「持続性の高い農業生産方式の導入に関する計画」を認められた「エコファーマー」の2017年度第2回認定式が27日午後、八重山農林水産振興センターで行われ、JAおきなわ八重山地区営農振興センターマンゴー生産部会の全会員など15戸の農家が県から認定を受けた。
同認定制度は、「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律」に基づき、県が農家の計画を認定し支援する制度。
農家は▽有機資材による土づくり▽化学肥料の窒素成分3割程度低減▽化学合成農薬の3割程度低減—など、環境にやさしい生産方式を組み合わせた5カ年計画を策定。生産した農産物に認定シールをつけて販売することで、信用性をPRすることができる。
同部会のうち、㈱川平観光農園(池村多喜美代表取締役)はマンゴー、シークヮーサー、サトウキビの3品目で、友利和博さんはマンゴーとパインアップルの2品目の計画で認定を受けた。小村義信さん、智子さん夫婦は再認定を受けた。
認定式では竹ノ内昭一所長が、出席した8人に認定証を手渡し、「エコファーマーの申請は、強い決意を持って自ら難しい道を選ぶということ。八重山の農業のけん引役として引き続き頑張ってほしい」と激励した。
同部会の仲本長照部会長は「認定を受けこれからがスタート。安心安全で品質にばらつきのないマンゴーを一致団結して生産し、全国へ八重山のマンゴーをアピールしていきたい」と意気込んだ。
県内では526人、八重山郡内では23人がエコファーマーの認定を受けている。