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新港地区の貨物倉庫整備へ 市議会最終本会議

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工事請負契約案件に対する質疑で、休憩中に答弁を調整する執行部=27日正午すぎ、本会議場

 石垣市議会(伊良皆高信議長)は27日、3月定例会最終本会議を開き、2014年度一般会計予算など25議案を可決した。新港地区に貨物倉庫を整備する工事請負契約案件と、一般会計予算案を除き全会一致。新港地区に「南ぬ浜町」(ぱいぬはまちょう)の名称を設定する議案も通った。議員提出議案は、県立八重山病院に口腔(こうくう)外科の開設を求める要請決議、河川や海岸に堆積した赤土などの環境調査事業を求める要請決議の2件が可決された。

 一般会計予算は230億1951万円(前年度当初比0・5%増)。航空写真などのデータを集める尖閣諸島環境調査事業について石垣三雄氏が「日中間が対立する中、航空機を飛ばすのは危険。一触即発の事態を招きかねない」として反対した。

 工事請負契約案件は、新港地区に上屋を建設するもので、契約先は丸尾建設㈱(知念敏治代表取締役)。契約額は3億6197万円。与党の賛成多数で可決された。

 これについては野党側が「建設土木委員会で審議させるべきだ。なぜこの時期なのか不信だ。なぜJV(共同企業体)にしないのか、手持ち工事をなくすためではないか」と批判、漢那政弘副市長は「設計業務は想定外の日数を要したが、年度内に発注したい。時期をずらしたことは毛頭ない」と答弁した。

 「南ぬ浜町」の議案の採決では砥板芳行氏が退席した。審議結果について建設土木委員会(仲嶺忠師委員長)は「読みにくい字を設定すると混乱をきたす可能性があるのではないかとの慎重な意見もあった」と報告。選定手続きについても「漁業者や地域の公民館など新港地区にゆかりのある方々が構成メンバーに選任されておらず、公聴会が開かれていない」と改善を求めた。

 口腔外科の開設要請決議は仲嶺氏、環境調査事業要請決議は箕底用一氏が提案した。

 このほか人権擁護委員の候補者として比屋定京子氏(66)の推薦を承認した。比屋定氏は再任となる。


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