県内のアメリカンスクールなどに通う女子児童生徒で構成する「シーサーバレークラブ」=沖縄市=のメンバー33人が29日、八島小学校で市内小中学校のバレーボール部員約100人と交流した。
同クラブは国際交流に力を入れており、県内各地に遠征し、バレーボールで親睦を深めている。八島マリンズの上地みか監督の知人が同クラブにおり、交流が実現した。八重山を訪れるのは初めて。
この日は午前中に小学校、午後に中学校部員が同クラブと対戦。1セットゲームの総当たり戦を行った。
同クラブは小学生2人、中学生14人、高校生8人で中学生がメイン。長身を生かしたプレーで試合を展開した。終了後は各チームにお菓子をプレゼントする温かい心配りも。
白保中学校キャプテンの上村眞紀子さん(14)は「(プレゼントは)とてもうれしかった。スポーツを通して英語や異文化に触れることができ、お互い楽しんで試合ができた。とてもいい経験になった」と笑顔。
八島マリンズで最も身長の高い與那覇夏歩さん(12)は「ブロックが高くて驚いた。高校生が交じっているチームは動きが良かった」と感想を語った。
上地監督は「これまで島外遠征をした時に助けられたことが多々あり、恩返しの思いも含めて受け入れた。子どもたちの感想を聞き、受け入れて良かったとつくづく感じた」と目を細めた。