「第68回社会を明るくする運動」の出発式が1日午前、石垣地方合同庁舎で開かれた。7月は運動の強化月間にあたり、八重山保護区保護司会(久場良淳会長)を主体に更生保護女性会、保護区協力雇用主会などが、犯罪や非行のない地域社会を目指して啓発活動を行っていく。
出発式で久場会長は「運動の推進で安心安全な地域社会をつくりたい」とあいさつした。
保護観察官の長岡通夫氏は、昨年の八重山管内保護観察中の事案が10年前に比べ4分の1に減少しているとしていると紹介。関係機関と連携して取り組む重点項目として▽出所後の就労や住居、福祉サービスの確保▽薬物依存から脱却させるための環境整備▽非行少年に学びの場の提供―を掲げた。
女性会の上門孝子会長、雇用主会の田本厚事務局長もあいさつ。防犯会の車両で市内をパレードした。
午後からは、市内スーパーやホームセンターでパンフレットなどを配布。非行や罪を犯した人たちが立ち直るための社会づくりに協力を呼び掛けた。
期間中は、同運動の石垣市大会、作文コンテスト、一斉夜間街頭指導、グラウンドゴルフ大会を実施する。