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星空保護区認定を報告

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IDAからデータで送られた星空保護区の認定証を手に笑顔を見せる中山義隆市長(左)と西大舛髙旬竹富町長=3日午後、市役所庁議室

 国際ダークスカイ協会(IDA、米国アリゾナ州)が3月30日(現地時間)に石垣島北部と竹富町の西表石垣国立公園内を「ダークスカイ・パーク」として、日本で初めて星空保護区に認定したことを受け、申請者の石垣市(中山義隆市長)と竹富町(西大舛髙旬町長)は3日午後、市役所庁議室で共同の認定報告を行い、世界基準の夜空の暗さと星空を保護する考えを表明した。

 認定で市は住民に暗い夜空の維持と保護に取り組むため、パーク内の石垣島北部地域の住民意見を集めて光害を抑える「星空保全条例」の策定を計画。住民の保全意識を高め、防犯灯や宿泊施設などの民間照明を抑制する方針。

 町は光害のない良質な夜空を演出するため、星空観測タワーがある波照間島から先行して一定時間のライトダウンを実施する考えを示した。

 一方、町内の683基(申請時)すべての外灯がIDA認定基準を満たしていないことから今回の認定は暫定認定となった。町は2023年度までに全基改修を行う計画のほか、両市町は3年以内に基準を満たして本認定を目指す。

 中山義隆市長は「世界基準の星空として星空資源の価値向上につなげ、国際観光都市として住民と観光客が一体になった保全に取り組む」と意気込んだ。

 西大舛町長は「星空を各産業とも結びつけたい。波照間島からライトダウンを徹底して星空を眺められるようにする」と述べた。

 市と町には後日、IDAから認定証と盾が送られる。


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