月末の東京都と石垣市の平均気温を紹介。東京都が11.1度、石垣市が23度で12度も気温差があることを発表すると、会場からどよめきが起きた。あまりの寒さに体がついていかないかもしれないが、実りある体験学習にしてほしい。

 ▽…八重山の産業まつりがスタートした27日。会場の市営屋内練習場の隣にある市総合体育館では秋季小学生バレーボール大会が開催され、周辺は車で混雑。総合体育館の駐車場も満杯状態になり、芝生に乗り上げて駐車する車両も。28日は市営球場での社会人野球や地区中学校体育連盟の陸上競技大会もあるため、さらなる混雑が予想されそう。

 ▽…八重山の産業まつり2014で紹介された新商品のうち、もずく寒天を開発した与那嶺順子さん、豚皮コラーゲンを製造した與那原マサヱさんは、島にある材料をもっと有効に活用したいとの発想から工夫を凝らした。これまでにない商品となっており、来場した際はぜひ試食を。

海人のスマムニ550収録 琉大方言研究クラブ

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石垣島の漁業で使われるスマムニ(方言)約550単語を収録した「石垣市字新川の漁業関連語彙」を手にする琉球大学「琉球方言研究クラブ」のメンバー=26日午後(﨑山さん提供)

 石垣島の漁業で使われているスマムニ(方言)の調査を行った琉球大学「琉球方言研究クラブ」に在籍する学生8人がこのほど、調査結果を冊子にまとめ「石垣市字新川の漁業関連語彙(琉大方言28号)」として発行した。27日から2日間、同大(西原町)で開かれている学園祭「琉大祭」で販売している。部長の﨑山拓真さん(21)=登野城出身=は「八重山に古くから受け継がれてきた多彩なスマムニの語彙(ごい)を感じてほしい」と話している。

 漁法や漁具の名称など、石垣島の漁師が語り継いできた漁業に関する専門的なスマムニ単語約550語を収録したほか、石垣島の概要や新川の移民の歴史などにも触れている。

 同クラブは、冊子制作のため昨年12月から今年9月にかけて計4回、石垣市新川で漁師などから聞き取り調査を行った。

 冊子はA4判全134㌻で一冊2000円。購入希望の問い合わせは、同クラブ部長の﨑山さん(090-6869-2071)まで。

歌と踊りでお年寄りと交流

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踊りに合わせて、お年寄りとハイタッチを交わす大川パナパナ会の人たち=27日午前、大川公民館

 大川婦人会のメンバーで構成する大川パナパナ会(後盛和子世話人)と登野城小学校器楽クラブ(花城愛海部長)は27日午前、大川公民館で演奏や踊りを通して地域のお年寄りと交流した。

 お年寄りに対する思いやりの心を子どもたちに育み、高齢者の生きがいをつくろうと、大川地区地域福祉ネットワーク推進会(慶田城用武会長)が開いたもので、今回で2回目。

 同クラブは県吹奏楽コンクールで金賞を獲得した受賞曲など6曲を演奏。パナパナ会は歌謡曲に合わせた踊りを披露し、お年寄りらを楽しませた。

 慶田城会長は「地域のお年寄りと子どもたちは地域の宝。演奏や余興で互いに交流することで、高齢者が元気になり、子どもたちはお年寄りに感謝する気持ちを持ってほしい」と述べた。


「石垣島ファンド」構築へ 石垣市商工会

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石垣島ファンド事業をPRする石垣市商工会の平田睦事務局長(左)とファンド運営会社の猪尾愛隆取締役=27日、石垣市中央運動公園屋内練習場

 石垣市商工会は、インターネットを通じて不特定多数の投資家から資金を調達するクラウド・ファンディングの「石垣島ファンド」を構築することにしており、希望事業者を募っている。県内の商工団体で、この制度を利用するのは初めてとなる。

 ファンド運営会社のミュージックセキュリティーズ㈱(小松真実代表取締役、本社東京)と共同で設立し、来年3月までに島内事業者3社程度を選定したい考え。実現性や継続性などの事業性、石垣島への貢献や事業への情熱などの共感性を基準とする。

 同ファンドでは同社が事業者と投資家を仲介し、ウェブ上で対象事業を紹介、約7万人の会員投資家から資金を募る。

 同社によると、「事業を応援したい」「仕組みに共感した」との動機で投資を始めるケースが圧倒的に多いため、事業者にとっては継続的に応援するファンをつくり、新事業にチャレンジしやすくなるという。事業者は事業の収益に応じて投資家に配分するため、負担も軽くなるという。

 市商工会の平田睦事務局長は「石垣島ファンドを通して継続的なファンがふえるような関係につなげていきたい」と話している。

 商工会は、八重山の産業まつりのブースでも同制度を紹介している。

全国大会出場が目標 「科学の甲子園」県予選へ

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第2回科学の甲子園ジュニア県予選に出場する八重山代表の(前列左から)中川美帆さん、下地春菜さん、新村ひかりさん、(後列左から)保里涼さん、本永健君、大城璃央君=26日夕、八重山教育事務所

 中学生が数学と理科を応用した実験競技に挑戦する第2回科学の甲子園ジュニア県予選(県教育庁主催)の八重山地区予選が26日、八重山教育事務所で開かれ、1位の「二中×Rikejyo」(石垣第二)と2位の「スペシャルfive」(石垣中)の生徒合わせて6人を八重山代表チームに選んだ。6人は10月15日に沖縄市の県総合教育センターで行われる県予選に出場する。

