20日から11日間、石垣市の姉妹都市、ハワイ州カウアイ郡に派遣される白保中学校3年の髙橋満月さん(14)、大浜中学校3年の藤原倫さん(同)、山内琉大(りゅうた)君(同)の3人が14日午後、石垣市役所で行われた出発報告会で「石垣の魅力を伝え、カウアイの人たちと交流し、文化を学んできたい」などと抱負を語った。
3人は5月末に開かれた本年度の市長杯中学生英語スピーチコンテストの入賞者。派遣先ではホームステイをしながら、カウアイ高校やカパア高校で交流するほか、真珠湾などを視察して平和学習を行う計画。
髙橋さんは「文化や自然など石垣島の魅力を伝え、カウアイ郡の文化や暮らしなどもたくさん学んできたい」、山内君は「島に住んでいると海外など広い世界に目を向けることは少ない。このチャンスを生かして、環境の違う人たちと交流し、自分の視野や価値観を広げられれば」と意欲。
藤原さんは英語で「日常生活がすべて英語という環境の中で、自分の英語力を試し、高め、しっかりと自分のものにしてきたい。雑誌やテレビでは見られないカウアイの魅力を発見し、石垣の魅力も伝えてきたい」と目標を語り、中山義隆市長らを驚かせた。
中山市長は「これまで自分で学んできたことを実際に現地で試してもらいたい。石垣市とカウアイの懸け橋になり、両方にとってプラスになるように頑張ってきてほしい」と激励した。
派遣事業は2004年に始まり、ことしで15年目。これまでに45人が派遣された。