こんな競技もあるんだと目を見張らされるオリンピック、パラリンピック。2020年の東京では、野球、空手などが正式種目に採用される▼日本人の感覚では野球は高校生の春夏甲子園大会、セ・パのプロ野球、アメリカのメジャーリーグ人気などから世界的なスポーツだと思いがちだが中国から西のアジア、中近東、ロシア、ヨーロッパ、アフリカの国々では、なじみがないんだとさ。ことに今ロシアで盛り上がっているサッカーとは雲泥の差▼そこで、近い将来のオリンピック種目のひとつに、趣味の世界ながら空で造形を競い軽運動にもなる凧あげはどうかと夢見ている。かつてのオリンピックには凧あげの記録も▼凧は各国にあり、東・南・西アジア、インド、中近東、日本の田原では糸切り合戦も。墓で大凧をあげるグアテマラや凧で魚釣りをするインドネシアなど話題も豊富▼競技は個人や団体で造形、大小、上昇角度、滞空時間、操作を競わせる。種目が無理なら開会式アトラクションに▼本日、石垣で開催される国内の凧名人による凧あげ交流は、さしずめ日本の有力選手選考会の面持ち。この夢は国際観光の振興にもつながる。風に恵まれる石垣市を世界の凧愛好家に知ってもらうためには海に臨む広い原っぱ整備が肝要。電線の地中化も必須。(仲間清隆)
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