健康的でバランスの取れた肉体美を競う「ベストボディ・ジャパン2018那覇大会」(ベストボディ・ジャパン協会主催)が22日、宜野湾市民会館大ホールで開催され、フレッシャーズクラス(18~29歳)で、石垣市登野城の新里翼(28)が優勝を飾った。16年の第1回大会優勝の外間博也(28)=市登野城出身=に続き2代目の覇者となった。
新里はトレーニングジム「ビルパニ」を経営。大会前3カ月間を調整期間に設定し、営業後のトレーニングや食事を管理。「量ではなく質を変える。いかに無理なく生活習慣を改善していくか」と、禁欲的ではない方法で8㌔の減量に成功した。
大会では、筋肉のバランスの良さが評価され、文句なしの満点(300点)。同クラス日本代表の戸沢ジェロームカール=埼玉県=ら有力候補を抑えて栄冠を勝ち取り、11月の日本大会の出場権を得た。
新里は「周りに競技者や指導者が誰もいない孤独な挑戦で、気遣ってくれた同級生の外間の存在がモチベーションだった。ジムの会員や家族にも支えられた」と感謝する。
市のスポーツ推進委員として健康づくりの講演活動なども行っており、「地域の医療費削減や生活習慣病の改善に取り組み、健康づくりと元気を石垣市の文化にしたい」と意欲を語った。