JAおきなわ八重山地区営農振興センター園芸協議会(兼浜秀雄会長、6部会157人)は8日午後、大浜公民館で総会を開いた。2017年度の取り扱い実績は野菜類で255㌧、1億6134万円、花き類で8万4459本、417万、総販売額は1億6552万円で、2億8250万円の販売計画に対し59%の達成率だった。オクラ、カボチャ、西表島カボチャ、ゴーヤ、インゲン、花きのすべての品目で、販売量と販売額が前年を下回った。
報告によると昨年度は、10月の台風接近や11月の長雨の影響でほ場準備が遅れ、作付けや生育に遅れが生じた。年明け後は寒波や寒暖差の影響、日照不足もあり開花や着果不良が目立ち出荷量が減少した。
主力のオクラは、天候に恵まれたものの、生育が早すぎて収穫作業の遅れが目立った。また価格低迷で切り戻しが早まり、販売額は前年比32%減となった。
兼浜会長は「昨年は天候の影響を受け、計画を下回った。今期に期待したい。八重山の野菜は東京でも通用する。もう一歩前進してブランド化を図りたい。良い物を市場に出してゆとりある生活を目指そう」と呼び掛けた。
総会では、昨年度の活動報告と決算、本年度の事業計画と予算を承認。事業計画では野菜類396㌧、2億3050万円、花き類12万本、540万円の販売目標を設定した。
優良農家と功労農家は次の各氏。
▽優良農家=土橋玄(オクラ)、伊保正明(カボチャ)、豊里笑子(ゴーヤ)、米盛八重(インゲン)、山城保順(西表カボチャ)、宮城順一、照屋朝春(花き)
▽功労農家=東政廣(オクラ)、松村剛(カボチャ)、平良光夫(ゴーヤ)、山城吉輝(西表カボチャ)