石垣市名蔵の就労継続支援A型事業所「結の里」(野口渉代表、利用者7人)の利用者らが、高さ約4㍍、幅3・5㍍、重さ約5㌧の巨大シーサーを商品として製作している。野口代表は「新しい産業として盛り上げていきたい」と展望を語った。
巨大シーサーは背中に入り口があり、海や空の絵が施された内側に入る事ができる。また腹部に三つある穴から顔を出して記念撮影を楽しめる。材質はコンクリートで、製作期間は約2カ月。設計やデザインは野口さんが行った。
野口さんの妻・美奈子さんは「利用者も楽しみながら就労できるし、それぞれの特性を生かせる。A型施設でこういうものが作れる、というアピールになれば」と語った。
同事業所は「今後はシーサーだけでなく、いろいろな立体を製作していきたい」と意欲を燃やしている。問い合わせは同事業所(82-8020)まで。