第54回石垣島まつり2018は11月3、4日、新栄公園を主会場に開催されることが正式に決まった。市民大パレードの区間は、新川小学校正門前から石垣島ホテルククル付近まで。当初は昨年同様、市役所までとなっていたが、より多くの観光客にも楽しんでもらおうと730交差点手前まで延伸する。市役所で25日開催された役員会(会長・中山義隆市長)が承認した。事務局の市商工振興課によると、昨年に続き、産業まつりと同時開催の方向で調整を進めていく考え。
実績報告によると、昨年の第53回は市制施行70周年記念事業として行われ、2日間で延べ3万8000人が来場。舞台に約300人、市民大パレードに約2000人が参加した。
新栄公園内の障がい者用トイレが不具合で使用できないことが事前に確認できておらず、利用者は市民会館のトイレ使用を余儀なくされたため、会場内の車いす専用席からトイレに向かう動線も含め対応を検討する。
また、パレードでは進行の途中で列が切れたり、詰まったりすることが毎年の課題となっており、出演団体への行進速度の周知、各団体担当の職員間の連携を強化する。人気投票についても、行進していない団体に票が入るケースが見受けられたため、実施方法などを調整する。
第53回の決算は収入支出それぞれ1319万円だった。
事務局は6月中に第1回実行委員会を開き、まつり内容や予算など詳細を詰めていく。
役員会の冒頭、中山市長は「昨年は市制施行70周年の節目を記念するまつりだったが、ことしは新たな1歩となる。いいまつりが開催できるようお願いしたい」と協力を求めた。