 大会は科学好きの裾野を広げるとともに、未知の分野に挑戦する探究心や創造性に優れた人材を育成することが目的。県予選の優勝校は12月に東京で開かれる全国大会に派遣される。

 地区予選には9チームが出場し、数学と理科の複合的な問題の筆記試験を実施。3位は「オレらが一番になります。」(西表中)だった。

 八重山代表チームの中川美帆さん(石垣第二2年)は「目標は県予選を突破して全国大会出場。そのためにも代表チーム6人で協力して頑張っていきたい」と抱負。

 同事務所の黒島一哉所長は「県予選では力を合わせ、八重山の中学生の頑張りをみせてほしい」と激励した。

 八重山地区の結果は次の通り。

 ▽1位=「二中×Rikejyo」(中川美帆、下地春菜、新村ひかり=いずれも石垣第二2年)▽2位=「スペシャルfive」(保里涼、本永健、大城璃央=いずれも石垣2年)▽3位=「オレらが一番になります。」(佐々木拓海、金城晃太朗=以上西表2年、久貝優月=同1年)

産業まつり初日から盛況 屋内練習場

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27日から始まった八重山の産業まつり。初日から多くの人々が会場に詰め掛けた=27日午前、石垣市中央運動公園屋内練習場

 「見て、触れて、食べて」をテーマに八重山の産業まつり2014(同実行委員会主催)は27日、石垣市中央運動公園屋内練習場で開幕した。八重山3市町から約100業者が出展、自社の特産品を展示販売したり、新商品をPRしたりした。会場には市民や観光客らが訪れ、試飲や試食、体験コーナーを通して島の特産品に触れ、お気に入りの商品を買い求めていた。28日は午前9時から午後5時まで。

 初日は午前9時から開会式があり、実行委会長の我喜屋伸将八重山青年会議所理事長が「八重山の産業発展はより多くの観光客に島で生まれた魅力的な産品を周知していくことが必要。まつりを通して、八重山ブランドを内外に発信したい」とあいさつ。この後、関係者がテープカットをした。

 屋内練習場には製造業者ら68、屋外では飲食店などが33の業者が出店。産業まつりの最優秀を決めるY−1グランプリは今回、事前審査・発表となったため、受賞したブースに人気が集まった。

 会場内にはすでに製造販売されている商品のほか、開発途中の商品も。八重山商工高校の美島商娘は、ジンジャーシロップの商品開発を進めており、試作品を試飲してもらった。アンケートを実施していた上里莉帆さん(2年)、石垣有紀さん(同)、仲盛菜々美さん(同)は「11月までには完成させたい」と意気込んだ。

 竹富町と与那国町のブースには10業者(団体含む)が出展。初めて参加した杉本和彦さん(西表島いやしろ)はインド産鉱石と島の素材でつくったジュエリーを並べ、「こういうところで販売する機会がないので、PRしたい」と話した。

 会場内にはイベント広場が設けられており、ステージではクイズ大会、舞踊、ライブなどもあった。

生存者の証言切々と

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 ▽…対馬丸の生存者の証言を記録したドキュメンタリー映画の上映終了後、市立図書館の吉見武浩館長は自身の母親が対馬丸に乗る予定だったが、乗らずに済んだことを来場者に明かし、「歴史の過ちを二度と繰り返してはならない」と切に訴えた。何の罪もない人たちが犠牲になる戦争はあってはならない。真の平和を願う切実な思いを述べた。

 ▽…改選後初の石垣市議会9月定例会には、新人議員の“勇姿”を見ようと数人の支持者が傍聴に訪れた。最初の議事日程に議長選が上ると、議員は休憩して調整を開始した。副議長選を含めると、休憩時間は約1時間40分に及び、傍聴者は何がなんだか分からない様子。「待ちくたびれた」と帰ってしまう人も。

 ▽…改選後の初議会で正副議長や各常任委員の選任などの人事作業が決まった竹富町議会。町は九つの有人離島で構成されているため午前中の招集は難しく、慣例的に議会初日は午後から始まる、このため、初議会で人事を決めて議案上程までを1日で終えるのは異例とも言える。事前に事務局が「初議会前の当選議員協議会」を開催した成果が出ているようだ。

中国に「歩きスマホ」専用歩道ができた、…

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 中国に「歩きスマホ」専用歩道ができた、という話に驚いた。危険で、日本だとまず実現できない▼ところが石垣市内の高校生はもっと危ぶない。自転車に乗り、イヤホンで音楽を聞きながら片手でスマホを操作し、通学する光景を毎日のように見かける。なかには注意すると大人の目でにらみ返す子もいる▼スマホやタブレットが普及し、多くの人々の生活が変わったよう。レストランなどで、互いにスマホを操作している会話なしのカップル、子守代わりにタブレットをさわらせ「素質がある」と勘違いしているような親子も見かける▼何かヘンだ。道具に社会全体が振り回されている。スマホは確かに便利だが、それだけ夢中になり大騒ぎするほどのモノとは思えない。しかし「スマホ依存症」は、年々深刻化、仕事に行けなくなるほどのめり込んでいる若者もいる▼教育現場でもいち早くタブレットを導入、活用方法を研究する学校が増えている。友だちをつくって漢字を覚え、遊びを通してコミュニケーションを深めていく重要な時期だ▼スマホやタブレットを世界中に広めた米アップル社の前会長は、子どもの教育にハイテク機器をまったく与えなかったという。ローテクでの人格形成を重視していたらしい。機械はあくまで人の行いをサポートするためだけのものである。(黒島安隆)

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