西日本豪雨で被災した人々を石垣島から支援する音楽イベント「西日本豪雨災害支援チャリティーバザー&4Mコンサート」(同実行委員会主催)が1日夕、真栄里公園で行われ、石垣市出身アーティストのBEGINや地元学生らが出演して被災地にエールを送り、会場には2500人(主催者発表)が訪れた。
オープニングにはBEGINの3人が登場。市内のフラダンスサークルとエイサー団体が「お嫁においで」、「ウルマメロディー」の曲に合わせてステージを彩った。
また、地元の小学生から高校生までの子どもたちも出演。「BEGINマルシャショーラセッション」では市出身アーティストが次々に参加して会場を盛り上げた。場内にはチャリティーバザーやフリーマーケットも出店。会場では募金活動も行われた。
岡山県倉敷市真備町出身で実家が豪雨被害で解体され、両親と兄が今も避難所で生活するなか、イベント開催のきっかけとなった石井大輔さん(35)=伊原間=は「現地では必要な物資は間に合っているが、心のよりどころになる場所がないので支援してほしい。多くの人々が来てくれて感謝しかない」と話した。
BEGINの比嘉栄昇さんは「島には被災地出身の人々も多く住んでいるが、今日は祭りの気分で音楽を楽しんでほしい」とエールを送った。
発起人の田村博孝さん(49)は「お金を送るのではなく、被災地が何を必要としているのか情報収集して届けたい。このイベントで被災地に市民の力を届けたい」と振り返った。